歴史映画

映画「ラスト・ナイツ」感想・評価‐アメリカで大コケの原因を探ってみる

サマリー


紀里谷和明監督ハリウッドデビュー作!映画『ラスト・ナイツ』予告編

この映画は紀里谷監督 初のハリウッド作品だ。

原案は皆さんご存知の「忠臣蔵」で、自分を犠牲にしてまでも信念を貫き通す騎士道が描かれている。

また、クライヴ・オーエンやモーガン・フリーマンと言ったアメリカ映画の一流どころが出演し話題ともなっている。

僕はまあまあな作品だと思うのだが、日本も含め海外での評判はかんばしく無い。

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暗いテーマと暗い映像が前半延々と続く、しかもバッドエンド・・・・同じ系統のクライヴ・オーエン主演の「キング・アーサー」なんかと比較すると、圧倒的な盛り上がり感が確かに不足している。

この点は監督も反省しているようだね、後半のクライマックスへの盛り上げをもっと感動的に考えて欲しかったと僕は思う・・・・後半は見応えがあるのだから。

それにいっそのことハッピイエンドにした方が良かったのでないかとも感じる・・・・もっと女性に受け入れられたと思う。

でも紀里谷監督としてはハリウッド第一作品目だから、人集めや金集めに苦労したようだ、これをいい経験にして次回作を頑張ってもらうしかないね。

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中世のある帝国で腐敗した政治を行うギザ・モット大臣(アクセル・ヘニー)に異を唱えるバルトーク卿(モーガン・フリーマン)はお互いに対立していた。

そしてギザ・モット大臣の賄賂要求をはねつけたバルトーク卿は、大臣と言い争いになり、誤って大臣に刃を向けケガをさせてしまう。

この争いの裁きの場でバルトーク卿はギザ・モット大臣を重用する皇帝をも批判する。怒った皇帝はバルトーク卿に死罪を申し付ける。

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バルトーク卿(モーガン・フリーマン)

しかも斬首の刑で、執行人は卿の後継者ともくされるライデン(クライヴ・オーエン)であった。

ライデンは泣きながらバルトーク卿の首を切り落とす。そして心の中でギザ・モットへの復讐を誓う。

バルトーク家は領土を追われ、彼の騎士団も解散させられる。

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ライデン(クライヴ・オーエン)

ライデンは表向き、酒と女に溺れたように見せかけ、仲間たちと綿密な復讐計画を練る。

ギザ・モットも復讐を恐れ、我が城を堅固な要塞へと変貌させる。

それから一年たち、酒と女に溺れるライデンには復讐心が無くなったと大臣達は油断する。

しかしライデンと部下たちは暗闇の中集まり、綿密な復讐計画を実行してゆく。果たして彼らは堅牢な要塞に立て籠もるギザ・モットの首を取ることが出来るのか・・・・あとは映画を観てね。

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ギザ・モット大臣(アクセル・ヘニー)を護衛するイトー隊長(伊原剛志)

2015年日本公開のアメリカ映画、監督は紀里谷和明(CASSHERN、GOEMON)、脚本マイケル・コニーベス他、主な俳優はクライヴ・オーエン(クローサー、キング・アーサー、トゥモロー・ワールド)、モーガン・フリーマン(ショーシャンクの空に、トランセンデンスLUCY/ルーシー)、アクセル・ヘニー(オデッセイ)、伊原剛志(硫黄島からの手紙)、アン・ソンギ(MUSA、シルミド)等である。

この映画の面白い所は、スタッフ・キャストが17か国から集められ国際色豊かな点だね、日本からも伊原剛志が出演している。

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中世の貴族役でアフリカ系アメリカ人のモーガン・フリーマンが出ていたり、東洋系の伊原剛志やアン・ソンギなんかが出て居たりと、歴史映画の常識を破っている・・・・これは観客に受け入れられたのかな?。

アクションシーンにはCGを使っていないところが好感が持てるが、かえって迫力不足にも感じる。

今の時代に滅私奉公的なテーマは受け入れられるのか・・・・映画はつくづく作るのが難しいと感じるね。

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紀里谷和明監督

 

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2004-10-23

 

 

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2009-10-09

 

 

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クライヴ・オーウェン
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
2006-04-19

 

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