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映画「リミットレス」感想・評価‐脳が100%覚醒したら大統領にもなれるよ

サマリー


映画『リミットレス』予告編

実に面白い映画だ、この物語では普段人間の脳は20%しか使われていない設定になっている。ところが薬によって、この脳が100%覚醒したらどうなるのか、世の中が180度逆転し、主人公がIQ4ケタの天才になっちゃうんだね。

天才になった主人公が見る視覚映像の表現が素晴らしい。(天才に成ったら世界がこんな風に見えるんだね。)

数字はどんどん頭の中に入って来るし、過去に勉強した知識があふれるようによみがえってくる。そして現状を瞬時に分析・把握し、近未来を確実に予想できる。

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次から次へと小説のネタが湧き上がってくる。

主人公はもともと作家だが、ベストセラー小説をあっという間に書き上げてしまう。でも小説家はつまらない、投資に目覚める、お金儲けの真理を見抜き、投資した物件が全て当たる。

睡眠を取ることなく、脳がフル回転、膨大な情報を処理し、何か月後には億万長者になっていた。

でもやっぱり落とし穴があるんだね。恐ろしい薬の副作用がある、頭痛・吐き気・記憶のぶっ飛び・・・・・・・常用者の多くが最後には廃人になったり死んでいる。

貴方なら、廃人になってもいいからこんな薬を服用して億万長者になるか、それとも凡人のまま生涯を終わらせるか、考えてみるのも面白いね。

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ブラッドリー・クーパーとロバート・デ・ニーロ

主演は今話題のブラッドリー・クーパー(ハングオーバーシリーズ、世界にひとつのプレイブック、アメリカン・スナイパー二ツ星の料理人)、共演者には文句のつけようがないロバート・デ・ニーロ(ゴッドファーザーPARTⅡ、タクシードライバー、ヒートレッド・ライトマイ・インターン)、ヒロインはアビー・コーニッシュ(エンジェル ウォーズ、ロボコップ)である。

2011年日本公開のアメリカ映画で、監督はニール・バーガー(幻影師アイゼンハイム、ダイバージェント)、原作はアラン・グリンの小説「ブレイン・ドラッグ」、脚本はレスリー・ディクソンが書いている。

結末はどうなるかって・・・・・それは是非映画を観てもらいたいが、ヒントを1つバラすとハッピイエンドで終わるんだね、だから安心して観て居られるよ。

それにどーも、アメリカでテレビドラマ化されるらしい、今度は刑事ものになるとのことで楽しみだね。

TATSUTATSU

また「天才の悲劇を描いたお薦め映画ベストテン」も見てね。

海外ドラマ「リミットレス」も見てね。

 

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ストーリー

エディ・モーラ(ブラッドリー・クーパー)は高級マンションの屋上から飛び降り自殺しようとしていた。そして彼はこうなった、それまでのいきさつを思い浮かべる。

少し前まで彼はしがない作家だった。ところがなかなか小説のアイデアが出てこない。そして自分でも、酒浸りで堕落した毎日の生活に嫌気がさしていた。

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エディの彼女リンディ

彼は彼女のリンディ(アビー・コーニッシュ)から強引に別れ話を持ち出される。優しい彼女にまで愛想を尽かされ情けないが、女性から三行半を突き付けられるのはこれが二回目だ。

彼は大学卒業後、メリッサ(アンナ・フリエル)と言う女性と結婚したが直ぐに彼女から捨てられていた。

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エディとメリッサの弟ヴァーノン

街をふらつく彼は偶然、メリッサの弟ヴァーノン(ジョニー・ホイットワース)に出会う。彼は新薬のコンサルタントをしているらしい。

ヴァーノンは帰りがけに「NZT-48」と言う薬を一錠くれた。この薬は脳を活性化させるシロモノらしい。通常人間は脳の20%しか使っていないが、この薬は脳を100%活性化させる。値段も一錠800ドルもするらしい。

今はどん底だ、これ以上悪くならないと思い切って薬を飲んでみる。しばらくすると自分の中に、明らかに今までの自分とは違う光り輝く自分がやって来た。

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今まで見えなかったものが見えるし、過去ちらっと見た本の内容や全ての知識・経験があふれるように脳によみがえり、それらが全てネットワークで繋がれる。そしてあらゆる知識が頭の中に規則正しく整理されていた。

神経が研ぎ澄まされ、アイデアが次から次に浮かぶ、そして彼は夢中でパソコンをたたく。

次の日朝起きてみたら、いつもの自分に戻っていた。でも小説が一晩で完成されていた。これを出版社に持ち込んだところ、信じられないことに大絶賛された・・・・果たして自分にそんな実力があったのか、自分でも驚く。

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彼は薬が欲しいとヴァーノンを訪ねる。どうもヴァーノンの話では「NZT-48」は彼が違法なラボから盗んだ未試験の危険な薬らしい。

しばらくしてエディは再度ヴァーノンを訪ねたところ、部屋中が荒らされ彼は殺されていた。エディは腰を抜かしたが、隠してあった薬を何とか見つけ急いで持ち帰る。

それ以来彼は薬が止められなくなった。毎日一錠飲むと自分の周りの世界が光り輝くように目に映り、彼の能力は無限大(リミットレス)になる。そして彼は見違えるように変わっていった。

3日間でピアノをマスターし、イタリア語、中国語やその他の言語も直ぐに覚えた。

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新しいブルジョア階級の友人がどんどん出来、彼の頭の回転の速さに誰もが憧れる。彼は常に前進する、止まったら自分が爆発しそうだ。

小説家より、彼は株や投資に興味を持つ。資金を闇金融の男から10万ドル借りる。これが後々自分を苦しめることになるとは、今は知らない。

彼は10万ドルの金を株や投資で一週間後には200万ドル以上にした。この噂が広がり彼は投資業界の寵児となる。彼はリンディとよりを戻した・・・・・・そして今が絶頂期にあると感じた。

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彼は明日カリスマ投資家カール・ヴァン・ルーン(ロバート・デ・ニーロ)に会うことになった。ところがこのころから体調に異変を感じるようになる。

彼はカールに会う、さすがに投資界の大物だ威厳を感じる。彼はカールの前で持論を展開する「短期で投資に成功するためには、資料は全て捨て去り、企業の噂に耳を傾ける」と、彼はその中から儲けの真理を見つけたと話す。

カールは彼を信用していないが、ユニークな彼の投資方法には興味を持ったようだ。

明日投資に関する意見を聞かせろとカールに再度会う約束になった。エディはこのころから記憶が飛ぶようになってきた、そして何と18時間の記憶が飛びその間に何をしたのか、全く何も覚えていなかった。(彼が接触した女性が殺されている・・・・・誰が犯人なのか。)

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エディはカールに会いに出かけたが気分は最悪であった。カールはアウトウッドと言う投資会社との合併をどう思うかとエディにアドバイスを求めてきた。

アウトウッドはここ2年の間に急成長した投資会社であり、その実態は良くつかめていなかった。エディは打ち合わせの途中に急に気分が悪くなり、外に出て嘔吐した。もう打ち合わせは続けられない。

エディは薬と一緒に持ち帰ってきた、ヴァーノンの顧客名簿に片っ端から電話をかけた。電話の相手は入院しているか、既に死亡していた。

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エディの元妻メリッサ(NZTの服用で廃人のようになっていた)

エディは元妻メリッサに会う、彼女は異常にやつれ昔のはつらつとした面影が無くなっていた。実は彼女も「NZT」を服用していた。

彼女は薬の怖さを既に知っており、頭痛と吐き気に悩まされ、10分以上物事に集中出来なくなっていると告白する。そして彼に薬を徐々に減らしなさいとアドバイスして去っていった。

エディのところに闇金融の男が現れ、返済を迫る。そしてその男に薬を一錠奪われる、最悪だ。

エディは「NZT」の事をリンディにも知られてしまった。彼は薬を必ず止めると彼女に誓う。

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エディはこの頃から闇金の男につけ狙われる。少しずつ薬を与え時間稼ぎする。その間にボディガードを二人雇い、マンションもセキュリティの高い所に引っ越した。

彼は薬を初めて二カ月で史上最大の合併(カールとアウトウッドの合併)の仕事を任された。そしてカールとの信頼関係も強まった。

しかし両社の合併の当日アウトウッドが入院してしまう。実はアウトウッドもNZTを服用していたのが分かる、彼は薬の副作用で死んでしまう。

エディのマンションに闇金の男達が現れる、薬を渡さないと今度こそ殺される。でも彼の手元には薬の持ち合わせがなかった。彼は自殺を選択するのかマンションの屋上から身を乗り出す。

ネタバレ

<ここから先はネタバレするから映画を観てから読んでね>

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エディと闇金の男

エディのマンションの扉を電動カッターで切断し、闇金の男達が部屋に入ってくる。彼は飛び降りるのをやめ、薬を探し始めた・・・・・あと一錠どこかに残っているはずだと。

やっとのことで一錠見つかり飲もうとしたところ、落としてしまう・・・・・万事休すだ。闇金の男がエディを襲う、この男は錠剤を溶かし直接血管に注射していた。二人の部下は別の部屋で金庫破りを始めた。

エディは近づいてきた闇金の男を隠し持ったナイフで刺し殺す。そしてその男から流れ出た血をすする、エディは間接的に薬を体に取り込み覚醒する。そして残りの部下もやっつける。

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それから1年後、エディはニューヨーク上院議員選挙の準備で忙しかった。そこに突然カールが訪ねてくる。

カールはアイベン製薬工業を買収し、オーナーになっていた。エネルギー産業から鞍替えしたようだ。

彼は「NZT」は全て抑えた、薬が欲しかったら俺の言うことを聞けとエディを脅しに来ていた。そしてあの薬さえあれば君は大統領にだってなれると言う。

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エディは薬をもらう見返りに何をすればいいとカールに尋ねた。エディの持つ権力をカールは利用したいようだ。

実はエディは既に薬を止めていた。「NZT」の成分を調べあげ、副作用を起こす成分を除去した薬を飲みながらそれを少しずつ減らしていったようだ。ところが彼は薬を止めても脳内のネットワークはそのまま残り、天才が維持出来ている。

エディはカールが心臓病である事を見抜く、大動脈弁の手術をしないと1年以内に死ぬと逆にカールを脅す・・・・図星であった、カールはぐうの音も出ずに帰って行く。

エディはリンディと楽しく中華料理のランチを食べる。

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レビュー

この映画では人間の脳は20%しか働いていないことになっているが、最近大ヒットした別の映画「LUCY/ルーシー」では10%しか使われていないことになっている。

しかし、最近の研究ではどうも脳は100%使われているらしい、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、言語、感情、記憶などなど脳の働く場所がそれぞれ違うから一部しか使ってない様に勘違いされるらしい。脳はまだ分らないことが多いみたいだね。

ところで、この映画の様に天才ドラマは過去から多い、孤独な天才青年を描いた「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」や、脳に障害を持った男が、新しい脳治療によって天才となるが、この効果が長続きせず元に戻ってしまう物語を映画にした「まごころを君に/アルジャーノンに花束を」、さらに「天才スピヴェット」なんてコメディ映画もある。

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「天才」は映画や本の題材として使いやすいのかもしれないネ。

この映画の中に出てくる架空の薬「NZT-48」はスマートドラッグと呼ばれるものだが、実際に売られている薬もあるようだ、インターネットで探してみると面白いよ。

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この映画においては、凡人が天才になる過程が実に分かり易く映像で表現してくれる。脳が活性化されると世の中がどのように見えるのか、また副作用が出てきたときの視覚表現も実に面白い・・・・・この映画が大ヒットした理由がここにあるのかも知れない。

ブラッドリー・クーパーとロバート・デ・ニーロの組み合わせは「世界にひとつのプレイブック」も良かったが、この映画でもピッタリだね、この二人のやり取りがSF映画を現実っぽいものにしている・・・・・さすがだね。

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ところで僕も長いこと生きているが、過去に頭が冴えに冴えたことが何回かある。この時は勉強すれば内容が頭にどんどん入ってきたしテストも抜群の点が取れた・・・・・・もう怖いもの無しだね。

俗に言う「天から何かが自分に降りてきた」とか「自分に何かが乗り移った」とか「頭が急に冴えて来た」とか色々な表現があるが、あれはいったい何だろーね。

残念ながら長続きしない、直ぐに凡人に戻っちゃう、あれが長続きしていれば僕だって天才金持ちになってたかもしんないね。

TATSUTATSU

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