ベストテン

恐ろしい地球外生命体映画ベスト22‐宇宙人とのコンタクトは危険だ

はじめに

宇宙は広い、人間よりはるかに優れた地球外生命体がいてもおかしくない。それらの生命体はトンネル効果による超高速、ワームホール間の移動、異次元空間移動、タイムワープなど・・・・色々な方法で地球に来ているかもしれない。彼らは自分の生命を懸けて地球に来るのだから、目的は地球侵略しか考えられない。


スティーヴン・ホーキング博士が「宇宙人による地球侵略の脅威」を真面目に論じている。彼は「地球外生命体とコンタクトを取るべきではない」そして「宇宙人をまず見つけることが最優先だ」と述べている。(2018年3月14日76才で亡くなっている。ご冥福をお祈りします。)

コロンブスがアメリカ大陸を発見したのと同様な悲劇が待っている。ホーキング博士のような天才物理学者が警鐘を鳴らしているのには何か理由があるはずだ・・・。

私たちは「宇宙人は文明が発達しているからキリストのような聖人だ」と思い込んでいる。でも現代文明がこれだけ発展しているにも関わらず、戦争ばかりしている自分達のことを考えると宇宙人=侵略者と考えた方が理にかなっている。

残念なことに1972年・1973年に打ち上げられたパイオニア探査機には、地球の位置や人体図が描かれた金属板を積んでいる。「我々はここにいるから早く征服してくれ」と言っているようなものだ。

2019年4月26日の日本経済新聞11面に「UFO目撃報告への指針 米海軍、記録し調査」と驚くような記事が載っていた。近年パイロットからUFOの目撃が相次いでいる。しかも、米領空侵入したものも多い。これを記録、分析、報告する指針を部隊に通達した・・・となっている。

2021年にはUFOに関連する米国の調査内容が公開されるとの情報がある。果たして宇宙人は地球に来ているのか?これについては「映画に見るフェルミのパラドックスとは:宇宙人は本当にいるのか、何故姿を現さないのか」を参照してほしい。

それにしても、ついにその時が来たのか。我々もこれに対処しなければならない。22本の映画を宇宙人対策マニュアル付きで解説しておくので熟読してほしい。(但し、効果は期待薄かもしれない)

【最新情報】

2023年7月5日 の日本経済新聞 夕刊の記事で「米当局、UFO隠蔽」元偵察局関係者が告発 と題する記事が載っていたびっくりした。この記事によると・・・地球に墜落してきたUFOとパイロットの遺体の情報を長年にわたって隠蔽してきたと述べている。

この記事が真実だとすると、宇宙人はいて、地球に来ていることになる。まさにXファイルと同じだ。僕もあと残り少ない人生だ。死ぬまでにUFOと宇宙人の遺体を見てみたい・・・。お願いします「米政府様」。

なお、「寝る前の5分で読むチョイ怖ミステリー」を始めました。よろしかったらのぞいてみてね。小説の中に「実話」がちりばめられている。あなたも、これらの事件に遭遇するかもしれない。

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第22位 宇宙人王(ワン)さんとの遭遇

2012年公開のイタリア製作 宇宙人侵略SF映画
監督・脚本 アントニオ・マネッティ、マルコ・マネッティ
出演 ●フランチェスカ・クティカ
●エンニオ・ファンタスティキーニ
●ジュリエット・エセイ・ジョセフ

映画『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』予告編

おもっきりB級映画だ、でも何故か惹きつけられる。タコのようなイカのような宇宙人が出て来る。宇宙人は労力をかけて地球に来る、友達になろうなんて考えない方がいい、地球を侵略しに来るのだ。

2時間で2,000ユーロという破格の通訳料を提示されて、中国語の通訳ガイヤ(フランチェスカ・クティカ)は目隠しされ、政府機関の秘密基地と思われる施設に連れてゆかれる。

彼女はそこで政府機関の男キュルティ(エンニオ・ファンタスティキーニ)がワン(声:リ・ヤング)に激しい拷問を加えながら尋問しているのを見てしまう。そのワンとは彼らの話では宇宙生命体とのことであった。

ガイヤは宇宙人の姿を見て驚いて逃げようとする。しかしキュルティは「彼は地球を侵略しようとしている」と取調室から出してもらえない。仕方なく、怯えながら彼女は通訳してゆく。

ワンは不思議なことに中国語(地球上で最も多くの人が使っている言葉だから覚えたらしい)を話す、ガイヤの役目はそれの通訳をすることだった。しかし彼女は大人しそうで礼儀正しく、少し愛嬌のある宇宙人に同情してしまう。

ワンに電気ショックを与え、彼は悲鳴を上げる。ガイヤはもう耐えられない。そのうちに異変が起こり建物が大きく揺れる。職員たちはいっせいに避難しようとする。果たしてワンは侵略者なのか・・・?

ウォール・ストリート・ジャーナルは「この映画は欧米の中国に対する不安と不信感を象徴している」と感想を述べている。あなたならどう見るか。

イカ・タコ系の宇宙人に対しては「タコ焼きにしてしまうぞ」と大声で叫んでみよう。効果がなければ逃げるしかない。

第21位 光の旅人 K-PAX

2002年日本公開のアメリカ製作SFファンタジー映画
監督 イアン・ソフトリー(光の旅人 K-PAX)
出演 ●ケヴィン・スペイシー(ユージュアル・サスペクツ、セブン、光の旅人 K-PAX、シッピング・ニュース)
●ジェフ・ブリッジス(クレイジー・ハート、トロン:レガシー、トゥルー・グリット、ギヴァー記憶を注ぐ者リトルプリンス 星の王子様
●メアリー・マコーマック(光の旅人 K-PAX、1408号室)
●アルフレ・ウッダード(3人のゴースト、ザ・コア)

K-PAX Official Trailer #1 – Jeff Bridges Movie (2001) HD

実はこの映画には宇宙人は出て来ない、もし宇宙人とのコンタクトがあるとすれば、こんな方法が最も現実性が高いと思う。

プロート(ケヴィン・スペイシー)と言う男がニューヨークで保護される。彼は「私はK-PAXという惑星から来た宇宙人」だと言う。ところがどこから見ても地球人だ。彼はマンハッタンの精神病院に入院させられてしまう。

精神科医のマーク(ジェフ・ブリッジス)は彼の病気を治そうと投薬やセラピーなど出来るだけの処置をするが彼は自分を地球人だと認めない。

プロートは1,000光年も離れたK-PAXについて、あまりにも詳細でまるでそこに住んでいたかのような話をする。K-PAXでは家族や両親という概念はなく、子供は皆で育てることになっている。

政府や法律も無く、犯罪者だっていない、それにみんな菜食主義で平和に暮らしている。地球は彼らから比較すると「後進星」であり、宇宙では笑いものにされているとのことだった。

マークは友人の天文学者に宇宙についての難問を作ってもらい、プロートにそれを解かせる。驚いたことに全問正解する、さらに専門家でも知り得ない宇宙についての神秘をも論じる。天文学者も是非会って話を聞きたいと言い出す始末だ。こと座近くにあるK-PAXの軌道まで正確に書くことが出来るとなれば彼は、もう宇宙人としか説明がつかない。

彼は光の何倍もの速さで地球に来たと言い、7月29日に自分の星に帰らなくてはならないと話す。その時に誰か一人だけ星に連れてゆくことを約束する。果たして彼の言っていることは真実なのか?

世界には「私は宇宙人だ」と宣言する人がけっこう居る。彼らの内の何名かは、ひっとしたら宇宙人かもしれない。何光年も離れた宇宙からやってくるおびただしい電波、その中には脳を乗っ取るものが含まれているのか?

怪電波対策として、おかしいなと感じたら、台所の金属製の鍋をかぶるかアルミ箔で頭を覆うのも効果的だ。「サイン」を参考にしてほしい。

第20位 スピーシーズ 種の起源

1995年日本公開のアメリカ製作SFホラー映画
監督 ロジャー・ドナルドソン(カクテル、スピーシーズ 種の起源)
出演 ●ナターシャ・ヘンストリッジ
●ベン・キングズレー(名探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険、ガンジー、シンドラーのリスト、エクソダス:神と王、ザ・ウォーク)
●マイケル・マドセン
●アルフレッド・モリーナ
●フォレスト・ウィテカー(プラトーン、大統領の執事の涙、ケープタウン、96時間/レクイエム、ローグ・ワンメッセージ

Species Official Trailer #1 – Michael Madsen Movie (1995) HD

この映画はスティーヴン・ホーキング博士が「地球外生命体とコンタクトを取るべきではない」との警鐘を無視して、宇宙に向け信号を送ってしまった悲劇が描かれる。

もし、宇宙人が地球を侵略しようと考えると、こんな方法が考えられる。約20年前に宇宙に向けて発進したシグナルに返信が来る。この信号を分析すると①無限エネルギーを確保できるメタン触媒の構造式②人類のDNAと結合させることの出来る未知のDNA の二つだ。

研究所の所長ザビエ(ベン・キングズレー)は人間の遺伝子と未知の遺伝子を結合させて新たな生命体を誕生させようとする。この新種の生命体は3週間で少女へと変身し「シル」と名付けられる。

その後驚異的なスピードで成長を続ける「シル」(ナターシャ・ヘンストリッジ)に恐れをなしたザビエは生命体を殺してしまう指示を出す。ところが彼女は強固な保育室を破壊して外部に逃走する。

もし、彼女が地球で繁殖してしまったら、地球が乗っ取られる危険性がある。ザビエ所長は人類学者アーデン(アルフレッド・モリーナ)、分子生物学者ローラ(マージ・ヘルゲンバーガー)、霊能力者ダン(フォレスト・ウィテカー)、殺し屋プレス(マイケル・マドセン)を招集し「シル」の後を追う。

外見は美しい女性の「シル」だが、内面は恐ろしいエイリアンだ。エイリアンのデザインはH・R・ギーガーが手掛けている。我々は美人には気を付けなければいけない・・・。

女性タイプのエイリアンが一番やっかいだ、こんな美人に誘われたらもう心中するしかない。

第19位 アンダー・ザ・スキン 種の捕食

2014年日本公開のイギリス・アメリカ・スイス合作SFスリラー
監督 ジョナサン・グレイザー(記憶の刺、アンダー・ザ・スキン 種の捕食)
出演 ●スカーレット・ヨハンソン(her/世界でひとつの彼女アンダー・ザ・スキンシェフ 三ツ星フードトラック始めましたLUCY/ルーシーゴースト・イン・ザ・シェル

映画『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』予告編

スカーレット・ヨハンソンが主演のエロティックサスペンスだ。第70回ヴェネツィア国際映画に出品された作品で賛否両論を巻き起こした。はっきり言って何が何だかよく分からない映画であまり面白くなかった。でも彼女のフルヌードが見られるので、その点は気休めになる。

冬のスコットランドで、白い車に乗った女(スカーレット・ヨハンソン)が次々と男に声をかける。彼女は独身の男をねらう。そして男を自分の家に招く、彼女の後を追いかける男は黒い液体に飲み込まれ、皮膚を残して溶かされてしまう。

女は人間の皮をかぶった地球外生命体らしい。バイクに乗った男が彼女を操っているのか、男を誘惑しては溶かし養分にしているようだ。

女は森の小屋で眠っているところを森林作業員に襲われる。押し倒され、激しく服を脱がされようとした時、服どころか皮膚まで剥がされてしまう。人間の皮膚の下から出てきたのは真っ黒な生命体であった。

人間に化けている宇宙人がいるかもしれない。くれぐれも美男・美女には気を付けよう。詳しいレビューは「アンダー・ザ・スキン」を見てほしい。

このタイプのエイリアンは火に弱い、灯油をかけて燃やすしかない。

第18位 SF/ボディ・スナッチャー

1979年日本公開のアメリカ製作SFスリラー映画
監督 フィリップ・カウフマン(SF/ボディ・スナッチャー、存在の耐えられない軽さ)
原作 ジャック・フィニイ「盗まれた町」
出演 ●ドナルド・サザーランド(M★A★S★Hマッシュ、1900年、SF/ボディ・スナッチャー、鑑定士と顔のない依頼人
●レナード・ニモイ(スター・トレックシリーズ)
●ジェフ・ゴールドブラム(ザ・フライ、ジュラシック・パーク、インデペンデンス・デイ)

Invasion Of The Body Snatchers (1978) – Trailer

有名なSF小説の「盗まれた町」は4回も映画化されている。この作品は2回目の映画化だ。宇宙人が地球を侵略するとすれば、こんな方法も有り得る。知らないうちに町ごと宇宙人に乗っ取られてしまう。

宇宙から降ってきたアメーバ―状の物体が触手を伸ばすように密かに繁殖する。サンフランシスコの公衆衛生調査官マシュー(ドナルド・サザーランド)は同じ職場のエリザベス(ブルック・アダムス)から相談を受ける。

彼女の恋人ジェフリーが別人のように変わってしまったと言うのだ。知り合いの精神科医デヴィッド(レナード・ニモイ)はそれは幻覚だと言う。

ところがマシューの友人ジャック(ジェフ・ゴールドブラム)の家で不思議なものが見つかる。巨大な繭のような物体の中にジャックと同じ顔をした人形が横たわっていたのだ。そして他の家でも同じような現象が現れる。

町は朝が来るたびに変わって行く、人々の行動がおかしい・・・町が乗っ取られてゆく。マシュー達は町から脱出しようとするのだが。

空から落ちて来る「不明物体」は絶対に触ってはいけない・・・教訓だ。

第17位 ヒドゥン

1988年日本公開のアメリカ製作SFスリラー映画
監督 ジャック・ショルダー(ヒドゥン)
出演 ●マイケル・ヌーリー(フラッシュダンス、ヒドゥン、チョコレートドーナツ
●カイル・マクラクラン(ブルーベルベット、デューン/砂の惑星、ヒドゥン)

ヒドゥン

人間の体を乗っ取り、次から次へと宿主を変える宇宙人だ。動物にもとり付くことが出来る。とり付かれた人間は操られ、死んでしまう。

ロス市警の刑事トム・ベック(マイケル・ヌーリー)は凶悪犯を捕まえる。その凶悪犯を調べてもどこにも悪人らしいところがない、全く平凡な一般人だ。

トムのところにFBI捜査官ロイド・ギャラガー(カイル・マクラクラン)が訪ねてくる。彼はこの事件は、一連の連続した事件だと言う。そして彼の言う通り次の事件が起こる。

新しい犯人と前の犯人には交友関係はない。ただ接点と言えるのは病院の同室にいたことぐらいだ。ロイド捜査官はトム刑事に信じられないことを打ち明ける。凶悪犯は異星人に乗っ取られた人間で、奴は次から次へと人間に乗り移ることが出来ると言う。

この異星人が非常にグロい、巨大なナメクジのような体で人間の口から口へと移動する。果たしてこの宇宙人を退治することが出来るのか、実はロイドも宇宙人なのだ。

こんな不良宇宙人が大統領に乗り移った日には大惨事が起こる。ひっとしたら世界の指導者の中にはこいつが潜んでいるかも知れない、気を付けよう。

こんな宇宙人の防御策としてはマスクが有効かもしれない・・・。

第16位 ライフ

2017年7月日本公開のアメリカ・イギリス合作 SF宇宙生物パニック映画
監督 ダニエル・エスピノーサ(デンジャラス・ラン、チャイルド44森に消えた子供たち、ライフLife)
出演 ●ジェイク・ギレンホール(複製された男ナイトクローラー、ライフLife、エベレスト3D
●レベッカ・ファーガソン(ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ライフLife、ガール・オン・ザ・トレイン
●ライアン・レイノズル(グリーン・ランタン、デンジャラス・ラン黄金のアデーレ 名画の帰還デッドプール、ライフLife、
●真田広之(ラストサムライ、ウルヴァリン:SAMURAI、Mr.ホームズ名探偵最後の事件、ライフLife、サンシャイン2057
●アリヨン・バカレ(ライフLife)
●オルガ・ディホヴィチナヤ(ライフLife)

映画『ライフ』予告編

宇宙の微生物も非常に危険だ。これを顕微鏡下の「ゾウリムシ」だとバカにして培養してしまうと大変なことになる。宇宙からたとえ微生物であっても持ち帰ってはいけない。

この映画はスペースホラーだがあんまり怖くなかった。「エイリアン」のように逃げ場のない閉鎖空間の恐怖を現代版に置き換えたドラマだ。

火星探査機が持ち帰った土から微生物が発見される。これを国際ステーション(ISS)の中で培養すると薄っぺらなヒトデ状の生命体になる。

地球上ではこの生命体に「カルビン」と名前を付け、大人気だ。ところがこの「カルビン」はもの凄く敏捷でISSの乗組員を襲う。

そして人間やエネルギーを吸収することによって少しずつ大きくなる。乗組員は「カルビン」を駆除しようとするが宇宙空間でも活動出来るこの生命体を捕捉することは困難を極める。

「カルビン」は知性を持ち始めタコのような形態になって行く。そして膨大なエネルギーを求め地球に到達してしまったら人類が危うい。

デビッド(ジェイク・ギレンホール)は自分を犠牲にして救命艇に「カルビン」を誘い込み、宇宙空間に向け発射することを考える。果たして彼の思惑は上手くゆくのか・・・。詳しいレビューは「ライフLife」を見てほしい。

宇宙からの微生物は培養してはならない。地球上では巨大化する危険性がある。

第15位 スターシップ・トゥルーパーズ

1998年日本公開のアメリカ製作SF宇宙戦争映画
監督 ポール・バーホーベン(ロボコップ、トータル・リコール、氷の微笑、スターシップ・トゥルーパーズ)
原作 ロバート・A・ハイライン「宇宙の戦士」
出演 ●キャスパー・ヴァン・ディーン(スターシップ・トゥルーパーズ)
●マイケル・アイアンサイド(スキャナーズ、トータル・リコール、トップガン、スターシップ・トゥルーパーズ)
●デニス・リチャーズ(スターシップ・トゥルーパーズ、007ワールド・イズ・ノット・イナフ)

スターシップ・トゥルーパーズ 戦闘シーン

外骨格を持った昆虫タイプの宇宙人も想定しておかなくてはいけない。「エイリアン」もこの一種だ。一般的には昆虫は外骨格が重く、人間のように肺を持っていないので地球上では大きくなれない。

しかし、重力の低い星とか、肺を備えたりしたら巨大化する可能性がある。昆虫は人間より古く3億年前から生きているから繁殖力・生命力は人類とは比較にならないほど高い。もし、昆虫人間が宇宙から攻めてきたら僕らは征服されてしまう。

この映画は人類が銀河を植民地化した未来が舞台となっている。そして人類は勢力をさらに拡大しようとしたところ昆虫型宇宙生物と遭遇し戦争状態になる。

彼らは地上を駆け抜けたり、空を飛んだり、地下から突然現れたりと何処からでも攻めてくる。若い兵士リコ(キャスパー・ヴァン・ディーン)は失敗を経験しながら優れた戦士に成長してゆくドラマだ。

ゴキブリ、アリ、ハチなどを馬鹿にしてはいけない、彼らは人類が滅亡しても生き残って行く進化した生物なのだ。

この外骨格 昆虫型エイリアンにはひっとしたら殺虫剤が効くかもしれない。

第14位 宇宙人ポール

2011年日本公開のイギリス・アメリカ合作の宇宙人SFコメディ
監督 グレッグ・モットーラ(宇宙人ポール)
出演 ●サイモン・ペッグ(スター・トレックシリーズ、ミッション:インポッシブルシリーズ)
●ニック・フロスト(宇宙人ポール)
●セス・ローゲン(宇宙人ポール)

映画『宇宙人ポール』日本版予告編

この映画はスピルバーグ監督の「未知との遭遇」「E.T.」のパロディだ。あの有名なネバダ州エリア51には60年以上前に宇宙から落下してきたUFOと宇宙人(生死は不明)が保管されていると言われている。

宇宙人ポール(声:セス・ローゲン)はエリア51に囚われの身になっていたが逃げ出す。偶然通りかかったグレアム(サイモン・ペッグ)とクライヴ(ニック・フロスト)と知り合いになり、一緒に車で旅をする。

ポールは長い間地球にいたため、アメリカ人やアメリカ文化に染まり切っていた。でもやはり故郷に帰りたいと常々思っている。

グレアムとクライヴはポールを宇宙に帰すために奔走する。ここには例のMIB(メン・イン・ブラック)と呼ばれる連中がポールを取り戻しに来る。

ここに出て来るポールは「グレイ型」と呼ばれる一般的な宇宙人だ。これを暗闇で見かけても近づかない方が無難だ、間違っても握手なんてしてはいけない。宇宙船に連れ込まれる危険性が高く、最悪 彼らの実験動物にされてしまう。

 

第13位 アライバル/侵略者

1996年日本公開のSFサスペンス映画
監督 デヴィッド・トゥーヒー(アライバル/侵略者、ピッチブラック、リディック)
出演 ●チャーリー・シーン(メジャーリーグ、アライバル、プラトーン
●テリー・ポロ(アライバル/侵略者)

The Arrival Movie Trailer (1996) Charlie Sheen

地球温暖化は爬虫類型宇宙人を呼び寄せてしまう典型的なドラマだ。電波天文学者のゼイン(チャーリー・シーン)は地球外から特殊な電波が来ているのを発見する。

この情報を上司に報告したところ、無視・解雇されてしまう。彼は諦めきれず家庭用アンテナを使って怪電波を詳しく調べてゆくとメキシコのユカタン半島からも同様な電波が出ているのを発見する。

そこもぐりこむと地下に巨大なプラントがあり、10年後に地球の気温を19℃も上昇させ極地の氷を溶かしてしまう恐ろしい計画を知る。

人間に化けたエイリアンが地球を乗っ取ろうとしていたのだ。ゼインは彼らに立ち向かってゆくのだが・・・。

この映画のように熱いところが好きなエイリアンもいると言う事だ。でも良く考えると10年間も悠長なことをやるよりストレートに地球を攻めた方が早いと思うのだが・・・。

爬虫類型のエイリアンは寒さに弱い、とりあえず極地や高い山に逃げよう。

第12位 シグナル

2015年日本公開のアメリカSFサスペンス映画
監督 ウィリアム・ユーバンク(地球、最後の男)
出演 ●ブレントン・スウェイツ(ギヴァー記憶を注ぐ者
●ローレンス・フィッシュバーン((キング・アーサー、007カジノ・ロワイヤル、ハンニバルドクター・ストレンジローグ・ワン

シグナル(日本語吹替版)

宇宙人とて地球に来るのは容易なことでは無い。気の遠くなるような長い時間がかかるからだ。その間に自分自身の体は年老いて変化して来たり、食糧の問題もある。

だからこの映画のようにロボットを地球侵略に使うか、或いは自分の体を機械にしてしまえば問題は解決する。当然のことながら機械の体を持った宇宙人にも我々は注意しなければならない。

ノーマッド(ローレンス・フィッシュバーン)と言うハッカーを追跡するニック(ブレントン・スウェイツ)とジョナ(ボー・ナップ)、ヘイリー(オリヴィア・クック)は地球外生命体と接触したとの理由で隔離されてしまう。

彼らは気が付くと、ニックには機械の足が取り付けられ、ジョナは機械の腕、ヘイリーも背中に何かの機器が埋め込まれていた。三人は施設から脱走しようと試みる。

ニックはここで機械の足の凄さを体感することになる。この足を使って走ればトラックなど簡単に追い越せる。またジョナの腕も凄い、コンクリートなど簡単に砕くことが出来る。

彼らは自分の意に反し改造されていたのだ、誰が何のために・・・。詳しいレビューは「シグナル」をご参考に。

機械タイプの宇宙人は池や川に突き落とそう、たぶん重くて這い上がれないと思う。

 

第11位 プロフェシー

2002年日本公開のアメリカ製作ミステリー・サスペンス映画
監督 マーク・ペリントン(プロフェシー)
原作 ジョン・A・キール「モスマンの黙示」
出演 ●リチャード・ギア(アメリカン・ジゴロ、愛と青春の旅立ち、プリティ・ウーマン、シカゴ、HACHI約束の犬)
●ローラ・リニー(Mr.ホームズ名探偵最後の事件、真実の行方、エミリー・ローズハドソン川の奇跡

Mothman Prophecies Trailer

1966年ごろアメリカ合衆国ウェストバージニア州ポイント・プレザンス一帯に「モスマン」が多くの人によって目撃されている⇒事実。車で時速160Kmで逃走しても追い付いてきたと言う。

フライング・ヒューマノイドとも似ているらしい。この地域ではUFOも多く出没することから、一説には宇宙人のペットもしくは実験動物ではないかと言われている。

この目撃騒動と時を同じくしてシルバーブリッジの崩落事故が起き46人もの人々が亡くなっている。我々は宇宙人にばかり気を取られているが、返って宇宙人のペットを見つけた方が、宇宙人発見の早道かもしれない。

ワシントン・ポスト紙の新聞記者ジョン(リチャード・ギア)の妻メアリー(デブラ・メッシング)は自動車事故で亡くなってしまう。彼女は亡くなる前に「不気味な絵」と「大きな鳥を見た」との言葉を残す。

2年後ジョンは見知らぬ街で迷子になる。その町で彼は妻の死と関係がある手がかりをつかむ。そしてそれらの出来事に深入りしてゆく・・・・。

「モスマン」は人間に何かを教えようとして現れたのか、それとも鳥やフクロウの見間違いなのか?フクロウは異星人にによく似ている、暗闇の中では区別はつかないね。

「モスマン」は逃げても、もの凄い速さで追っかけて来る。こいつに見つかったら諦めるしかない。

ミステリー小説「フライング・ヒューマノイド(モスマン)は実在する」多くの目撃者がその存在を確信している

第10位 フォースカインド

2009年日本公開のアメリカ製作宇宙人誘拐ドラマ
監督 オラントゥンデ・オスサンミ(フォースカインド)
出演 ●ミラ・ジョヴォヴィッチ(フィフス・エレメント、ジャンヌ・ダルク、バイオハザードシリーズ

『The 4th Kind (フォース・カインド)』予告編

フォース・カインドとは「第四種接近遭遇」のことなんだ。
●つまりUFOを見ることを「第一種接近遭遇」。
●UFOの痕跡(ミステリーサークルや宇宙船の着陸跡など)を見つけることを「第二種接近遭遇」。
●宇宙人に遭遇することを「第三種接近遭遇」と言う。
●そして宇宙人に拉致されることを「第四種接近遭遇」と言う。

宇宙人に拉致された人がアラスカ州ノームにいる。この映画は彼らの証言をもとに作られているとのことだ。実際にここでは多くの行方不明者が発生している。

宇宙人は何を目的に人間をさらうのであろうか。良く考えてみると
●人間をよく調べる為。
●人間の心の奥底に入り込んで人間をコントロールするため。
●人類のDNAと宇宙人とのそれを融合させ宇宙人の混血を作ること⇒そして少しずつ地球を植民地化してゆく。

などが挙げられる。この映画では心理学者のタイラー博士が不眠症の患者を治療する過程において、患者の多くが「午前3時ごろに目の大きなフクロウの夢を見ている」と答えた。

そして催眠療法において、ある患者はあれは「フクロウ」ではないと断言する。では「フクロウ」のようなものとは何なのか?タイラー博士は「宇宙人による誘拐・拉致」との仮説を立てて検証してゆく。

もし「フクロウ」の夢を見たらタイラー博士に連絡を取るしかない・・・彼女ならよい解決案をアドバイスしてくれるはずだ。

第9位 ダークシティ

1998年日本公開のアメリカ製作SFサスペンス映画
監督 アレックス・プロヤス(ダークシティ、アイ,ロボット、ノウイング、キング・オブ・エジプト)
出演 ●ルーファス・シーウェル(ダークシティ、ツーリスト、ヘラクレス、キング・オブ・エジプト)
●ジェニファー・コネリー(ダークシティ、地球が静止する日)
●キーファー・サザーランド(ダークシティ、スタンド・バイ・ミー、24-TWENTY FOUR-)
●ウィリアム・ハート(蜘蛛女のキス、愛は静けさの中に、ブロードキャスト・ニュース、A.I.、インクレディブル・ハルク)

Dark City Trailer

我々は寝ている間に拉致される危険性がある。そして監禁される場所は地球上なのか或いは別の場所なのか・・・。

宇宙人は人間の生態が知りたいはずだ。動物園のチンパンジーを我々が見るようにじっくり観察し人間の弱点を見つける。もし僕らがフクロウの夢を見ていたらもう手遅れかもしれない。

この映画では地球(一部の人間か?)が宇宙人に既に乗っ取られている。宇宙人たちは人間の姿をしており、ストレンジャーと呼ばれる。彼らは滅びゆく種族で、種族全員が意識を共有しているが心が無い。

人間たちは夜の12時になると強制的に眠らされる。そして夜の間に人間の記憶を変え、街並みも変化させる。ストレンジャー達はそれを観察し、人間の心の中に自分たちの種族を生き長らえさせるヒントをつかもうとする。

この実験に協力しているのが人間のシュレーバー博士(キーファー・サザーランド)だ。彼は密かにジョン(ルーファス・シーウェル)にだけ、これらの真相を知るように仕向ける。

ジョンは殺人者に仕立て上げられている。そして彼を追うのはバムステッド警部(ウィリアム・ハート)だ。しかしバムステッドも自分の記憶がおかしいと薄々勘づいてゆく。

ストレンジャー達は「チューン」と言う一種の超能力を持っている。しかしジョンも何故かこの能力が使える。そして最終的にジョンとストレンジャー達は戦うことになる・・・その結果は如何に?(何回観ても分からない映画だなあ!)

このタイプの宇宙人が一番厄介だ。現在対策を模索中だとしておこう。

第8位 10クローバーフィールド・レーン

2016年6月日本公開のアメリカ製作SFサスペンス映画
監督 ダン・トラクテンバーグ(10クローバーフィールド・レーン
出演 ●メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ファイナル・デッドコースター、遊星からの物体Xファーストコンタクト、10クローバーフィールド・レーン
●ジョン・グッドマン(アルゴ、ミケランジェロ・プロジェクト、キングコング:髑髏島の巨神10クローバーフィールド・レーン
●ジョン・ギャラガー・Jr(10クローバーフィールド・レーン

映画『10 クローバーフィールド・レーン』予告編

もし、宇宙人が地球を襲ってきたらどうするのか?当然、地球上の軍隊は核攻撃をする。そして宇宙人たちは同じような攻撃の他、化学兵器や殺人ウイルスもばら撒くだろう。

その時我々はどうしたら良いのか⇒最も効果的な方法は地下シェルターに避難することだ。出来れば半年~一年ぐらいは地下で静かに情勢を見守る方が良い。

このドラマは気になるB級映画だが大変参考になると思う。ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は交通事故を起こし気が付くと地下シェルターに監禁されていた。

シェルターの主人ハワード(ジョン・グッドマン)は外は多分、核戦争になっている、一二年は外に出られないと言う。

そしてもう一人の住人エメット(ジョン・ギャラガー・Jr)がいた。彼は外で赤い閃光を見た、何らかの戦争が起こっているのは間違いないと信じられないことを言う。

ミシェルは二人の話がとても信じられない。彼女はサイコ野郎に監禁されたのでないかと必死に逃げる方法を考える。

彼らは得体の知れないものが地球を襲ってきたのではないかと想像する。果たして彼らは正しいのか・・・。(宇宙人が出て来ないんじゃないかと心配したけど、出て来るよ)

宇宙人との戦いが始まったら、地下シェルターに逃げ込むのが鉄則だ。シェルターが無ければビルの地下階に食料と水を持って立て籠もろう。

 

第7位 第9地区

2009年日本公開のアメリカ・南アフリカ・ニュージーランド合作SFサスペンス映画
監督 ニール・ブロムカンプ(第9地区、エリジウム、チャッピー
出演 ●シャールト・コプリー(第9地区、エリジウム、チャッピー

『第9地区』最新予告編

将来、こんなことはあまり無いと思うが、宇宙船の故障で多数の難民宇宙人が地球に来る。人類は宇宙人を「第9地区」に隔離する。

この宇宙人はエビのような顔をしていることから「エビ」と蔑称で呼ばれる。彼らはキャットフードと生肉が大好物だ。雌雄同体で繁殖力も凄い、地球に来て28年目に人口180万人になる。

宇宙人の居住区はスラム化し、ここから「第10地区」への移住を強制的に行おうと考えている。宇宙人たちの技術は人類よりも優れており、彼らが作った武器がギャングに流れる可能性がある。彼らの取り締まりには気が抜けない。

MNU(エイリアン管理組織)の現場責任者ヴィカス(シャールト・コプリー)は「エビ」達の移住に苦労する。ところが彼がある特殊な液体を顔に浴びてしまったことから大変な問題が起こる。

ヴィカスの体がどんどん「エビ」のように変異してゆくのだ。彼はこのままエイリアンになってしまうのか・・・。

エイリアンが地球に来て何十年もたつと彼らは地球慣れしてきて、地球を乗っ取ろうと考えるかもしれない。人類とエイリアンの共存は困難だ。

さらに恐ろしいことに人類がエイリアンに変異するなんてことになればちびるどころではない。

エビ型エイリアンは大人しそうだからそっとしておくのがベストだ。

第6位 遊星からの物体X

1982年日本公開のアメリカ製作SFホラー
監督 ジョン・カーペンター(ハロウィン、ニューヨーク1997遊星からの物体Xゼイリブヴァンパイア/最後の聖戦
原作 ジョン・W・キャンベル「影が行く」
出演 ●カート・ラッセル(ニューヨーク1997遊星からの物体X、バニラ・スカイ、バーニング・オーシャン
●キース・デイヴィッド(遊星からの物体Xゼイリブ、クラウドアトラス)

『遊星からの物体X』デジタル・リマスター版予告編

宇宙人がグロテスクな正体を現す。

遊星からの物体X ノリスが化ける

 

1982年に劇場で見た。あまりの気持ち悪さに背筋が寒くなった記憶がある。もう40年近く前の映画だがいまだにSFホラーの古典として輝き続けている。古い作品だけどデジタル・リマスター版が出ているので画質も問題ない。

 

ホラーの「怖がらせ要素」を完璧に兼ね備えた、まさにホラードラマの教科書だ。舞台は氷に閉ざされた南極基地(どこにも逃げられない閉鎖空間)。そこに細胞レベルの地球外知的生命体が侵入し、人間の体を乗っ取る。誰が「物体(The Thing)」に汚染されたか外見では分からない。そして仲間同士疑心暗鬼になる(精神的に追い詰められる)。

さらに姿を現した「物体X」が実にエグイ。タコ・イカ・カニ・クモ・ヘビ・トカゲ・・・など我々が嫌悪する生き物が合体している。これを作ったのが特殊メイクアップ・アーティストのロブ・ボッティンだ。彼はこの映画の陰の立役者と言える。

しかし、この映画のみそは、この「物体X」を人間社会に紛れ込ませてはならないと命を懸けて戦う隊員たちの姿だ。「物体X」に対する色々な知見をもとに、こいつに乗っ取られた人間をあぶりだし、焼き殺す。しかし、「物体X」も合体して猛獣と化し襲ってくる。果たして人間に勝算はあるのか・・・。音楽はエンニオ・モリコーネ、主演はアクション俳優の重鎮カート・ラッセルだ。

こいつは非常にヤバい宇宙人だ。外見では普通の人間と区別がつかない。しかも、夜に音もなく近づいてきて体を乗っ取る。詳細は「遊星からの物体X」を参考にしてほしい。

この宇宙人の弱点は生物は複製できるが人工物は複製出来ない点だ。従って、虫歯のない人間は要注意だ。口を開かせて詰め物とか、かぶせ物があれば一応安心できる。これを真っ先にやらないと責任は持てない。

第5位 インデペンデンス・デイ

1996年日本公開のアメリカ製作SF宇宙人との闘い
監督 ローランド・エメリッヒ(インデペンデンス・デイ、GODZILLA、デイ・アフター・トゥモロー、ホワイトハウス・ダウン)
出演 ●ウィル・スミス
●ジェフ・ゴールドブラム(ザ・フライ、ジュラシック・パーク、インデペンデンス・デイ)
●ビル・プルマン(インデペンデンス・デイ、イコライザー
●ランディ・クエイド(インデペンデンス・デイ)

インデペンデンス・デイ (Independence Day)

インデペンデンス・デイ:リサージェンスだ。

映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」予告G(特別予告編)

宇宙人が本当に「ガチ」で地球を攻めてきたらこの映画のようになるだろう。彼らの文明は人類よりはるかに進んでいるからまともに戦っては勝算は無い。

彼らの目的は地球を征服したら、資源(エネルギー、鉱物、水、食糧・・・など)を奪い取ることだ。だからこの日のために「宇宙人対策マニアル」を整備しておかなければならない。

いったい宇宙人の弱点は何であろうか。これはタイプによって異なってくると思う。爬虫類タイプは寒さに弱いと思う。また、水に弱い宇宙人とか紫外線に弱い宇宙人とかいろいろいると思う。

僕が思うには、宇宙人は地球上の「ウイルス」に弱いのではないかと思う。僕らには免疫があるが彼らにとっては「風邪」みたいな軽い病気でも死に至る可能性がある。(トム・クルーズ「宇宙戦争」を参照)


「宇宙戦争」

この映画では直径24Kmにも達する宇宙船が地球侵略にやってくる。彼らはニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.などの主要都市、さらに世界中の首都上空に陣取りを街を破壊する。

人類も黙ってはいない、最新式戦闘機を投入し、最終的には核攻撃をする。ところが彼らの宇宙船に張り巡らされたバリアーは強力で物理攻撃を簡単に跳ね返してしまう。

果たして、人類は彼らに征服されてしまうのであろうか・・・。ウイルスは「風邪」だけでなくコンピューター・ウイルスも有効かもしれない。

これだけ大規模な宇宙人による侵略は個人ではどうにもならない。自衛隊に任せよう。

第4位 サイン

2002年日本公開のアメリカ製作SFサスペンス映画
監督 M・ナイト・シャマラン(シックスセンスアンブレイカブルヴィジットウェイワード・パインズ 出口のない街
出演 ●メル・ギブソン(出演作品:マッドマックスシリーズ、リーサル・ウェポンシリーズ、サイン)(監督作品:ブレイブハート、パッション、ハクソー・リッジ
●ホアキン・フェニックス(グラディエーター、ザ・マスター、サイン、ヴィレッジ、her/世界でひとつの彼女、教授のおかしな妄想殺人)

エイリアン登場場面だ。

Signs "The Alien" 2002 movie scene

もし、自分たちの家の周りをエイリアンがふらついていたらどうするか。まず110番に通報するのが常識だ・・・しかしキチガイ扱いされないようスマホなどで写真を撮っておく。

次に、テレビやラジオから正確な情報を取らなくてはならない。そして戸締りだ、ペットも家の中に避難させる。

そしてエイリアンに洗脳されないように、頭をアルミ箔で覆い、手には金属バット(或いはゴルフクラブ)を持って家の中の安全な場所にこもる。

この映画はそういう点で大変参考になる。グラハム(メル・ギブソン)は妻を交通事故で亡くし、今は牧師を辞め静かに弟と二人の子供と一緒に暮らしていた。

グラハムは弟のメリル(ホアキン・フェニックス)と広大な農園を経営していたが、そこに巨大なミステリーサークルが現われる。(実際にミステリーサークルが世界中に出没した⇒誰かのいたずらだと言われている)

そして愛犬の暴走や得体の知れない何かがいると子供たちは感じているようだ。これらの「サイン」は世界規模で現れる。

ある時、テレビで宇宙人らしきものが町に現れたと放映していた。メリルはその映像を見て腰を抜かす。果たしてそれらは宇宙人なのか、そうすると彼らは何のために現れたのか・・・。

第3位 未知との遭遇

1978年日本公開のアメリカ製作SF宇宙人コンタクト映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ(マイノリティ・リポートプライベート・ライアンE.T.A.I.宇宙戦争ジュラシック・パークブリッジ・オブ・スパイ
出演 ●リチャード・ドレイファス(アメリカン・グラフィティ、ジョーズ、未知との遭遇、グッバイガール、スタンド・バイ・ミー)
●フランソワ・トリュフォー(監督:大人は判ってくれない、アメリカの夜、終電車)(俳優:アメリカの夜、未知との遭遇、アデルの恋の物語)

未知との遭遇 Counters of the Third Kind 1977

この映画の原題は「第三種接近遭遇」、つまり「宇宙人に遭遇すること」になっている。僕は宇宙人はいると思うが、恒星間の距離があまりにも離れている。

よほどの文明を持った生命体でなければ地球に来ることは考えられない。この映画は「E.T.」と同じように宇宙人のイメージを固定化してしまった。

つまり宇宙人は「ちっちゃくて、優しくて、可愛い友好的な種族」だと。僕自身もその方が楽しいし、会ってみたいと思う。

しかし、よく考えてみると、もの凄い労力をかけて地球に来る宇宙人が「地球人とお友達になりたい」だけが目的なのか。やはり何回も言うようだが地球を侵略しに来ると考えた方が理屈に合う。

発電所に勤めるロイ(リチャード・ドレイファス)は激しい閃光を放つ不思議な物体と遭遇する。また、インディアナに住むガイラー母子もUFOと思しき物体から同様な閃光を浴びる。

彼らは頭の中にデビルズタワーを思い描く、そしてそこに行けば何かが起こると車を飛ばす。フランスのUFO研究家クロード(フランソワ・トリュフォー)はこれらの出来事を解明するプロジェクトを立ち上げる。

クロードの研究結果では飛行物体からの信号がワイオミング州にあるデビルズタワーの座標を示していると仮説を立てる。そしてそこに行けば宇宙人とのコンタクトが実現するのではないかと・・・。

彼らはデビルズタワーを目指す。そしてそこに空から巨大な物体が現われる。果たしてそれはUFOなのか、そして宇宙人とのコンタクトは実現するのか・・・。

UFOに乗ってはいけない、彼らに連れ去られたら、もう二度と地球には戻れない。

第2位 メッセージ

2017年5月19日 日本公開のアメリカ製作 宇宙人コンタクトSF映画
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ(灼熱の魂、プリズナーズ、複製された男ボーダーラインメッセージ、ブレードランナー2049)
原作 テッド・チャン「あなたの人生の物語」
出演 ●エイミー・アダムス(ジュリー&ジュリアher/世界でひとつの彼女、ビッグ・アイズ、バットマンvsスーパーマンメッセージ
●ジェレミー・レナー(ハート・ロッカー、ミッション:インポッシブルシリーズ、アベンジャーズシリーズ、メッセージ
●フォレスト・ウィテカー(プラトーン、大統領の執事の涙、ケープタウン、96時間/レクイエム、ローグ・ワンメッセージ

映画『メッセージ』本予告編

宇宙人と遭遇したら、彼らとどのような形で意志の疎通を行うのか。宇宙人が日本語や英語が出来るとは思えない。

彼らは我々と音声で話をするのか、或いはテレパシーで頭の中だけで理解しあうのか、それとも別の方法があるのか・・・。

この映画は突如、世界中に現れた12個の巨大な物体、そしてその物体の中に入ると二体のヘプタポッドと呼ばれる宇宙人と対面する。彼らは7本足を持つ巨大なイカやタコのような姿をしている。

アメリカ軍のウェバー大佐(フォレスト・ウィテカー)の依頼のもと、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)と数学者のイアン(ジェレミー・レナー)は試行錯誤を繰り返しながら、彼らとのコンタクトを取り続けてゆく。

彼らの言語は二種類ある。一種類は「はためき」と呼ばれる「ずぶ濡れになった犬が身震いするような音」で会話する。もう一つは触手と思われる足の間から墨のようなものを出し、それが円形となり一種の表意文字的な書体を空間に描く。

それらの表意文字を少しずつ解明してゆく。ルイーズが解読した言葉は、人類に「武器を与える」或いは「言葉を与える」と言う意味にも取れる短い文章だ。

世界の中で中国がしびれを切らして、今にも核攻撃しようとしていた。ルイーズはとっさに衛星電話を取ると中国のシャン将軍(ツィ・マー)に電話する(何故、個人の携帯番号を知っていたのか?)。

果たして彼女は中国の核攻撃を止めることが出来るのか、そしてヘプタポッド達は何を人類に伝えようとしたのか・・・。詳細なレビューは「メッセージ」をご参考に。

これだけ発達したエイリアンには物理攻撃はきかない。テレパシーによる意思の疎通を考えよう。

第1位 E.T.

1982年日本公開のアメリカ製作SF宇宙人コンタクト映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ(マイノリティ・リポートプライベート・ライアンE.T.A.I.宇宙戦争ジュラシック・パークブリッジ・オブ・スパイ
出演 ●ヘンリー・トーマス(E.T.、ギャング・オブ・ニューヨーク)
●ドリュー・バリモア(E.T.、ラブソングができるまで)
●ピーター・コヨーテ(E.T.、ファム・ファタール)
●ディー・ウォレス(E.T.、クジョー)

映画 「E.T.」 劇場予告

この映画は世界中で大ヒット、日本でも空前の大ブームを巻き起こした。月をバックにE.T.を乗せた自転車が空を飛ぶシーンが忘れられない。E.T.(The Extra-Terrestrial)とは地球外生命体のことだ。

前にも述べたようにこの映画は「宇宙人がペットのように可愛い」を僕らの頭の中に刷り込んでしまった。確かに甲羅の無いカメような風貌はとても地球侵略者には見えない。

しかしダマされてはいけない彼ら宇宙人は目的があって地球に来ていることを・・・。彼らの体は人間から見ると運動能力が低く退化しているように見えるが、我々には無い「超能力」を持っている。これから先、地球人が進化してゆくにはこの「超能力」がキーになるかもしれない。

宇宙人が密かに地球に来て、植物の採集をしている。ところがそこに宇宙船を研究している政府機関が来たことから彼らの宇宙船は一旦、大空に退散する。

ところが地上に一体取り残されてしまう。彼は近くの住宅地に逃げ込む。そしてそこで10才の少年エリオット(ヘンリー・トーマス)と知り合い、ロッカーに匿ってもらう。エリオットは宇宙人をE.T.(イーティー)と呼ぶ。

E.T.はエリオットと仲良しになり、意識を共有することになる。E.T.がビールを飲めばエリオットも酔っぱらうと言う感じだ。

E.T.はエリオットと森に出かけ、迎えをよこしてほしいと故郷の星に連絡する。その後E.T.は体調を崩し死んでしまう。宇宙船や宇宙人を調査していたNASAの研究者キーズ(ピーター・コヨーテ)は彼を捕獲する。

悲しみに暮れるエリオットだが、突然E.T.が蘇生する。エリオットと彼の仲間たちはE.T.を生まれ故郷の星に帰すべく、政府機関から彼を取り戻そうとする。果たしてエリオット達の計画は上手くゆくのか・・・。

NASAの研究者キーズもエリオットと同じように10才のころからE.T.が来るのを待っていて、ついに実現したと喜ぶ。誰しも地球外生命体に興味を抱く、接触できれば180度人生観が変わるかもしれない。

こんな可愛い宇宙人なら良いのだが、万一凶悪宇宙人に出会ってしまったら運が悪いだけでは済まされない・・・。

 

まとめ

地球も滅ぶ時期が来る、例えば太陽の爆発、巨大隕石の衝突など・・・その時に人類がある程度の文明を持っていなければ滅んでしまう。地球を捨てて植民地探索の旅に出なければならない。

地球の寿命は90億年と言われている。そして現在の歳は45億歳、つまりちょうど中年に差し掛かったところだ。生命が誕生し、人類のような知的生命体に進化するまで45億年かかると言う事だ。

宇宙には45億歳以上の惑星は腐るほどある。その中には我々人類より数段進化した宇宙人が必ずいる。そして彼らは植民地を探して今にも地球に来ようとしている。

人類の歴史は闘争の歴史だ、強いものが勝ち残る。マンモスなどの巨大哺乳類は人類が滅ぼしたと言える。この闘争本能が無くなってしまったら、人類の存続も危うい。

結局、地球に寿命があるなら、新しい植民地星を目指して宇宙旅行するのは未来の人類かも知れない。その時には人類の姿は眼の大きな宇宙人タイプか、アンドロイドか、ロボットに変わっている。そして進化の遅れた星を餌食にして生き抜くのか。

TATSUTATSU

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