SF

映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」感想・評価‐ローグ・ワンの意味とは


サマリー

2016年日本公開のアメリカ スター・ウォーズ映画
監督 ギャレス・エドワーズ(モンスターズ/地球外生命体、GODZILLAゴジラローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
出演者 ●フェリシティ・ジョーンズ(博士と彼女のセオリーインフェルノローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
●ディエゴ・ルナ(天国の口、終りの楽園。エリジウム、ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
●リズ・アーメッド(ナイトクローラージェイソン・ボーンローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
●ベン・メンデルソーン(ダークナイト ライジング、エクソダス:神と王
●ドニー・イェン(ブレイド2捜査官X、モンキー・マジック 孫悟空誕生)
●チアン・ウェン(太陽の少年、鬼が来た!)
●フォレスト・ウィテカー(プラトーン、大統領の執事の涙、ケープタウン、96時間/レクイエム、ローグ・ワン)
●マッツ・ミケルセン(キング・アーサー、007カジノ・ロワイヤル、ハンニバル、ドクター・ストレンジ、ローグ・ワン)
●アラン・テュディック(アイ,ロボットメイズ・ランナー2:砂漠の迷宮

フォースを信じて!『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』日本向け予告編

一人寂しく見てまいりました。吹き替えで見たんだけど、外人が見に来ていた・・・どういうこっちゃろう。

この映画はスター・ウォーズのスピンオフ(派生作品又は番外編)作品だ。

スター・ウォーズも長い間続けているとマンネリ化してくる。今回配役が全員総入れ替えとなり、スター・ウォーズのテイストを残しつつ全く新しいドラマを作り上げた。

僕には新鮮な感じがして、成功したように思う・・・本編より感動した。お薦め作品だ。

昨年公開された「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は「スター・ウォーズ」としての限られた枠の中で作られたように感じる。したがって過去の作品に似てしまって、新鮮味がなかった(同窓会ドラマとか年金ドラマとか言われた)。

今回の「ローグ・ワン」は結末だけが決まっているだけで、あとは自由につくられたように感じる、登場人物が次から次に犠牲になったってメインの流れに影響がない・・・だから感動するドラマが作れた。

物語のスジは帝国の究極破壊兵器「デス・スター」の設計図を盗み出し、反乱軍の統率者レイア姫(キャリー・フィッシャー)に渡すことだ。この後「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年)」に続くんだ。

そして「ローグ・ワン」とは帝国軍の研究施設を急襲し、設計図を盗み出すために組織された精鋭部隊のコードネームだ。

ちなみに、「ROGUE/ローグ」とは「悪党」「ごろつき」と言う意味で、精鋭部隊のほとんどは正規の軍隊ではなくて「ごろつき寄せ集め集団」なんだ、でもツワモノ揃いで帝国軍に対しては命を懸けて戦う。

配役も国際色豊かだね、アメリカ、メキシコ、イギリス、デンマーク、オーストラリア、中国・・・これは全世界での受けを狙ったと思うけど、中国の有名スター(ドニー・イェンとチアン・ウェン)が2名出ていて、巨大な中国マーケットを取り込もうとしたのかな。

残念ながら日本人が出ていないのが寂しいね。三船敏郎さんがご存命であれば必ず出たかもしれない・・・ルーカスは彼が大好きだったから。

渡辺謙さんとか、真田広之さんとか、菊池凜子さんなんかが出てたら最高なんだけど・・・次回に期待しよう。

ストーリー

惑星ラ・ムーにジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)は父のゲイレン(マッツ・ミケルセン)母のライラと隠れるように住んでいた。

そこに帝国のオーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)が現われ、母を殺し、父のゲイレンを連れ去って行く。帝国の究極破壊兵器「デス・スター」を完成させるためには、天才科学者のゲイレンが必要であった。

ジンは洞窟の地下に隠れ難を逃れる。そして帝国に敵対する過激派ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)に救出される。

それから十数年経ち、ジンは立派な戦士へと成長する。しかしソウ・ゲレラは自分をねらってくる連中からジンを守るため、彼女とは離ればなれで暮らすこことなる。

ジンは一人で暮らすことを余儀なくされ、帝国軍を倒す為なら法を破ってまでも生き抜く「ならずもの」になっていた。彼女は帝国軍の強制労働収容所で働かされていたが、反乱軍に助けられ本拠地ヤヴィン4に連れてゆかれる。

ジンのもとに反乱軍情報将校のキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)が現れる。彼は秘密裏にジンの父親ゲイレンの暗殺命令を受けていた。

砂漠の星ジェダに向かったジンとキャシアンそしてK-2SO(帝国軍のドロイドをキャシアンがリセットし直し相棒にしている)はここでソウ・ゲレラに会う。

ソウ・ゲレラはジンの父親同然の関係である、彼女を救出し、戦闘も学ばせている。ここで帝国軍を離反した優秀なパイロット ボーディ・ルック(リズ・アーメッド)と出会う。彼はゲイレンからのメッセージ(ホログラム)を皆に見せる。

ゲイレンは帝国の究極兵器「デス・スター」について話し、これの設計図を盗み出せ、そして破壊しろというのがメッセージの中身だ。

ジンたちはここから本部に戻ろうとしたとき、帝国軍のストームトルーパーに見つかり戦闘となる。ここで盲目の剣士チアルート(ドニー・イェン)と速射砲の名手ベイズ(チアン・ウェン)に助けられる。

帝国軍は「デス・スター」のエネルギーのほんの一部をスーパーレーザー砲に転用し、ジェダの都市を跡形もなく破壊する。ジン達は間一髪脱出に成功したが、ソウ・ゲレラはもう逃げようとしなかった。

ジン達はゲイレンがいると思われる惑星イードゥーに向かう。キャシアンは高エネルギー転換研究所で働いているゲイレンを見つけ暗殺しようとするが、ジンのことを考えると引き金を引くことは出来なかった・・・キャシアンはジンを愛し始めていた。

ところが「デス・スター」の完成を恐れた、反乱軍の攻撃機が突然 研究所を爆破する。爆発の衝撃でゲイレンは死んでしまう。

ゲイレンは死に際に、ジンに会い「私の愛おしいスター・ダスト(ジンの愛称)よ、デス・スターに弱点を作っておいた、リアクターを破壊すれば連鎖反応でデス・スターは壊滅する」「惑星スカリフにある設計図を奪え」と言ってこときれる。

ジンは反乱軍の最高会議で「デス・スター」が完成してしまえば、全ての惑星が帝国の支配下に置かれてしまう。「デス・スター」の完成前にこれを破壊すべく徹底抗戦を呼びかける。

ところが最高会議では結論は出ずじまいで、まとまらない。

ジンはキャシアン、ボーディ、チアルート、ベイズ、K-2SO他有志たちを集い、惑星スカリフに向かう。

果たして、ジン達の精鋭部隊「ローグ・ワン」は「デス・スター」の設計図を盗み出すことが出来るのか・・・。

ネタバレとレビュー

<ここから先はネタバレするから、映画を見に行く人は、パスしてね。>

帝国軍から盗んだカーゴ・シャトルに乗り込み、警戒の厳重な惑星スカリフに着陸する。

帝国軍の兵士たちを引き付けるため、反乱軍は基地から離れた場所で派手な戦闘を始める。その隙をねらい、ジンとキャシアンは帝国軍の兵士に変装し、ドロイドK-2SOを連れて基地の中枢部にもぐりこむ。

塔の中央部のデーター保管庫を探す、無数にあるデーターの中からスター・ダスト(ジンの愛称)と書かれたものが設計図であるとジンは確信する。

ジンとキャシアンはデーター(設計図)を入手するが、設計図の送信手段がない。敵の塔の先端に設置されているアンテナを使って、反乱軍に情報を送る・・・このためケーブルをカーゴ・シャトルから塔に接続しなければならない。

この危険な作業はチアルート、ベイズに託されたが、ケーブルのスイッチを入れたところ二人とも帝国の兵士によって撃ち殺される。

その頃、反乱軍の戦闘機集団がスカリフに到着し「ローグ・ワン」部隊を援護する。「デス・スター」の設計図はボーディによって送信に成功したが、彼もカーゴ・シャトルとともに爆破されてしまう。

惑星スカリフの上空は両軍の激しい戦闘が始まる。

帝国軍はこの戦いを終結させるため「デス・スター」のスーパーレーザー砲をスカリフに打ち込む、その激しい衝撃波は抱き合ったままのジンとキャシアンを飲み込む。

反乱軍の宇宙戦艦に送られた情報を取り戻すため、ダース・ベーダ―が船に乗り込んでくる。ダース・ベーダ―によって乗組員が次々に蹴散らされる。

手渡しで情報の入ったディスクを受け取った乗組員は辛うじて、シャトルに乗り込み惑星スカリフを後にする。

そして、その情報(「デス・スター」の設計図がコピーされたディスク)はレイア姫の手に渡る。

目的は果たしたが、「ローグ・ワン」部隊は全員死んでしまう・・・かわいそうだね。K-2SOでさえ弾で穴だらけにされて機能停止してしまう。

登場人物が多彩、舞台となる惑星も5カ所、空中戦、地上戦も実に見応えがある。

物語はハッピイエンドと言えなくもないが、ジンをはじめキャシアン、ボーディ、チアルート、ベイズ、K-2SOそしてソウ・ゲレラ、ゲイレンみんな死んでいなくなっちゃう・・・バッドエンドかもしれないね。

でも良く出来たスター・ウォーズ作品として見ておくことをお薦めする。次はハン・ソロをテーマにしたドラマが待っているのかな・・・。

このシリーズは永遠に続く・・・もう宇宙映画のバイブルといってもいいかもね。

TATSUTATSU

 

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