ミステリー小説

ミステリー小説「死後の世界はある」臨死体験者は死後の世界を垣間見る

ストーリー


 

動画をどうぞ。

映画『ヒア アフター』予告編

 

「ヒア アフター(あの世)」という映画をご存じか? この映画は「あの世」の存在を描いたドラマだ。製作:スティーヴン・スピルバーグ、監督:クリント・イーストウッド、主演:マット・デイモンの3人がタッグを組んだ意欲作と言える。

3人の登場人物が出てくる。ジョージ(マット・デイモン)は霊能者で死んだ人々の声を聴くことが出来る。彼は幼い時、脳の病気で受動型統合失調症を発症してしまう。それ以来、悪夢や幻覚に悩まされる。しかし、それは死者と交流する能力だった。彼はその能力を役立てようとするのだが、かえってそれにに押しつぶされるようになってしまう。

マリー(セシル・ドゥ・フランス)は東南アジアに旅行中に津波に襲われる。そして海の中に引きずりこまれおぼれそうになる。その時、見た光景は「明るく広がった場所に無数の人々がいた。その中に見覚えのある人を見つける。」突然、彼女は意識を取り戻す、地元の人に救出されたのだ。彼女は「臨死体験」によって自分の考え方が変わってゆくことを知る。

3人目は、双子の兄弟ジェイソンとマーカスだ。兄のジェイソンが突然、交通事故で亡くなってしまう。マーカスは兄と対話したいと考え、霊能力者を探す。ところが、偽物ばかりで彼は落ち込む。彼はインターネットでジョージのことを知る。そして3人は不思議な糸で結ばれるように出会う。

ここに出てくる、3人とも「あの世」の存在を認め、「あの世」と交信しようとする。そして、交信することにょって自分自身の精神が満たされると感じる。

僕の知人から聞いた話を紹介しよう。1つ目は、彼はマンションに住んでいた。外は夕暮れ、自分の部屋から出ようとしたところ、隣の部屋のドアの近くに赤い服を着た少女が立っていた。

彼は少女に声をかけたが、悲しそうな顔をして黙っているだけだった。外出時に管理人さんがいたので、少女のことを話した。次の日、管理人さんが部屋に来た。隣の老人が亡くなっていたとのことだった。

暫くして、老婦人が尋ねてきた。隣の部屋の亡くなった老人のお姉さんとのことだ。そして赤い服を着た少女について話を聞かれた。彼女は写真を見せてくれた。そこには中年の男と赤い服を着た少女が写っていた。少女は隣の老人の子供だったそうだ。少女は大昔に亡くなっていた。

彼はびっくりした、「あの世」からお爺さん(自分のお父さん)を迎えに来たと言うことなのか。肉親の絆は強い、亡くなったお爺さん(お父さん)を案じて現れたのだろう。彼は肉親ではない、でも長い間、老人の身近にいた。自分に少女が見えたのは老人を助けてほしいと言う強い「念」が伝わってきたからなのか。

2つ目は、行方不明者の捜索に関してだ。日本における行方不明者は不明者届が出された人だけで年間8万人近くに及ぶ。実数ではもっと多いと思われる。彼らの肉親たちはどうしても安否が知りたいため、ワラにもすがる。

町や村の中で「霊能力者」と言われる人たちに謝礼を払って、霊視をお願いする。「霊能力者」の中にはサギも多いと聞く。しかし、中には本物もいる。彼女の見立てだと、安否不明の多くは、霊視によって「あの世」からのものがけっこう多く、待っている人をがっかりさせる・・・ひょっとしたら亡くなっているのでは。

ところが3名ほど、霊視が出来なかったことがあった・・・彼らは生きているのか。そして暫くして、3名のうちの1名が戻ってきたそうだ。「霊能力者」の役割として、本当にその能力を有しているなら、人助けに使うべきだと思う。

映画「ヒア アフター」の中でジョージはこの「霊能力」は呪いだと言う。彼の特殊な能力に興味を持って近寄ってくる人間たちもそのうち、彼を気味悪がって逃げてゆく。また、彼も人とのかかわりを避けようとする。そう考えると「霊能力」はいらない方がいいかもね。

TATSUTATSU

霊魂の存在と死後の世界をテーマにした映画ベストテン:魂や幽霊は必ず存在し常に僕らにシグナルを送っている

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