サマリー
2016年日本公開のアメリカ サイコホラーSF映画
監督 ダン・トラクテンバーグ
出演 ジョン・グッドマン(赤ちゃん泥棒、モンスターズ・インク、スピード・レーサー)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(遊星からの物体Xファーストコンタクト、ダイハード4.0)
ジョン・ギャラガー・Jr.
ドB級映画を結末見たさに、最後まで見てしまった。
クローバーフィールドと言う題名に完全にダマされちゃったね。(クローバーフィールド/HAKAISHAが頭に浮かんでくる。本当に宇宙人は出てくるのかいな。)
主な出演者が3人でしかも舞台は地下密室空間だ、ほとんどゼニがかかっていない・・・といっても製作費が20億近くかかっている。
地下室の持ち主がヤバそうな男だ・・・サイコ野郎なのか?こいつがとんでも無いことをしでかすのか?
地下室に誘拐され、監禁されたと思っている女はいつも逃げ出す事しか考えていない。もう一人男がいてこの地下室を作ったと言う、それに地上が何らかの攻撃を受けるのを見たとも言う。
サイコ野郎は「外は宇宙人だらけだ、決して外に出るな」と言うが、真実なのか・・・。
B級映画と分かっていながら、結末まで見させてしまう力量をこのダン・トラクテンバーグ監督は持っている。悔しいけどここは認めないといけないね。
ストーリー
ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は彼氏のベンとケンカし家を出ていく。車でハイウェイを走っているときに事故に遭い、車は道路わきに転落・・・彼女は意識を失う。
しばらくして意識が戻った時、自分が密室に閉じこめられ、しかも太ももを鎖で拘束されていることを知る・・・腕には点滴針が刺さっていた。
彼女は訳が分からずパニックにおちいる。そこに不気味な男が入ってきて、「お前を生かすためだ」と言ってまた扉を閉めて出てゆく。
男はまた部屋に来て「君は運がいい、私は君を助けたんだ」と訳の分からないことを言う。そして「化学兵器か核攻撃を受けたため地下シェルターに避難している」と。
ミシェルはここから出してくれとその男に頼むが、男の話では核攻撃であれば1、2年は外に出られない、そして外の人間はたぶんほとんど死んでいると言う・・・とても信じられない。
俺の名はハワード(ジョン・グッドマン)だ、もう一人地下に避難した男がいる。
ミシェルは気が付いたら扉が開いていて、通路にはおびただしい食料が積まれてあった、そこにもう一人の男がいてハワードと同じことを言う・・・そいつの名前はエメット(ジョン・ギャラガー・Jr.)だ。
ハワードが地下シェルターを案内してくれた、ここにはトイレからキッチン、冷蔵庫、娯楽室も完備していた。そして狂っていると思うかもしれないが、俺は正気だとミシェルに念を押す。
エメットはハワードを変人だと言う、平和な世の中にシェルターを作ろうと考える奴はめったにいない・・・このシェルターは俺が作ったと言う。
ミシェルは自分は誘拐されたとエメットに言うが、彼は何らかの攻撃を受け赤いせん光が走ったのを俺は実際見たと誘拐を否定した。
ミシェルは食事の最中にハワードからカギを奪って外に逃げようとする。ところが階段を登って地上に出ようとしたところ窓から顔がただれた女が中へ入れてくれと突然現れ、鍵を開けることをためらった。
結局彼女は地下にいる方が安全だと考えたようだ。しばらくは3人とも表面的には仲良く日常を過ごしてゆく・・・そしてかなりの日時が経過する。
ハワードは娘のミーガンの話をする、今は家内と家を出て行ってしまったそうだ。
時々、シェルターが揺れる、この上をヘリコプターの様な物体が飛行しているのかもしれない。
こんな時には悪いことが続く、シェルターのエアーフィルターが故障したようだ。細いミシェルがダクトの中をくぐり抜け、装置を再起動させる。
ミシェルはダクトの先にある天窓のガラスに内側からHELPと書かれた文字を見つける・・・この文字は何なのか誰かが閉じ込められていた証拠ではないのか・・・思わず背筋がぞっとする。
ミーガンと思っていた少女の写真が実は2年前に行方不明になったエメットの知り合いの娘であることが分かった・・・ハワードはサイコ男なのか。
ミシェルとエメットはハワードの銃を奪って、白状させようと計画を練る。そして彼女はありあわせの材料で防護服と防毒マスクを作る。
この極秘計画はハワードにばれてしまい、エメットは撃ち殺される。果たしてミシェルはどうなるのか・・・。
ネタバレとレビュー
ハワードは正体を現した、女性を監禁して喜ぶサイコ野郎だったのだ・・・ミシェルは呆然とする。
彼女は部屋に隠してある防護服を着ると、ダクトを通ってシェルター外部に逃げようとする。ハワードは追ってきてナイフを突き立てるが、何とか逃げ切る。
そしてカギを壊して外に出る。そこに宇宙船と思われる飛行物体が近づいてくる。
そしてその飛行物体は毒ガスを散布し、異星人も降りてくる。ハワードやエメットが言ってたことは嘘ではなかったのだ。
彼女は異星人から必死になって逃げる。そして近くのトラックの中に隠れるが、今度は飛行物体がトラックごと空中に持ち上げる。
彼女が乗った車ごと飛行物体に呑みこまれようとしていた、もう絶体絶命だ。ふと彼女は車の中に転がっていたウイスキーで火炎瓶を作る。
そしてその火炎瓶に火をつけ、一か八か飛行物体の口と思われるところに投げ入れる。飛行物体は火を噴いて墜落し、トラックも地上に叩きつけられる。
彼女は別の車に乗り換えると、カーラジオの情報で生存者がいると思われるヒューストンに向かって車を走らせる。彼女がいたシェルターはクローバーフィールド10番地と書かれてあった。
結末は、画面が暗いけど、宇宙生物や宇宙船が出てきてよかったね。これでやっとクローバーフィールドらしくなった・・・これがスルーされるかとひやひやしたよ。
でも火炎瓶一発で落ちる宇宙船も頼りないねー・・・ホントに地球を征服したのかな?
彼女はやっとサイコ野郎から逃げれたのに、今度は宇宙生物や宇宙船に襲われる・・・つくづくついてない女性だね。新年の厄払いが必要だ。
TATSUTATSU
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