サマリー
2018年4月日本公開のアメリカ製作スーパーヒーロー激突SF映画
監督 アンソニー・ルッソとジョー・ルッソ(シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー)
出演 ●ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマンシリーズ、シャーロック・ホームズシリーズ)
●クリス・ヘムズワース(マイティ・ソーシリーズ、アベンジャーズシリーズ、スノーホワイトシリーズ、ブラックハット、白鯨との闘い、ゴーストバスターズ、ドクター・ストレンジ)
●マーク・ラファロ(はじまりのうた、アベンジャーズシリーズ)
●クリス・エヴァンス(ファンタスティック・フォーシリーズ、キャプテン・アメリカシリーズ、アベンジャーズシリーズ、スノーピアサー、サンシャイン2057、ギフテッド)
●スカーレット・ヨハンソン(her/世界でひとつの彼女、アンダー・ザ・スキン、シェフ 三ツ星フードトラック始めました、LUCY/ルーシー、ゴースト・イン・ザ・シェル)
●ベネディクト・カンバーバッチ(裏切りのサーカス、8月の家族たち、SHERLOCK、イミテーション・ゲーム、ドクター・ストレンジ)
https://youtu.be/o8_JzcL6T6Y
中途半端なところで終わってしまうとは・・・。まだまだ続きそうだ。もの凄く豪華な映画だ、スーパーヒーローが覚えられないほど登場する。「ワンダーウーマン」が何故出て来ないかと思ったら彼女はバットマン組(「ジャスティス・リーグ」参照)だったね。
次から次へと息もつかせない展開で149分の長編だけど時間を感じさせないほど楽しめる。日ごろ家族サービス出来ないパパにとってはファミリーで劇場に向かえば株が上がること間違いない。多分パパは寝ちゃうかも知れないけどそれでもグッドだ。
予告編がネットに公開されると24時間以内に2億3000万回再生されている。「IT/イット ”それ”が見えたら、終わり」を抜いて歴代最高記録を塗り替えている。関心の高さが感じられる。
今回登場する宇宙最強の魔人サノス(ジョシュ・ブローリン)は宇宙のバランスを取る為に生命体の数を半分にしようと企む。彼は軍団とともに不必要な命を宇宙から残酷にも排除してゆく。
彼は宇宙に6つ存在する「インフィニティ・ストーン」を全て集めようとする。これを集めてしまえば宇宙における全能の神になれる。石が全て集まった時、指を鳴らすだけで宇宙を手中に収めることが出来る。
魔人サノスは既にザンダー星を滅ぼしパワー・ストーンを手に入れていた。そしてソー(クリス・ヘムズワース)を倒し、ロキ(トム・ヒドルストン)を殺害して青色のスペース・ストーンを左手のインフィニティ・ガントレットに収める。(「マイティ・ソー バトルロイヤル」参照)
サノスは惑星ノーウェアでリアリティ・ストーンを手中に収めると次はソウル・ストーンだ。これの在り処を知っているのはサノスの義理の娘ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)だ。彼女の妹ネヴィラ(カレン・ギラン)を拷問にかけ、ガモーラに精神的な圧力をかける。
彼女は妹の命と引き換えに、ソウル・ストーンが惑星ヴォーミアにあることをしゃべってしまう。サノスはガモーラとヴォーミアに行き、涙を流し娘を犠牲にしてソウル・ストーンを手に入れる。あと残るはタイム・ストーンとマインド・ストーンだ。二つとも地球にある。
「ドクター・ストレンジ」(ベネディクト・カンバーバッチ)が持つタイム・ストーンを狙って、サノスの部下エボニー・マウがリング状の宇宙船Qシップで地球を襲う。ストレンジは彼らに捕えられてしまう。
しかしQシップにとり付いた「スパイダーマン」のピーター(トム・ホランド)とアイアンマンのトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はエボニー・マウを倒し、ストレンジを救出する。Qシップはタイタンに向かっていた。
タイタンではトニー・スターク達とガーディアンズ(「ガーディアンズ・ギャラクシー」を参考に)が遭遇する。目的が同じであることを知るとお互いに協力することとなる。そこにサノスが現われる。彼ら総当たりで魔人を倒しにかかる。サノスをマンティス(ポム・クレメンティエフ)とストレンジの魔術で抑え込み、残りで物理攻撃だ。
あと一歩でサノスを倒せたのに、ガモーラが殺されたことを知ったピーター・クイル(クリス・プラット)が我を忘れサノスを攻撃してしまう。それによってマンティスの魔力が解けサノスは石のパワーを使って皆を追い詰める。
そしてトニー・スタークの胸元をサノスの武器が貫き、彼は意識を失ってゆく。これを見たストレンジはトニー・スタークの命を助ける事と引き換えにタイム・ストーンを渡してしまう。
あと残るは地球にあるマインド・ストーンただ一つだ。地球では全員がワカンダ王国(「ブラックパンサー」を参考に)に集結し、サノスと彼の軍団を迎え撃つことになる。果たして宇宙一のサノスの軍団を撃破してマインド・ストーンを守ることが出来るのか・・・。
最後の方は、まるで「ロード・オブ・ザ・リング」のようだ。激しいバトルが展開される。とにかくアイテム集めはサノスでなくても楽しいね。
その後のストーリーとネタバレ
サノス軍団とアベンジャーズそしてワカンダ王国の最強軍団が激突する。ハルクに変身出来ないバナー博士は巨大なアイアンマンスーツに身を包み参戦する。両者、一歩も引かない戦いは続く。
マインド・ストーンはヴィジョン(ポール・ベタニー)の額に埋め込まれている。これが取られてしまえばヴィジョンは死んでしまうが、サノスの手に渡るより破壊した方かいいと考える。ヴィジョンは額のマインド・ストーンの破壊をワンダ(エリザベス・オルセン)に懇願する。
ワンダは涙を浮かべてマインド・ストーンを破壊する。ところがそこにサノスが現われる。彼はタイム・ストーンを使って時間を巻き戻すとヴィジョンの額からマインド・ストーンを掴みとる。
サノスのインフィニティ・ガントレットに6個の石、すべてが揃う。これで勝負はあったのか・・・。その時、雷鳴とともにソーが空から現われ、サノスの胸にストームブレイカーを突き立てる。ところがサノスは倒れない。
彼はインフィニティ・ガントレットの指をパチンと鳴らす。その時サノスは異世界にワープする。そこには何故か死んだはずのガモーラがいた。
同時にバッキー(セバスチャン・スタン)がチリのように消え始める。そしてティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)、ワンダ、サム、グルートも消えてゆく。そしてタイタンではマンティス、ドラックス、クイルが消える。そして「他に方法は無かったと」スタークに謝罪したストレンジも、さらにピーターも消えてゆく。
ニューヨークの街ではマリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)そして街の多くの人々が消えてゆく。ニックは消える直前に何者かに救援信号を送る・・・。送り先は「キャプテン・マーベル」なのか?
レビュー
中途半端なところで終わってしまった。生命体の半分が消えてしまうのか、そしてサノスも異世界にワープしてしまった。果たして消えた連中は戻ってこられるのか?
次回作でキーになるのが「キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)」ではないかと言われている。彼女が人類やスーパーヒーロー達の救世主になるのか楽しみだね。
「他に方法は無かったと」と言ったまま消えてしまったドクター・ストレンジが何をしたのか気になる点だ。この作品は世界中で大ヒットしている。これだけのスーパーヒーローが揃う映画は他にはないからね。
今まで見た事のないような大作を作ってしまうと後がつらい。果たして消えたり、死んだりしたヒーロー達はどのような方法で甦ってくるのか?全て夢の中でしたってことのないように、あるいは時間を巻き戻して一件落着か?
TATSUTATSU
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