ミステリー小説

ミステリー小説「死相が顔に現れる」その人は死んでしまうのか、死を回避できるのか

ストーリー

「僕の実体験や知人から聞いた話をミステリー小説としてまとめた(フィクションもあるよ)。寝る前の数分間、僕に付き合ってほしい。読んでいただければ、深い眠りが提供できるかもしれない。でも、目がさえた時はごめんなさいね。」

 


 

僕は今までに多くの死者を見てきた。身内も、友人も、同僚も・・・多くの人々を見送ってきた。そのうち遅かれ、早かれ、僕だってあの世行きだ。

僕は2回、病気で生死を彷徨っている。そして入院していた時、自分自身を鏡で見る。かなりやつれているが「死相」の判断はつかなかった。自分自身を客観的に見ることが出来ないためと思っている。

テレビで芸能人があまりに人相が変わっているのをしばしば見る。そしてその人の訃報をしばらくしてから聞く。やはり我々は生まれつき「死相」と言うものを察知する能力を持っているのだ。

「死相」とは「死の近いことを思わせる顔つき、死を示している人相」ということだ。一般的には、体重減少、目がくぼむ、クマが濃くなる(顔の陰影が濃くなる)、しわが増えて来る、体臭が変わる(甘酸っぱいにおいがすることがある)・・・などの兆候がある。

ところが霊能力者になると、その人物が「黒いオーラをまとっている」、「その人の存在感が薄くなってくる・・・体が透き通るように見えてくる」、「赤い線が顔に見えてくる」・・・などなどいろいろある。

僕は亡くなってゆく彼らに「死相」を見たことがある。相手に対しては失礼だから「死相が出ている」とは言えない。「最近、体調どおー」とか「顔色が悪いから健康に気をつけろ」などと答えるにとどめている。

一番最初は学生時代だ。大学の友人で、山登りが好きな男だ。彼は低い初心者向けの山から始まって中級者、上級者へと技術を磨いてレベルアップを欠かさない。

久々に彼にあって話をした時、疲れているように見えた。窓から差し込む光の加減か「ドクロ」のようなものが一瞬、彼の顔に見えた気がした。暫く後に、彼は山で滑落事故を起こして帰らぬ人となった。

次に2人の同僚にも同じものを見た。一人は顔がどす黒く、顔の陰影が顕著になっていた。もう一人は顔が、黄疸でも患っているように黄色くなっていた。同じように一瞬、彼らの顔に「ドクロ」を見た。二人とも病気で亡くなってしまった。

でも、悪い話ばかりではない、「死相」から回復してきた連中も多く見てきた。人間、仕事が忙しく数日徹夜したり風邪などの病気で寝込んだりした時には「死相」がかすかに浮かんでくる。

そんな時には「顔色が悪いぞ、体に注意しないと大変なことになる」と少々きついことを言う。彼らはそのことに気が付いたのか暫く休養を取って体をいたわる。それに行動も注意深くなる・・・無理なことはしなくなる。

そして一週間から10日後くらいには顔に血色が戻り「死相」が消えている。だから常に「顔色」には気を配っておくことが健康のためには重要だ。毎日、顔を洗うときに鏡を見る。そこに何が映るのかじっくり見ることをお勧めする。

しかし、僕が2回ほど死にかけた時、鏡に映った自分には「死相」が見えなかった。「自分にはあり得ない」とフィルターにかけて、都合の悪いことはカットしているからか。やはり、身内に顔色を判断してもらうのがいいと思う。

新しい歳が始まった。僕は71才になる。この歳になると「健康のありがたさが身にしみてわかる」。この一年も健康で乗り切りたいと願っている。

 

TATSUTATSU

次は「真夜中の鏡の怪」をみてね。

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