SF

映画「ミミック」感想・評価‐巨大ゴキブリが人を襲う恐怖の昆虫パニック映画だ

サマリー


ミミック – 予告編 (字幕版)

1998年日本公開の昆虫パニックアメリカ映画、監督はギレルモ・デル・トロ(ヘルボーイ、パンズ・ラビリンス、パシフィック・リム)、主演はミラ・ソルヴィノ(誘惑のアフロディーテ)である。

この映画はチビリそうなくらい怖い映画で、巨大なカマキリともゴキブリともつかない昆虫がコートを着た人間のように擬態(ミミック)する、そしてスキを見て人を襲う。

このようなグロイ映画には大体美人のヒロインが出てくる、今回ミラ・ソルヴィノがそのヒロインで昆虫学者を演じており必見である。

この映画が大ヒットしたことから続編が2本作られているが、残念ながら続編は今一である。

夏のクソ暑い夜には、この恐怖映画を観て、涼しくするのも一案である。でもカマキリやゴキブリが嫌いな人には残念ながらお勧めできない。

ストーリー

ストーリーを紹介すると、ニューヨークにおいてゴキブリを媒介源とするストリックラー病が流行し、多くの人間が亡くなったり、後遺症に苦しんだりしていた。

アメリカ疾病予防管理センターのピーター・マン博士(ジェレミー・ノーサム:カンパニー・マン)は昆虫学者のスーザン・タイラー博士(ミラ・ソルヴィノ)にゴキブリを駆除する生物農薬の依頼をする。

彼女はシロアリとカマキリのDNAを融合させ、新種の昆虫「ユダの血統」を作る。この特殊な昆虫は分泌物を出し、これに触れたゴキブリは死んでしまう。

そしてこの「ユダの血統」は寿命を半年とし、ゴキブリを駆除し終わったら全て死ぬように遺伝子操作されていた。

予想通りに地下のゴキブリは駆除され、ストリックラー病の流行は抑えることが出来た。そして3年が経過した。

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ところが少年たちが、地下鉄の構内でへんな生物を見つけてきた。巨大な昆虫の死骸であった。この生き物はまだ成虫ではなく、幼生と思われるが解剖してビックリ、何と人間の肺と同じような器官をもっていた。

さらに地下鉄駅構内に住みついていたホームレスが次から次に姿を消す事件が起こっていた。

ピーターとスーザンはこれに驚き、地下を調査することになった。ひょっとしたらDNAを融合させて人為的に作り出した昆虫「ユダの血統」が突然変異を起こし、肺を持つ巨大昆虫に進化したのではないか・・・・・。

ピーターとジョシュ(ジョシュ・ブローリン)は地下鉄の警備員レナード(チャールズ・S・ダットン)と一緒に地下を捜索しはじめる。

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ピーターと合流するために地下鉄駅に降りてきたスーザンは、コート姿の男に話しかけようとしたところ、突然巨大昆虫に姿を変え彼女は捕まってしまう、そして彼らの巣に運ばれる。

巨大昆虫の巣にはたくさんの卵があり、これらが羽化すれば大変なことになることが予想された。運よくピーターはスーザンを探しだし、合流する。

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ピーター達は巨大昆虫に襲われ、駅構内にある地下鉄車両に逃げ込む。スーザンは昆虫の習性を利用し、死骸となった昆虫の体液を皆の体中に塗り込む、今度は人間が昆虫に擬態する番だ。

果たしてピーター達は逃げ延びることが出来るのか、また巨大昆虫を駆除することが出来るのか観てのお楽しみである。

ネタバレ

<ネタバレするから映画を観てから読んでね>

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仲間は次々に奴らに殺されてゆく、最後の手段としてピーターは地下のガス配管に穴を開け、奴らの巣を焼いてしまおうと行動する。

ガスが地下に充満し、ピーター達は逃げながらガスに火をつけ、地下は火の海となる。

ピーターとスーザンは危機一髪、地上に逃げることが出来た。マンホールからは次から次へと火柱が立つ。

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レビュー

進化した「ユダの血統」は巨大カマキリとなって人間を襲いエサとする。彼らは人間の様な意思を持たないため、人間を単純にエサとしか認識しない。

この冷酷な殺し屋が非常に怖い、彼らは容赦なく人間に襲い掛かる。

実際には、外骨格を持った昆虫は、体中鎧で覆われているので、重くて巨大化は困難と言われている。しかし大昔においては、巨大トンボがいたことを考えると、全くあり得ない話ではない。

人間が考えた遺伝子操作は結局何をもたらすか分らない。また将来何らかのパニックを引き起こすかもしれない・・・・・こんな怖い映画を観ていると、ちっちゃなゴキブリにもドキリとする。

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まあ、可愛いミラ・ソルヴィノが巨大カマキリに食われなくてよかったね。

辰々

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ワーナー・ホーム・ビデオ
2012-02-08

 

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