ホラー

映画「ヘル・レイザー」感想・評価:パズルボックスの組み替えに成功すれば究極の快楽を堪能できるのか?

サマリー


★★★☆☆(お薦め)

1988年日本公開のイギリス製作ホラー映画
監督・脚本・原案 クライヴ・バーカー(ヘル・レイザー
出演 ●アンドリュー・ロビンソン(ダーティハリー、ヘル・レイザー、コブラ)
●クレア・ヒギンズ(ヘル・レイザー
●アシュレイ・ローレンス(ヘル・レイザー
●ダグ・ブラッドレイ(ヘル・レイザー

Hellraiser (1987) Trailer

 

今から30年以上前のホラーの古典だ。このシリーズは9本作られ現在10作目が企画中だ。異質なタイプのグロいホラーだが変態マニアの間では「バイブル」のように崇められている。10作も続くと言うことは根強いファンいると言うことだ。

あなたはこのホラーにはまったら抜け出せないかも知れない。まずはヘル・レイザー1、2を見て判断してほしい。好き嫌いの分かれるホラーだから合わないと思ったらパスした方が無難だ。

「ヘル・レイザー」とは地獄の光と言う意味だ。地獄から魔導士(セノバイト)が4体現れるがこの中で「ピンヘッド」が特に有名だ。彼らが現れたら要注意、一瞬の官能の後、地獄に引きずり込まれるかもしれない。当然のことながら地獄と現世を行き来し「人間の肉体と魂」を狙うサタンの存在がある。

快楽と苦痛は表裏一体だ。快楽を追及してゆけばおのずと地獄の門を開けてしまう。このドラマは快楽を追及し過ぎて地獄に落ちた男の物語だ。男は必死に「ヘル」から逃れようとするが・・・。

話のスジを少し紹介すると。ルマルシャンの箱を手に入れたフランク(ショーン・チャップマン)は部屋にこもりこの箱のパズルを解こうとする。彼が大金をはたいたパズルボックスは組み換えが成功すれば究極の性的官能が得られるという。

パズルボックスの組み換えが成功したフランクは肉体を失ってしまう。何年かしてフランクの弟ラリー(アンドリュー・ロビンソン)が兄の家に引っ越してくる。不気味な家だがだれも住んでいない。

ラリーが手に大ケガし、滴り落ちた血によってフランクが蘇る。彼は骨と皮ばかりだ。不倫関係にあったラリーの後妻ジュリア(クレア・ヒギンズ)を使って自分を元に戻そうとするのだが・・・。

その後のストーリーとネタバレ

ジュリアは男たちを誘惑し家に招き入れる。そして彼らをフランクに差し出す。彼は生贄を殺して自分の血肉とする。ところがラリーの前妻の娘カースティ(アシュレイ・ローレンス)がそれを見てしまう。

彼女は家の中に入ると父親ラリーの皮を被ったフランクがいた。おかしいと感じた彼女はルマルシャンの箱を持って逃げる。ジュリアもフランクに殺される。

彼女は逃げる途中に気を失い病院に収容される。その病院でルマルシャンの箱を調べているうちに、箱が動き出し地獄の扉が開いてしまう。彼女は好奇心から中に入ってゆくがとてつもない怪物に追っかけまわされる。

地獄の扉を抜け出るが彼女の周りに4人の魔導士が現れる。彼女を地獄に連れて行こうとする。とっさに彼女はフランクが逃げ出したと4人に伝える。

魔導士たちはフランクのところに現れ、彼を八つ裂きにして地獄に連れて帰る。今度はカースティが襲われるが彼女は箱をもとの形に封印し魔導士たちは消え去る。彼女は危機一髪、難を逃れたのだ。そして手に持っていたルマルシャンの箱を焚火の中に投げ入れる。

ところが一人の浮浪者が現れ、火の中にはいってゆく。そして箱を拾う。体が燃え現れたのは翼を持ったサタンだった。サタンは箱を持って飛び去る。そして、いつものようにその箱は骨董屋のガラスケースに陳列される。

レビュー

実に気持ちの悪いB級作品だ。ところがこのストーリーがイギリスで受け翌年日本でも公開された。それに一度見たら忘れられない魔導士たちの風貌。特に頭に無数のピンが刺さった「ピンヘッド」。これがマニアの間で大好評だ。人形まで作られている。

ここでクライヴ・バーカーの経歴を説明しよう。彼はこの映画の原作者(原作「ヘルバウンド・ハート」)であり、監督・脚本も手掛けている。彼はもともとホラー小説家だ。年齢的には僕とほぼ同じ世代。

彼はこのシリーズで唯一監督をしたのがこの第一作目だ。あとは製作総指揮などにまわっている。何故、続編の監督をしなかったのか疑問がある。彼は多彩な才能を持っており、視覚芸術家として個展も開催している。

彼はゲイだ、演劇に心血を注いでおり、戯曲家としても有名で世界中に彼のファンはいる。直近では今年度に「ヘル・レーザー」のリブート版が発表される予定だ。昨今CGが進化しているから見ごたえのあるホラーが期待できるね。

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