ストーリー
日々、暮らしにくくなっている昨今、何によりどころを求めればよいのか。何もしなければ時間だけが過ぎてゆく。かといって、自分にノルマを与えすぎるとメンタルに来てしまう。そんな時の箸休めに「寝る前の5分間で読むチョイ恐ミステリー」でものぞいてみて。
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これは僕の叔父さんから聞いた話だ。叔父さんは母の弟だ。彼はとても優秀だったが貧乏なため防衛大学に入学する。そして順調に出世し陸将補(少将)で定年を迎えた。
叔父さんから聞いた話だが、彼は頭脳ともども体力も素晴らしく、特に射撃はピカ一だった。そのおかげで自衛隊の内部でも特殊部隊に配属され米軍とも活動を共にしたと話す。
米軍最強の部隊として「グリーンベレー」や「デルタフォース」などが良く知られている。彼らは対テロ組織として実際の戦闘を数多く経験している。
日本は平和な国だ、とても戦争経験などは出来ない。従って、優秀な自衛隊員は米軍で本物の戦闘体験をすることになる。もし、日本が海外のテロ組織に狙われた場合、「実戦経験が無いから国を守れません」・・・と言うようなバカなことは言えない。
少なくとも自衛隊を指揮するものの中には「実戦経験」を積んだものがいる。ひょっとしたらテロリストを撃ち殺しているかもしれない。彼らは自衛隊に所属しながら「グリーンベレー」や「デルタフォース」に正式隊員として参加する。
メインのメンバーではなくともサブメンバーや後方支援メンバーとして行動する。当然「死」を覚悟しなければならない。メインメンバーが負傷した場合、サブメンバーが入れ替わる。戦場では実弾がかすめたこともあったそうだ。しかし、実戦を肌で経験することによって極限に置かれたときに信じられない能力を発揮できる。
実戦とはそれだけ重要なことだと話す。平和は犠牲の上に成り立つ・・・それを忘れてはいけない。自衛隊が命がけで国を守ってくれるから僕らが安心して眠ることが出来るのだ。
そんな叔父さんが嘘のような話を聞かしてくれた。「プレデター」と言う映画がある。あれは全てがフィクションではないと言う。この映画は米軍最強の部隊がジャングルで最強宇宙人に遭遇、死闘を演じるストーリーだ。
映画で描かれるほど「派手」ではないが実際に米軍内に「地球外生命体捕獲部隊」が存在する。映画「E.T」にも「捕獲部隊」が出てくる。つまり、米軍の中枢部から指令が来ればすぐに捕獲行動に移る。場所は世界各地、他国や紛争地に出動する場合もある。
同盟国内にUFO等が不時着或いは墜落した場合、素早く現場に駆け付ける。規制線を張って、民間人の立ち入りを制限、安全防具を身に着けた隊員たちが素早く彼らを確保する。
ところが、アメリカの同盟国以外の地に不時着した場合、軍隊がヘリ等で素早く行動する。これは命がけの仕事になる。研究者を軍隊が護衛しながら宇宙船と宇宙人を回収する。
ここで問題となるのが宇宙人の反撃だ。ロズウェル事件当初は彼らの攻撃に対処が出来なかった。犠牲者を出してしまったことが記録に残っている。
彼らの武器は、光学迷彩による目くらまし。また、我々人間には見えない紫外線、赤外線幕を張り・・・逃走する。恐いのは、レーザー、電磁波、超音波、プラズマ兵器などによる攻撃だ。ひどい場合には最強の軍隊と言えども死に至る。
今では彼らの攻撃に対し、ある程度の対処方法が確立されている。特殊なヘルメットや暗視ゴーグル、レーザー、電磁波、超音波を跳ね返す盾、ボディスーツなどだ。これらも十分ではない場合がある。攻撃される前に麻酔銃によって仕留める。最悪射殺も考えておく。
何故、これだけのリスクを冒してでも彼らやUFOを回収するのか。それについては「リバースエンジニアリング」を考えているからだ。UFOを分解し、その材質や推進方法を明らかにし、兵器に転用するのだ。
これらの技術が敵に渡れば残念ながら世界の勢力図に大きな影響を及ぼす。それほどUFOの技術は進んでいる。今も継続して研究が行われているが半分も解明できていない。
叔父さんが言うには「完全解明にさらに数十年かかる」。そして早く解明して、最新の兵器を作っておかないと宇宙からの侵略に対処できない。彼らの母船がいつ来るか分からないが遠い未来でないことは確かだ。
僕はこの話を聞いて鳥肌が立った。UFOは空想の世界のモノとばかりに思っていた。しかし、僕らの知らないところで地球の命運を左右する出来事が進行しているとは・・・。
TATSUTATSU
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