邦画

映画「フード・ラック!食運」感想・評価:焼肉と漬物専門の料理映画

サマリー


★★☆☆(そこそこ面白い)

2020年11月公開の焼肉料理映画
監督・脚本・原作 寺門ジモン
出演 ●NAOTO
●土屋太鳳
●りょう
●石黒賢

映画『フード・ラック!食運』予告編 11月20日(金)ロードショー

 

金曜日の朝9時の回を見に行ったんだけど貸し切り(観客が僕一人)状態だった。人生二回目の貸し切りでびっくり。これだけ人気がないのかと愕然、坂道を転がるような大コケだ。

じゃあ、お前は何で見に行ったと聞かれると「僕は料理映画が大好き」としか答えようがない。料理映画は「俳優さんがいかに美味しく料理を食べるか」にかかっている。「孤独のグルメ」「深夜食堂」なんかを見てると、よだれが出てお腹が鳴ってしまう。

この美味しく食べるのが非常に難しい。ほとんど俳優さんが実にわざとらしい。その点、「孤独のグルメ」の松重豊さんは凄い。じんわり美味しさが伝わってくる。

主演のNAOTOさんは残念ながら暗く・迫力がない、それに演技がヘタ、食べるのもヘタ。土屋太鳳ちゃんが紅一点、坂道から転げ落ちそうな映画をグッと踏ん張って支えている。彼女は食べ方も可愛いい。

でもスタッフは凄い、それに有名俳優どころがいっぱい出ている。大泉洋さんのとぼけた特別出演も実にいい、彼が主役だったらかなり違ったかもしれないね。NAOTOさんでは荷が重くてかわいそうだった。主題歌もケツメイシで文句ない。

でも、料理の内容は素晴らしい。美味しそうな店がいっぱい出てくる。僕は焼肉が大好きだからたまらないね。お店は実在する名店だから・・・この映画の魅力はそこにある。

美味しい肉の見分け方、焼き方、さらに肉だけでは単調になってしまう。箸休めとして野菜類、そして漬物が肉を引き立てる。映画の中にレンガくらいの熟成肉が出てくる。これが圧巻だ、こんな肉死ぬまでに食べてみたいね。

美味しい焼肉をひたすら食べてゆく、ストーリーは無くてもいいんじゃない。題名の「フード・ラック!食運」美味しい料理に巡り合ったら人生最高だ。

僕は単身赴任が長かった。外食の多い生活だから時々、美味しい店に行き当たる。街の角の小さな喫茶店だけどハンバーグ定食が実に美味しかった。コーヒー付きでリーズナブルの値段だ。

博多にいた時には、近くの小さなラーメン屋の美味しいこと。高菜と小ライス、ギョーザなんかをつけても安い。また、チャーハンの美味しいお店を見つけた。こじんまりした中華専門店だけど、中華飯や天津飯なども絶品だ。

少し前に、懐かしい博多に旅行に行った。羽田空港で食べたラーメンがぬるくてまずかった。博多についてここでもラーメンを食べたがまずかった。両店とも有名ラーメンのチェーン店だ・・・要注意だね。更に歩き疲れて弁当を買ってホテルで食べたがこれもまずかった。

3回も外れると嫌になるね。次の日は、町を散策した。昔お世話になった美味しいラーメン店を探したがそこは閉店していた。年配の親父がやっていたから引退だろーね。美味しいものはいつでも食べれるとは限らない、この映画の「食運」の通りだね。

TATSUTATSU

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