歴史映画

映画「王の涙‐イ・サンの決断」感想・評価‐王の暗殺事件を描いた大ヒット映画だ

サマリー


王の涙 イ・サンの決断 – [HD]映画予告編

2014年公開の、韓国大ヒット映画、監督はイ・ジェギュ(テレビドラマ「チェオクの剣」)、主演はヒョンビン(テレビドラマ「シークレット・ガーデン」)である。

この映画は李朝の歴史の中で最も名君と言われた、第22代国王イ・サンの物語である。彼は幼くして父を殺され25才の時に祖父から王位を継承するも、権力基盤を持たないため常に命を狙われる運命であった。

王の神殿深くまで刺客が押し入ったと言う前代未聞の史実が残されている。この史実を色々と調査し王が刺客に狙われた24時間を映像化している。

少々グロイが見応えある作品で、息もつかせない演出で結末までグイグイ引っ張られてゆく。宮廷内の権力争いを王はどのようにして鎮め、そして王の権力を取り戻してゆくのか是非観て頂きたいお薦め映画です。

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ストーリー

ストーリーを紹介すると、第22代国王イ・サン(ヒョンビン)は宮廷内の最大派閥「老論派(ノロンハ)」によって父を惨殺されている。そしてその「老論派」の後ろ盾が、王の義理の祖母にあたるチョンスンワンヒ(ハン・ジミン)である。

また、軍隊の8割を掌握するク・ソンボク将軍も王と対立していた。王が唯一心を許せるのが宦官のサンチェク:別名カプス(チョン・ジェヨン)であった。

ところがそのサンチェクは刺客であることが分かり、近衛隊長ホン・グギョン(パク・ソンウン)によって捕えられてしまう。

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サンチェクは激しい拷問においても口を割らず、王に面会を求める。彼は王の前で真実を話す、彼の養父アン尚膳は宮廷内における刺客の元締めであり、多くの命を奪ってきた。

そしてサンチェクは王の殺害命令を断りこの養父を殺し、井戸に投げ込んだと・・・・・。

王はサンチェクに対し、刺客から私を守る人間にいつ変わったのか、そしてその理由は何なのか尋ねるがサンチェクは答えない。

王はサンチェクに死ぬな生きろと言葉をかけ、馬を与えて解放する。

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そんな中、王の母ヘギョングン(キム・ソンニョン)はチョンスンワンヒの侍女ポクピンを使い彼女を毒殺しようとしていた。ところがその情報が事前に漏れ、王の母と幼い侍女は捕えられてしまう。

また、同時に着々と王の暗殺計画が進行してゆく、しかも腕利きの刺客ウルス(チョ・ジョンソク:観相師)が雇われ王宮に侵入する、果たして王は殺されてしまうのか、是非映画を観てほしい。

ネタバレ

<ここからネタバレするから映画を観てから読んでね>

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王は馬を走らせ、敵対するク・ソンボク将軍の所に行く。王は将軍に対し、私の部下として働いてくれるなら今までの事は不問に付すと将軍を諭す。

王は屋敷に戻り、敵の襲撃を待ち受ける。案の定、刺客ウルスを中心とする闇の軍勢が押し寄せる。迎え撃つ鉄砲隊を屋敷の屋根に潜ませるが、あいにくの雨で鉄砲が役に立たない。

地上での肉弾戦となり、刺客ウルスは王の所にたどり着き、剣による一戦を交える。あわや王が斬られる寸前にサンチェクが現れ盾となる。ウルスの剣はサンチェクを貫く。

ウルスはサンチェクが兄貴分カプスである事を知る、そして王様を殺してはならぬと言い残して死んでしまう。またウルスも駆け付けた鉄砲隊に撃たれ絶命する。

王はサンチェクを抱きしめ、号泣する。

これ以降、王は着々と権力基盤を整えるとともに、世の中を変革してゆく・・・・・。

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レビュー

王の暗殺までの24時間が、過去のエピソードも交えテンポよく流れてゆく。話しの中でサンチェクの悲しい生い立ちが描かれる。小さい時から刺客として育てられ、王をいつでも亡き者に出来る。

しかしサンチェクは王と長い間過ごすことによって、この将来名君になるであろう王を殺してはならないと思うようになる。そして自分の身を犠牲にして王を守る。

また、サンチェクの弟分ウルスとの出会いがあり、彼はウルスを諭し死んでゆく。王役のヒョンビンもいいが、サンチェク役のチョン・ジェヨンの存在感が大きい。

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史実に基づいて製作されているから、現実味があり、歴史ドラマではあるがサスペンス映画を観ているようで大変面白い。

最高権力者の王であっても、常に暗殺や失脚におびえて生きる人生では長生き出来ないね・・・・・大変勉強になりました。

うわさでは映画館の観客はほとんどが女性だったらしいですね・・・・・・さすが韓流は人気アルネ。

辰々

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