歴史映画

映画「ノア約束の舟」感想・評価‐太ったノアはすぐにダイエットだね

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【サマリー】
 
2014年ダーレン・アロノフスキー監督の最新作である。アロノフスキーと言えばあの「ブラック・スワン」の監督で、僕は注目している。

ノアの方舟のエピソードは過去何回か映画になっている。1966年に観た映画「天地創造」ではボート型の大きな船が出てくる。また、本物の動物を出演させている。

今回の映画では全くの直方体の舟になっている。旧約聖書における方舟は全長130mとのことで今のマンモスタンカーをイメージすればいいのかなと思う。

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全体を通して面白く観ることの出来た作品である。

【ストーリー】

ストリーを少し紹介すると、天地創造から時が経って、人々が地上にあふれていた。しかし、人々は堕落しており、神々は大洪水をおこし人間を滅ぼそうとしていた。

神の啓示を受けたノア(ラッセル・クロウ)は動物たちを乗せる舟を作り始める。

噂を聞いた人間の王トバル・カイン(レイ・ウィンストン)は群衆を扇動し、舟を奪おうと戦いを始める。

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最初、何故誰でも知っている話を映画にするのか疑問であった。でも映画を見るとその謎が解けた。旧約聖書ノアの方舟をベースにしているがこれをオリジナルあふれる物語にしている。

聖書ではノアは500才、3人の息子がおり、それぞれに妻がいる。映画では、ノア夫婦に息子が3人、大けがを負って倒れていたのを助けられた女の子(イラ:エマ・ワトソン)である。

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この映画では、動物は助けても人間はすべて滅びなければならないとノアは考えており、そのため子供はこれ以上産んで増やしてはいけない。

イラはお腹のキズが原因で子供を産めない体になっていた。ノアの祖父(アンソニー・ホプキンス)から受け継いだ種を植えたところ、ここから泉が湧き出て川となり、木々を茂らせ森が出来た。この森の木々を使って方舟を作り始める。

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ここで面白いのは、見張りの天使と言われる巨大な石の塊のようなある種の神々が方舟作りを手伝ってくれている。

動物はすべてCGだが続々方舟に集まってくる。方舟の中はさながら動物園のようで面白い。また、アダムとイブを誘惑した蛇も多数舟に乗り込むのも面白い。

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クライマックスではノアの家族と人間の王トバル・カインをリーダーとした群衆とが戦う。

舟を奪おうと押し寄せる群衆を岩石ロボットのような見張りの天使が加勢する。一体づつ役目を終えた天使は天に昇ってゆく。

そのうち洪水が群衆を飲み込んでゆく。

ノアの祖父の描き方が面白い、人間ではあるが神のように描かれている。ノアを見守り、重要な助言を与える。また、お腹にキズを負い不妊となってるイラのお腹に手をかざすだけで不妊を直してしまう。

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いつも「野イチゴ」が食べたいと話題に出す。この老人が森で野イチゴを見つけこれを食べ満足した表情で洪水にのみこまれてゆく。

【レビュー】

ここで出てくる「野イチゴ」とは何を意味しているのか。大昔の映画イングマール・ベルイマンの「野いちご」を思い出す。

野いちごは自分で摘んで食べるものである。つまり人(あるいは神か)に頼らず自分の意思で生きなければ、成功の果実は得られない。

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方舟の中でイラは双子姉妹を産む、ノアは悩むが神の意志に反し赤子を殺さずに生かす。将来息子の嫁になって子孫を増やしてゆくだろう。

最後にノア役のラッセル・クロウはなかなか渋い演技を見せるが、注文をつけるなら、もう少しダイエットしてほしかった。

妻役のジェニファー・コネリーが気の毒なほど痩せこけているのでデブがあまりにも目立つ。

                            辰々

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