サマリー
https://youtu.be/nJU8f8ANug4
2014年公開のアメリカ・サスペンスホラー映画、監督・脚本はスコット・デリクソン、主演はエリック・バナである。
元NY市警捜査官の実体験をヒントに作られた作品である。犯罪の多くは理由が説明出来るが、全体の10~15%は理由のつかない事件がある。
それが果たして悪霊の仕業なのか、この映画では考えも及ばないような出来事に焦点を当て、それを解明してゆくストーリー展開になっている。
僕はこの手の映画が好きで、楽しみに観てみたが、現実の警官の職務と物語の最後の非現実的な悪魔祓いの儀式に大きな違和感を感じる。残念ながらどっちつかずの中途半端な出来になってしまっている。
R18の結構グロい映画なので、嫌いな人はスルーしてもいいんじゃないだろうか。(少しがっかりだね。)
ストーリー
ストーリーを少し紹介すると、イラクに派遣された3人の兵士が銃撃戦の中、地下の洞窟に迷い込む、その先の部屋にはおびただしい頭蓋骨と文字が壁に刻まれていた・・・そして兵士達は邪悪な物を見ることになる。
NY市警捜査官のラルフ・サーキ(エリック・バナ)は、捜査中に凶悪犯を殴り殺してしまったことを契機に霊感能力を獲得する。
この能力によって不思議な音が聞こえてきたり、血だらけの顔がフラッシュバックのように見えるようになる。
彼は、動物園で我が子をライオンの檻に投げ入れる母親の事件や、妻に激しい暴力をふるった男の事件を担当していた。
一見つながっていないような事件に実は共通性があることを彼は発見する。これらの事件には壁に書かれた不思議な文字が絡んでいる。
しかも彼らには何かが乗り移っているとしか考えられない狂気の振る舞いをする。
彼の前にメンドーサ神父(エドガー・ラミレス)が現れる、そして彼に与えられた能力を使って事件を解決することをアドバイスする。
メンドーサが言うには、事件の中には悪霊が乗り移って犯罪を起こさせたものがあると、その悪霊を特定し除霊しなければ事件は解決しないと。
また、サーキは特殊な霊能力を得たことから、悪霊から狙われる運命にあると。
彼は事件を追うに従って、容疑者が過去兵士であったことが判明する。しかも兵士3人が絡んでいる・・・・彼らはいったい何者なのか、そしてサーキに降りかかる災難とは何であろうか。
ネタバレ
サーキは悪魔が憑依した容疑者を捕まえることに成功したが、彼の妻と娘は連れ去られた後だった。容疑者を尋問するが答えない・・・・・このままでは妻子の命が危ない。
彼はメンドーサ神父の力を借り、容疑者の悪魔祓いをする決心をした。
悪魔祓いの儀式は6段階ある、「存在」「偽装」「転換」「声」「衝突」「追放」の順に従って行って行く。決して悪魔とは話をしてはならないとメンドーサはサーキに念押しする。
悪魔の名前が「ジャングラー」であることが明らかとなる、彼らは悪魔の追放に向け呪文を唱え続ける。
レビュー
最後のクライマックスは完全にエクソシストになってしまっている。しかも、こうゆうシーンは何回も見ているので「またか」となってガッカリ。
今回は割とすんなり、悪魔が追放出来てしまって、ハッピイエンドで終わっているが、もっと別の展開はなかったのかな・・・・・・もう少し考えて欲しかった。
警察官物のホラーでは、デンゼル・ワシントンの「悪魔を憐れむ歌」の方が、まだマシなように思う。
サーキが心霊捜査官であることを、もっとアピールした方が良かったのでは、メンドーサ神父の方が結末での存在感が大きくなってしまっている。
最初からメンドーサ神父を主役にしておいた方が映画としては、もっと成功したかもね・・・・・・。
TATSUTATSU
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