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映画「クワイエット・プレイス」感想・評価:ちびりそうで怖い音を立てれば即死何が襲ってくるのか?

サマリー


2019年日本公開のアメリカ製作 宇宙生命体パニックホラー映画
監督・脚本・出演 ジョン・クラシンスキー(クワイエット・プレイス
出演 ●エミリー・ブラント(プラダを着た悪魔、オール・ユー・ニード・イズ・キルガール・オン・ザ・トレインボーダーラインクワイエット・プレイス
●ジョン・クラシンスキー(クワイエット・プレイス

『クワイエット・プレイス』本予告

 

音を立てたら何かが襲ってくる。それは何なのか・・・。

A Quiet Place – Best Scenes HD

 

最初に「音を立てたら即死」であることを僕らは頭に刷り込まれる。だから誰かがいつ音を立てるのか映画を見ていてドキドキする。実にうまい演出だ。そしてヒロインのエミリー・ブラントの凄い演技に支えられている。

かつて、絶叫の女王と言えば「エイリアン」「SF/ボディ・スナッチャー」のヴェロニカ・カートライトであったが、ついに彼女の域を超えた恐怖の演技に僕はちびりそうだった。

アメリカで大ヒット、「IT/イット”それ”が見えたら、終わり。」を追い越したらしい。こんなタイプのホラーは久しぶり、ホラー好きのファンは必見だ。

ホラーが嫌いな人でも家族を守る父親役のリー・アボット(ジョン・クラシンスキー)と母親役のイヴリン・アボット(エミリー・ブラント)の勇気ある行動に感動せざるを得ない。そういう意味では温かい家族愛に溢れた映画とも言える。

監督・脚本のジョン・クラシンスキーはこの映画で才能を開花させた。実生活でも夫婦のエミリー・ブラントを主役に抜擢し自分自身も出演している。製作費はたかだか17億円、出演者もほとんど5人だ。だが世界中で330億円以上稼いでいる。ホラーは儲かるからやめられない、そして続編も決まっている。

話のスジを少し紹介すると。メキシコあたりに落ちた「隕石」と一緒に「何か」がやってくる。89日後その「何か」は地球を存亡の危機に追いやる。「何か」には目は無いらしいが「音」に反応し、もの凄いスピードで人間を狩る。

「何か」によって占領された地球で暮らすには「けっして音を立てない」ことが重要で、一声叫べば「何か」によって八つ裂きにされる。

都市郊外に住む、アボット一家は父親のリー、母親のイヴリン、子供3人でひっそりと暮らしていた。話し声は出さず、手話で意志の疎通を図る。道路に砂を引き素足で歩く。

そして時々、荒廃した街に出かけては食料を調達する。この日も家族で荒れ果てたスーパーに出かけ食糧や薬を調達して帰る途中だった。ところが末息子ボーが音を出したため「何か」に殺害されてしまう。家族は失意のどん底に落とされる。

472日目、あれからもう一年経っていた。イヴリンは妊娠し、あと少しで赤ちゃんの誕生だ。長女のリーガン(ミリセント・シモンズ)は生まれつき耳が悪く、父親のリーは補聴器を改良し渡してくれる。でも、なかなかピッタリ合わない・・・ピーピーとうるさく音が聞こえ辛いのだ。

リーは長男のマーカス(ノア・ジュプ)と川に出かけ、仕掛けにかかった魚を回収していた。激しく音を出す滝の裏側では声を出して話が出来る。

自宅に残ったイヴリンは破水し、子供が生まれそうな状態になる。彼女は予定通り、地下室に降りてゆくが階段で突き出たくぎを踏み抜き、手に持っていた額縁入りの写真を落としてしまう。彼女は青ざめる、そして「何か」が近くまで来ていることを感じ取る。

イヴリンは緊急時の赤いランプをともす。それを見たリーとマーカスは異変が起きていることを察知し、慌てて家に駆け付けようとする。果たしてイヴリンは大丈夫なのかそして子供は無事生まれているのか・・・。

その後のストーリーとネタバレ

リーはマーカスをトウモロコシ畑に隠し、家の中に飛び込む。運よく彼女はバスタブで出産を終え、扉の中に隠れていた。赤子の口に酸素マスクをつけ箱の中に寝かせてふたを閉める。こうすれば赤ちゃんが泣いても大丈夫だ。

リーガンは「何か」に襲われそうになったが、頭を押さえた時に耳の補聴器のスイッチが入り、何故か「何か」は逃げてゆく。リーガンとマーカスはトウモロコシを貯蔵するサイロの上部に上りリーが来るのを待っていた。

ところがマーカスが足を滑らせサイロの中に落ちてしまう。穀物に埋まりかけたマーカスをリーガンが助ける。そこに「何か」が現われる。慌てたリーガンの補聴器のスイッチが入り、今回も「何か」が逃げてゆく。補聴器から出る高周波が苦手なのか・・・。

助けに来たリーは子供たちと家に戻ろうとしたとき「何か」に襲われ彼は重傷を負う。子供たちを近くにあるトラックの中に隠れさせるが「何か」がガラスを破って襲いかかろうとした。

その時リーは声を出し、自分の身を犠牲にして「何か」を引き付け、時間を稼ぐ。リーガンとマーカスは車を運転して家に急いで戻り地下室に身をひそめる。

しかし、ここも安全ではなかった「何か」が現われたのだ。リーガンは補聴器のスイッチを入れマイクで音を増幅させる。「何か」は特定の高周波を聞き苦しみ始める。そしてその時、イヴリンはとっさにライフルで「何か」を撃ち殺す。

部屋にある監視カメラのモニターを見る。そこには銃声を聞きつけた何体かの「何か」がこちらに向かってくる。リーガンは補聴器から出る高周波をスピカ―から流す。そしてライフルを持ったイヴリンは「何か」と対決しようと覚悟を決める。

レビュー

「何か」とは地球外知的生命体だ。とても知的生命体には見えないが目は無く聴覚が異常に発達している。そして音を出した獲物に凄いスピードで襲いかかる。

音を出した途端「即死」と言うシチュエーションが僕らを恐怖の世界に引きずり込む。父親のリーは亡くなってしまったが「何か」の弱点が明らかになる。特定の周波数の音に弱いのだ。

イヴリンは「エイリアン」のシガニー・ウィーバーのようにライフルを持って「何か」をバッタバッタとなぎ倒してゆくのか?続編が決定している、彼女は家族を守る為、戦士になる。

エミリー・ブラントは「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でも最強の戦士になっているし、「ボーダーライン」でも凄腕のFBI捜査官を演じている。けっこうピッタリな役かも知れないね。

TATSUTATSU

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