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幽霊屋敷は世界中にある。アメリカ サンノゼにある「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」は特に有名だ。今でも存在していて、観光名所になっている。ウィンチェスターとは銃で有名な会社だ。映画化もされている(「ウィンチェスターハウス」)。
夫と娘を次々に失くした未亡人サラが霊媒師の助言によって建物を増築しまくる。その理由は、ウィンチェスター銃で亡くなった人々の魂を鎮めるためだと言う。ハウスは7階建て、部屋数は160もあったそうだ。(今は観光名所となって幽霊は落ち着かないのでは?)
イギリスでは特に幽霊屋敷が多く、ボーリー牧師館、ロンドン塔、ハンプトン宮殿などがある。イギリス人は幽霊が大好き、幽霊付きの家・屋敷が高く売れるそうだ。日本と逆だね。
良く知られているところではアメリカのホワイトハウスにリンカーンの亡霊が出るそうだ。僕は柵の外からここを見たが屋上からスナイパーが見張っているとのことで近づくのはやめた。
日本では、誰でも知ってるお化け屋敷として「内閣総理大臣公邸」がある。ここでは五・一五事件や二・二六事件などの血なまぐさい事件があって、軍服姿の幽霊などが出るそうだ。この幽霊問題は国会でも取り上げられている。
では、果たして、ここは「幽霊屋敷」です。と誰が認定するのだ。イギリス エンフィールド地区のある屋敷ではポルターガイスト現象(1977年~1979年)が1500回以上起きている。そしてこれを当時の英国心霊調査協会のモリス・グロスとライアン・プレイフェア他が確認している。(「死霊館 エンフィールド事件」として映画化されているので見てほしい。)
僕は今から60年近く前、小学5・6年生の頃だと思うが、近所の大きなお化け屋敷に忍び込んだことがある。小高い丘の中腹にあり、周りを黒い木製の塀で囲まれている。ここは小学校への通学途中にあり、毎日横を通っていた。かつては大会社の社長の邸宅だったときいている。
ガキ大将のA君とB君、そして僕の3人で、夜は怖いから昼間の行動だ。忍び込む場所は黒い塀が壊れていたところを地面に腹ばいになって中に入った。中に入って後悔した。明るい昼間でも、中は荒れ放題、庭木が茂り暗かった。かつては凄い家だったことが、当時子供だった僕でもわかる。
庭には大きな池がある。そこはゴイサギ(と思われる)の巣になっており、多くのサギがいた。そして僕らを見てギー、ギーと騒ぎ立てる・・・不気味だ。池に面した建物へのガラス戸は壊れており、そこから中に入ると夏でもひんやりした。
僕とB君を残してA君は家の奥に入ってゆく、暫くしてA君は青い顔をして戻ってくる。彼は黒い影が横切ったと言う。あまりにA君の顔が恐怖で引きつっているので一目散に外へ逃げた。
僕は見ていないが、彼が見たものは幽霊なのかそれともここをネグラにしているタヌキやキツネなのか。彼は一言も話さない。その彼もつい最近亡くなったと風の便りで聞いた。僕もそんな年齢になったんだとしみじみ思う。真相は永遠に闇の中だ。
アメリカの幽霊ハンターとして最も有名なエド&ロレイン・ウォーレン夫妻は心霊研究家である。夫のエドはカトリック教会が唯一公認した非聖職者の悪魔研究家である。さらに妻のロレインは透視能力や霊視能力を持っていたとされる。彼らは多くの心霊現象を調査している。
また、映画「ゴーストバスターズ」では幽霊を捕まえることを商売にしている。こんなことをして食って行けるなら僕も明日からニセ心霊研究家として活動したいものだね。
TATSUTATSU
映画「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」感想・評価:ライフルによって殺された霊が集まる実在のお化け屋敷
以下のミステリー小説も見てね。
「僕の金縛り体験記」
「連鎖する惨劇」
「クリスマスの雪女」
「幽霊が見える男」
「緑の少年」
「真夜中の鏡の怪」
「死相が顔に現れる」
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