ストーリー
日々、暮らしにくくなっている昨今、何によりどころを求めればよいのか。何もしなければ時間だけが過ぎてゆく。かといって、自分にノルマを与えすぎるとメンタルに来てしまう。そんな時の箸休めに「寝る前の5分間で読むチョイ恐ミステリー」でものぞいてみて。
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僕は無性に美味しいパンが食べたくなる時がある。しかもそれが今回、夢の中とは・・・パンとホットコーヒーが目の前を通り過ぎてゆく。当然、最後まで夢であることは気づかない。結論として、パンを探し回って疲れ果てて目が覚める。その時大汗をかいていた。
夢を少し紹介すると。僕は会社の同僚と3人で大きなパン屋さんに入る。同僚2人は自分の好きなものを受け取って席に座る。僕もパンがのったトレーを受け取って彼らと食べようとした。ところが僕のトレーが見つからない。
店員さんが一生懸命探してくれる。見つかったトレーにはクッキーとオレンジジュースがのっていた。次に探してくれた時にはチョコレートとワインだ。その後、プリンとかババロアとか・・・いじわるされているように思えた。
こんなことが嫌になるほど続く。同僚は帰ってしまう。時計を見るときっかりと一時間過ぎていた。そして目覚める。夢占いでは、「欲しいものが手に入らない夢」は「物事が進まずストレスだけがたまる」と解釈されている。つまり欲求不満だ。
この歳になっても何故かストレスがたまる。もう仕事も引退し、悠々自適な生活なんだが・・・。一体何が不満なのだろーか。歳を取るだけで精神状態がおかしくなる。
せっかく、夢の中で店員さんがクッキーとオレンジジュースを見つけてくれたのに、これで満足してお礼すべきだったと反省する。自分自身の頑固さと傲慢さが嫌になる。
さらに追い打ちをかけるような夢を今朝見た。何故か、夢の中にハリウッド俳優のブラッド・ピットが現れる。彼は周りの数人にお金を配っている。「僕も欲しい」と言ったら、一万円くれた。
この夢は多分、「金欠」によるものだと思う。欲しいものが色々あるのに「使える金はさほどない」とCMのような言葉が耳に響く。
夢は自分自身の心の問題だ。解決策を次のように考えた。「夢で実現しないものは現実世界で実現させる」。さっそくパンとホットコーヒーの呪いはローソンに駆け込み、スティックケーキを買い求めた。これを缶コーヒーで美味しくいただいた。
次に「現実世界で実現しないものは夢で実現させる」・・・これで行きたい。「明晰夢」をご存じですか。夢を「これは夢だと自覚しながら見る夢」のことだ。訓練次第では「夢の内容を自由自在にコントロール」することも出来る。
子供の頃、見たい夢の絵を枕の下に入れて寝たことがある。寝入る前は思い通りの夢が見られた気がする。でも、次の朝、どんな夢を見たのか全く覚えていない。
夢は多くの場合覚えていない。でも、誰もが毎日、数回の夢を見ている。「脳」がデーター処理していると考えればなんてことないのだが・・・。「夢」を見るならやっぱり楽しい夢がいいね。
TATSUTATSU
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