歴史映画

映画「ザ・ヘラクレス」感想・評価:たいくつな筋肉男の品評会のような映画だ

サマリー

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映画『ザ・ヘラクレス』予告編

2014年公開のアメリカアクション映画、監督はレニー・ハーリン、主演はケラン・ラッツである。

「ヘラクレス」とはゼウスと人間の間に生まれた半神半人の英雄であり、色々な物語や映画に出てくる。僕は大昔スーパーファミコンのソフト「ヘラクレスの栄光」に夢中になったことがある。

今回TSUTAYAさんの棚に2位人気でのっていたので、借りて観た。冒頭のシーンはなかなか良く期待できるかなと思ったが、残念ながら「なに!これ!」映画だった。

映画全体を通して、子供向けのファンタジー映画か、大人向けのリアルな映画なのか判断つかない中途半端な出来になってしまっている。

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物語もワンパターンのようなありきたりで、かえってドラゴンとか怪物を沢山出して子供向けのファンタジー映画にしてしまった方が良かったのでは・・・・・。

乏しい小遣いと貴重な時間を浪費してしまったような気がする、これから何を根拠に映画を選択したらよいのか・・・・・やはり口コミやアカデミー賞ノミネートを参考にするしかないのかな。

従って、マッチョが好きな人か暇な方にしかお薦め出来ない。

ストーリー

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ストーリーを少し紹介すると、ギリシアの暴君アンピトリュオン(スコット・アドキンス)は他国を次から次に征服し恐怖政治を行っていた。

王のやり方に恐れを抱いた王妃のアルクメネ(ロクサンヌ・マッキー)は神に祈り、そして天から降りてきたゼウスの子供を産む。名をアルケイデスとつけるが本当の名はヘラクレス(ケラン・ラッツ)である。

アルケイデスは成長し、クレタ島の姫へべ(ガイヤ・ワイス)と恋に落ちる。

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父アンピトリュオンはアルケイデスを自分の子供ではないと考え、長男のイピクレス(リアム・ギャリガン)とへべの婚約を決める。

そしてアルケイデスは生きては戻れないと思われるエジプトへの遠征に参加させられる。

アルケイデスは出発の前夜、母から自分が神ゼウスの子「ヘラクレス」であると告げられる。彼は必ず遠征から戻りへべを奪い返すと誓う。

果たしてアルケイデス、真の名「ヘラクレス」は生きて戻り、ヘベを奪い返すことが出来るのか。

ネタバレ

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ヘラクレスはエジプトで大軍に包囲され捕まり、剣闘士として売られてしまう。(後でこれは父の策略であったことが分かる。)

しかしヘラクレスは剣闘士として頭角を現し、多くの対戦相手を打ち負かすことによって自由を手に入れる。

そして故郷に帰り、父との戦いの準備を着々と行うが、内通者によって捕えられ、危うく処刑されそうになる。

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ところがここで、天が彼に味方する、天から超人的な力を得て敵をなぎ倒し、逃走する。

また、彼は残念なことに母が父アンピトリュオンよって殺されたことを知る。

そして、父と兄との最後の決戦になる。彼にはゼウスによる天の力があり、ついに父と兄を倒しへべを奪い返す。

そして、へべと結婚し幸福な人生を歩み始める。

レビュー

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エログロがないので、家族みんなで観るにはいいかもしれない、さらにお決まりのハッピイエンドで終わる。

見どころは、ヘラクレスが稲妻のムチを使って多くの敵をなぎ倒すシーンと剣闘士として大群衆の前で戦うシーンぐらいかな・・・・と思う。

出てくる皆が、筋肉もりもりで、演技よりも体つきを見ちゃうね、また、へべの胸にナイフが刺さったのに生きているとはどうゆうことか・・・・死んだと思ってしまった。

それにしてもケラン・ラッツは泳ぎが下手だね、泳いでいるのか沈んでいるのかよく分らない。まあ、たまには、けなしながら観るのもいいね。

辰々

 

ケラン・ラッツ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2014-12-17

 

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