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「IT/イット”それ”が見えたら、終わり。」の感想と解説-子供にしか見えない人食いピエロの正体は


サマリー

2017年11月日本公開のアメリカ製作人食いピエロホラー映画
監督 アンディ・ムスキエティ(MAMA、IT/イット”それ”が見えたら、終わり。
原作 スティーヴン・キング「IT-イット-」
出演 ●ビル・スカルスガルド(アトミック・ブロンドIT/イット”それ”が見えたら、終わり。
●ジェイデン・リーベラー(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。
●ジャクソン・ロバート・スコット(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。
●ジェレミー・レイ・テイラー(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。
●フィン・ウルフハード(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。)
●ソフィア・リリス(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。)
●ワイアット・オレフ(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。)
●ニコラス・ハミルトン(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。)
●チョーズン・ジェイコブス(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。)
●ジャック・ディラン・グレイザー(IT/イット”それ”が見えたら、終わり。)

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』予告編

子供にしか見えない人食いピエロ「ペニーワイズ」。「それ」を見てしまったらいつ襲われるか分からない。夜、昼関係なく「それ」は何処でもいつでも現れる。

「それ」は純真で感受性の豊かな子供にしか見えない。子供たちは大人を頼ることが出来ない、彼らは団結して「それ」に立ち向かおうとするのだが・・・。

子供たちが主演だと言う事で侮ってはいけない、他のホラー映画には無い新感覚ホラーだ。怖くてちびりそうになるから、映画を見る前に必ずトイレは済ましておこう。近年まれにみる最強のホラーと言ってもいいかもしれない。もちろんお薦め映画だ。

大昔、子供のころ親に叱られると「人さらいが来るぞ」と脅された、その感覚がいまだに残っている。この映画はそのトラウマをうまく利用して恐怖を盛り上げている。

人食いピエロ「ペニーワイズ」は実在の殺人鬼ジョン・ゲイシーがモデルになっていることは良く知られている。彼は子供たちを含む33人もの人々を殺害している。ピエロに扮することが多く「殺人ピエロ」と呼ばれる。最近ではピエロを見ると怖がる子供が続出し、ピエロのコマーシャルなんかの露出度は激減している。

1990年に一度テレビ映画化されている。監督はトミー・リー・ウォーレス、「ペニーワイズ」はティム・カリーが演じている。前半、後半に別れ前半は幼少時代、後半は大人時代となっている。

しかし、今回の映画は怖がらすだけでなく見終ったあとは清々しい気分になれる。あまりネタバレ出来ないが子供たちの「勇気」「友情」「団結」に乾杯だ。

アンディ・ムスキエティ監督は凄いね、恐怖のツボを良く抑えているし、「ペニーワイズ」役のビル・スカルスガルドが体を左右に揺さぶって迫ってくる場面では思わず目をつむってしまう。

ドラマの背景は1980年代の田舎町デリー、ここでは過去から27年ごとに惨劇が起き、多くの子供が行方不明になっていた。何処かに魔物でも潜んでいそうな町だ。

ある雨の日、ビル(ジェイデン・リーベラー)の弟ジョージー(ジャクソン・ロバート・スコット)は道路の側溝に浮かべた紙の舟を追いかけ遊んでいた。ところが舟は流され排水路に落ちてしまう。慌てたジョージーは中を覗き込むと突然ピエロ(ビル・スカルスガルド)が現われ、片腕を食いちぎると排水路に引きずり込まれ行方不明となる。

それ以来ビルは弟を探し続けるが何の手がかりも見つからない。そんな彼のところに仲間が集まる。仲間は負け犬クラブと呼ばれ、学校から仲間はずれにされたり、いじめっ子のイジメ対象となる情けない連中ばかりだ。

メンバーはビルの親友リッチー(フィン・ウルフハード)、チビデブのベン(ジェレミー・レイ・テイラー)、神経過敏なエディ(ジャック・ディラン・グレイザー)、几帳面なスタンリー(ワイアット・オレフ)、火事で両親を亡くしたマイク(チョーズン・ジェイコブス)、紅一点のベバリー(ソフィア・リリス)の7人だ。

彼らはそれぞれ悩みを抱えている。そんな彼らは全員ピエロ「ペニーワイズ」を見てしまう。ピエロは彼らの心の奥の弱点を映像化し迫ってくる。彼らは集まり、何とかしないと全員ピエロの餌食になってしまうと考える。

ベンはデリーの歴史を調べており、過去から27年ごとに大きな惨劇が起きていることを知る。ビルは地下排水溝がある家を起点として町中に広がっていることを図形化する。その家とは幽霊屋敷のような建物だ。

ビルは仲間に団結を呼びかけ、幽霊屋敷に巣食うと思われる「ペニーワイズ」を退治しなければ全員行方不明になると考える。彼ら負け犬クラブのメンバーは足がすくんでしまうほどの恐怖と闘いながら、計画を実行に移して行く。

果たして「ペニーワイズ」の正体は何者か、そして奴を倒す事が出来るのか・・・。

その後のストーリーとネタバレ

負け犬クラブのメンバーはそれぞれトラウマを抱えている。リーダーのビルは弟のジョージーの失踪だ。「ペニーワイズ」は彼の弱みに付け込んで、ビルの家の地下室にジョージーの姿を装って出没する。

ベバリーは父の性的虐待と初潮だ、洗面所の排水口から多量の血と髪の毛を部屋中にまき散らす。ベンは図書館が大好きなんだが書庫に現れた首なしの亡霊に追っかけまわされる。

マイクは火事で失った両親のトラウマが幻としてに出て来る。ドアから必死で逃げようとする両親の手が見え、恐怖の声が聞こえる。スタンリーは壁にかかった不気味な人物絵が実態を持ち自分に襲いかかってくる・・・彼らの心の奥底のトラウマを奴は利用して姿を見せる。

最も怖くて危なかったのは、彼らの作戦会議中に映写機が勝手に動き出し、スクリーンに「ペニーワイズ」を映し出す。そして人食いピエロがスクリーンから飛び出してくる・・・彼らはガレージの扉を開けて逃げ回る。

負け犬クラブの全員が「ペニーワイズ」を見てしまう。このピエロを見た子供は必ず食べられると言われている。特に恐怖心にかられた子供は「ペニーワイズ」にとっては美味しくてたまらない。そんな時ベバリーが奴にさらわれてしまう。

ビルはこのまま逃げ回っていても奴に食われてしまうだけだ。それなら一か八か奴に立ち向かうことを決心する。みんなで団結して奴の屋敷の地下室から縄を使ってさらに深い縦穴へと降りる。びっくりすることにそこにはベバリーが空中に浮遊していた。

彼女を地上へと降ろし抱きしめるとやっと気が付く。上を見ると多くの子供たちが空中に浮遊していた、奴に魂を食われたのか風船のように軽くなって浮かんでいた。

彼らの前に「ペニーワイズ」が現われビルを捕まえると、さらに底の見えない穴に引きずりこもうとする。奴は「こいつを食って27年間の眠りに入る、手出しするな」と笑みを浮かべる。

ビルは「僕だけが犠牲になればみんな逃げられる」と言うが、残った連中は勇気を出して「ペニーワイズ」に向かってゆく。武器をもって奴の頭を殴りつける。奴は子供たちの「勇気」「友情」「団結」が嫌いだ、彼らの勢いに圧倒され、ビルを離し地下深くに消えてゆく。

負け犬クラブみんなの勝利だ。でも27年後地底の悪魔はまた現われ子供たちをさらうかもしれない。仲間たちは友情の証として手のひらを傷つけて血を流し、輪になってお互いの手を強く握り合う・・・血のちぎりだ。

彼らは勇気と友情抱いてそれぞれの道を歩んでゆくだろう。最後にビルとベバリーはキスをする。

レビュー

IT/イット、「それ」の正体は地下深くに住む「悪魔」だ。デリーの町には入植時代から大きな惨劇が起こり悪魔が住み着く。そして27年周期で現れては子供たちや場合によっては大人の肉体や魂を食べて長い眠りにつく。

この映画は1989年に起こった子供たちの失踪事件を描いているが、27年後の2016年にはまた「それ」が眠りから覚めるかもしれない。そのころ犠牲になるのはビル達の子供だ。


アンディ・ムスキエティ監督とビル・スカルスガルド

今回のホラー映画は「第一章」として大ヒットし、「第二章」の続編が決まっている。「ペニーワイズ」の怖さはいつでも、どこにでも現われ、何にでも変身するところにある。しかも子供にしか見えない、子供に近づき、口から鋭い牙を出し、子供を貪り食う。


スティーヴン・キング

しかし、子供たちの「勇気」「友情」「団結」には弱い。子供たちの一人ひとりの力は弱いが「団結」すればこんな恐ろしい悪魔でも追い払うことが出来る。

この映画の大ヒットはハッピイエンドと同じキング原作の「スタンド・バイ・ミー」にも見られるような子供たちの友情だ。ホラー映画であるが、結末の子供たちの清々しさに乾杯。

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TATSUTATSU

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