サマリー
ハンニバルTVドラマの3巻目を観た。前巻のストーリーは既にこのブログに書いているので見てほしい。サブタイトルがフランス料理名になっている。
物語は複雑だが、なかなか面白くなってきている。異常者が次から次へ出てくる。(世の中にこんなに多くの異常者がいるのかな?)
初めての人に少し紹介すると、主役級の3人は
ウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)・・・FBI犯罪プロファイラー
ハンニバル・レクター(ミッツ・ミケルセン)・・・天才的精神科医
ジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)・・・・・FBI行動科学課の責任者
物語は、精神障害犯罪者を収容する犯罪者病院の惨殺現場からスタートする。
チェサピークの切り裂き魔ではないかと疑われている囚人ギデオンが病気を装い治療室に緊急搬送される。ところがそこで看護師を惨殺する。
惨殺死体があまりにもむごい。生きている間に両目はつぶされ、体中は串刺し、室内ににあるパイプ状のもの全てが突き刺さっている。
この病院の責任者チルトン博士はギデオンが切り裂き魔だと主張する。なぜなら彼が捕まってから二年間切り裂き魔は現れていない。
ところがウィルの見立ては、模倣犯でではないかと疑っている。(チルトン博士が彼を洗脳したのではないかと・・・・。)
精神分析医がいっぱい出てきて、独自の分析を行うのが面白い。二年前に失踪したジャックの部下ミリアムから真夜中に電話がかかる。ジャックはミリアムはすでに死んでいて、生前に録音された声だと考える。
ウィルは切り裂き魔からのジャックへの挑戦状と分析する。ジャックは切り裂き魔をはめる作戦を考える。
はたして、真の切り裂き魔は誰なのだろうか、切り裂き魔は惨殺死体から臓器を選んで切り取っている。いったい何の目的で・・・謎は深まる。
また、不思議なことにミリアムの死体だけは見つからない。これも謎である。
レビュー
レクター博士の料理の腕は、超一流である。出てくる料理はフランス料理で実に美味しそうに描かれている。しかし、食材は人間の内臓かもしれない、招待客は皆美味しそうに食べる。誠に不気味なシーンである。
また、別の切り裂き魔事件が起こる、ウィル以外は同じ切り裂き魔の仕業だと推理する。ところがウィルは同一犯ではないと断言する。
手口が微妙に違っていると、切り裂き魔の処理した死体にはエレガントさが感じられる。しかし今回の被害者のものは、それが感じ取れないと。
臓器売買が目的なのか・・・・・・・・・・。
犯罪者が次から次に出てくるのでこんがらがる。非常に複雑なストリーになっているが、殺人の多くにはレクターが絡んでいるものと思われる。少しずつレクターの不気味さが増幅されてゆく。彼の精神分析は天才的である。
それ故、彼には異常者の心理が手にとるようにわかる。また、異常者は彼の魅力に引き付けられてゆく・・・・・・。
Xファイルのジリアン・アンダーソンがレクターのカウンセラーとして出てくる。さすがに存在感が凄い。彼女は善人なのか悪人なのか、はたまたレクターの教師なのか謎が増えてゆく。
どんどん、怖くなってゆくが・・・・またまた観たくなる。はまったら逃げ出せないサイフにとっても恐ろしいドラマだ。また、次借りに行こーっと。
辰々
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レッド・ドラゴン
HANNIBAL/ハンニバル1-4,5,6
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