サマリー
2016年日本公開のアメリカ サスペンス・アクション映画
監督 ポール・グリーングラス(ボーン・スプレマシー、ボーン・アルティメイタム、キャプテン・フィリップス)
出演 マット・デイモン(グッド・ウィル・ハンティング、プライベート・ライアン、 インターステラー、グレートウォール、オデッセイ)
ジュリア・スタイルズ(ボーンシリーズ)
アリシア・ヴィキャンデル(エクス・マキナ、コードネーム U.N.C.L.E、リリーのすべて、二ツ星の料理人、ジェイソン・ボーン)
ヴァンサン・カッセル(ジェヴォーダンの獣、ブラック・スワン、トランス)
トミー・リー・ジョーンズ(逃亡者、メン・イン・ブラックシリーズ、ノーカントリー、リンカーン)
昨日、娘と一緒に観てきました・・・ボーンシリーズは大好きだ。
相変わらずのアクションシーンの連続とドラマの場面展開が早すぎて付いてゆけない、それにもの凄く目が疲れた・・・じじいには優しくない映画だ。
もし3Dで観たら映画酔いしてたかも知れない(臨場感を増すためだと思うが、アクション場面が瞬時に色々な視点に切り替わりる)。
内容については、ポール・グリーングラス監督特有のキレのいいスピーディなタッチでそれなりに見応えはあるが、「スプレマシー」「アルティメイタム」に似かよっている・・・しょうがないのかな。
男勝りで気性の激しい女性エージェント達の描き方もワンパターンだ。
でも、みんなボーンの味方になってくれる・・・もてる男はつらいね。
ボーン(マット・デイモン)はCIAの監視網から姿を消していた・・・彼はストリートファイター(素手で殴り合うゲーム)で金を稼ぎながら暮らしていた。
そんなところに昔の同僚ニッキー(ジュリア・スタイルズ)が現れる、彼女はCIAのサーバーをハッキングし、重要機密を握っていた。
彼女はボーンの父親リチャード・ウェブが「トレッドストーン計画(自分の記憶を抹消され・多くの偽の国籍を有する超A級の暗殺者を養成し、CIAの指示によって暗殺を行う)」に関わっていたことを知らせる。
ニッキーのハッキングに感づいたCIA長官デューイ(トミー・リー・ジョーンズ)は暗殺者アセット(ヴァンサン・カッセル)をアテネに派遣する。
ボーンとニッキーは労使紛争の激しいアテネをバイクで逃走するが、彼女はアセットに狙撃され殺されてしまう。
女性エージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)はボーンをCIAに呼び戻すべきと長官に進言する・・・そしてこの件の指揮を執る。
ニッキーが入手した極秘情報には、ボーンの父親がテロに見せかけられて、レバノン・ベイルートで口封じのために殺されていたことも判明する・・・何故なのか。
ボーンはベルリンに飛びニッキーの同僚ディソルトに会って極秘情報を解読させる。そして父親を監視していた元CIA捜査官スミスの存在を知る。
ボーンの父親リチャードは誰によって何故殺されたのか、また極秘情報の中にあった「アイアンハンド計画」とは何なのか・・・・謎は深まって行く。
ネタバレとレビュー
ボーンはスミスに会いにロンドンに行く、そして彼の口から意外な真実を聞く。
ボーンの父リチャードは息子を暗殺者にしたくなかったため「トレッドストーン計画」を暴露しようとしていた。
そのため、CIA長官デューイの指示のもと暗殺者アセットによって爆死させられる。
また、デューイは世界で15億人の顧客を有するディープドリーム社のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を使って壮大な監視プログラム「アイアンハンド」を構築しようとしていた。
ディープドリーム社のCEOアーロン・カルーアはSNSは「自由であるべき・・誰にも監視させない」とCIAの陰謀を暴露しようとする。
デューイはアセットを使って、カルーアばかりでなく、自分の椅子をおびやかそうとする女性エージェントのリーまでも抹殺しようとする。
それを察知した、ボーンはラスベガスで開かれるディープドリーム社のシンポジウム会場に乗り込む。
あわやカルーアが狙撃されるとき、ボーンはアセットに向かって発砲する。カルーアはキズを負ったが命に別状はなかった。
ボーンはシンポジウに出席していたデューイを追い詰める。そして銃撃戦となり負傷したボーンは床にひざまずく。
デューイがボーンに銃口を向けたとき、入室してきたリーがデューイを射殺する・・・彼女は長官が自分を殺そうとしたことを知っていた。
ボーンは最後の仕事、父のかたきアセットを車で追跡する。
ボーンは激しいカーチェイスの後、大破した車から逃げ出すアセットと肉弾戦となり彼を殺害、父親のかたきを取る。
リーはジェイソン・ボーンをCIAに復帰させようとするが、彼にはその気はなくどこかに去って行く。
今回悪役をやっている、トミー・リー・ジョーンズは日本のCMでおなじみ「宇宙人ジョーンズ」のイメージが強く、僕には本物の悪役には見えなかった。
また、一匹狼の殺し屋ヴァンサン・カッセルはいい味出してる、味方でも誰でも殺してしまう不気味な男を熱演している・・・適役だ。
そして気の強い女性エージェント役アリシア・ヴィキャンデル・・・ニコリともしない出世欲丸出し女を熱演しているけど、最後はボーンを助けてしまう・・・やはり女性だ。
全体を通して硬すぎるドラマだ、恋愛エピソードを少し入れ込んで息抜きしないと、最後まで突っ走ったスジガキで息つく暇もなかった・・・あー疲れた。
映画を観るのってこんなに疲れるもんかい、もし次回作作るんだったら休憩入れて欲しいね。
TATSUTATSU
この記事へのコメントはありません。