ミステリー小説

ミステリー小説「虫の知らせ」あなたは悪い予感が現実になったことはあるか

ストーリー


 

「虫の知らせ」 とは「悪い予感」のことで、なんとなく良くないことが起こりそうな気がすること。昔の人は人間の体内に「虫」が棲んでいて、この「虫」が感情や意識に影響を与えるものと考えていた。

「腹の虫が治まらない」⇒ どうしようもなく腹が立つこと。
「虫がいい」⇒ あつかましい、ずうずうしいと言う意味。
「虫の居所が悪い」⇒ 不機嫌である。

など「虫」が関係するものがある。でも「虫」がつくとどうもいい意味ではない。悪いことを自分ではなく「虫」のせいにしたかったようだ。「虫の知らせ」の例をいくつか挙げてみたい。

真夜中に玄関が開く音がして、起きてみたが玄関には誰も見当たらなかった。ところが後でわかったことだが、その時刻に入院していたお爺さんが亡くなっていた。お爺さんの魂が家に帰ってきたんではないかと考えている。

これも夜更けに台所で誰かがぺちゃくちゃと話をしている。誰か家のものが帰ってきたのかなと思っていたら親戚のお婆さんが亡くなっていた。ほぼ同じ時刻だ。

これは僕が体験したことだが前後の夢はよく覚えていない、「夢の中に球のようなものが叫んで弾けた」その瞬間目が覚めた。暫くして肉親の訃報が届いた。

そして、これも僕が体験したものだが、何か嫌な予感がして朝早く起きた。二階から下に降りたところ玄関にいた愛犬が亡くなっていた。

血が濃ければ濃いほど、肉親との精神的なつながりは強いと言う。例えば自分の手を見ると指先の一本一本は分かれていて兄弟とか親だとする。それらは手のひらで繋がっている。つまり、それぞれの個人であっても意識は繋がっていると言うことだ。

だからその意識は潜在下で影響を及ぼし合う。誰かが亡くなればそれが肉親へと伝播すると考えられる。「虫の知らせ」 つまり「悪い予感」の正体がこれなのか。

では、僕と愛犬との関係はどうなのか。血は繋がっていない、しかし、長い間一緒にいて同じ空間を共有している。何らかのシグナルが僕に伝わっているのだがそれが何なのか分からない。

潜在意識の中に蓄積された膨大な記憶の量、その中の何かが「悪い予感」を感じさせるのか。日本では仏壇ゃ神棚がある家が今でも多い。ここを通してのシグナルもよく話を聞く。

仏壇の位牌が倒れる、あるいはお札が、はがれて落ちて来る。テーブルや机に置いた写真盾が倒れる。これらは風やちょっとした振動によるものかもしれない。でも僕たちはそれを「不吉」と感じる。

昨今では、慌ただしくて、そんなことを考えている暇など無い。上記のシグナルを受け取る感受性も無くなっているかも・・・。

たまには、時間を作って近くの森や神社を散歩してみてはどうかと思う。心をいつも穏やかにしておけば、必ずシグナルを受け取れるはずだ。人間も自然の一部だから「虫の知らせ」を受け取ることは生きている証かもしれない。

 

霊魂の存在と死後の世界をテーマにした映画ベストテン:魂や幽霊は必ず存在し常に僕らにシグナルを送っている

 

TATSUTATSU

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