サマリー
★★★★☆(見るべき名作)
2019年6月日本公開のアメリカ製作SF・X-MENシリーズ
監督・脚本 サイモン・キンバーグ(X-MENダーク・フェニックス)
出演 ●ジェームズ・マカヴォイ(X-MEN:シリーズ、トランス、スプリット、アトミック・ブロンド、ミスター・ガラス)
●マイケル・ファスベンダー(X‐MENシリーズ、プロメテウス、それでも夜は明ける、スティーブ・ジョブス、エイリアン:コゲナント、アサシンクリード)
●ジェニファー・ローレンス(ウィンターズ・ボーン、X-MENシリーズ、ハンガーゲームシリーズ、世界にひとつのプレイブック、パッセンジャー、レッド・スパロー)
●ニコラス・ホルト(マッドマックス怒りのデス・ロード、女王陛下のお気に入り)
●ソフィー・ターナー(X-MENダーク・フェニックス、ゲーム・オブ・スローンズ)
●タイ・シェリダン(レディ・プレイヤー1)
●ジェシカ・チャステイン(ゼロ・ダーク・サーティ、オデッセイ、クリムゾン・ピーク、インターステラー)
映画のコピーは「最後のX-MEN」となっている。「アベンジャーズ/エンドゲーム」と同じように終わってしまうのか?これが見納めと言う事で映画館に駆け付けた。
サイコキネシスとテレパシーを持つジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)が宇宙空間での任務中に事故で膨大なエネルギーを吸収してしまう。この謎のエネルギーは彼女の心の奥底に潜む「ダーク・フェニックス」を覚醒させる。
プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)、マグニートー(マイケル・ファスベンダー)をはじめとする「X-MEN」が束になっても勝ち目はない。彼女はすべての「X-MEN」を滅ぼしてしまうのか。そして彼女を操る謎の女(ジェシカ・チャステイン)の正体とは?
今回、ほとんどの「X-MEN」が総出演で、今までに出会ったことのない内なる敵に遭遇する。見応えのある迫力・演出・アクション・ストーリーに興奮する。お薦め映画だ、是非「最後のX-MEN」を味わってほしい。
話しのスジを少し紹介すると。1975年、ジーンは自らの超能力で交通事故を起こし母親を死なせてしまう。彼女はこの出来事がトラウマになり心に深い傷を負う。そんな彼女をプロフェッサーXは引き取り「恵まれし子らの学園」で育てる。
ある日、宇宙空間で事故を起こしたスペースシャトルの乗組員を救うミッションが舞い込んでくる。Xジェットに乗り込んだメンバーたちによって救出は成功したがジーンが謎のエネルギーを取り込み命の危機に遭遇する。
彼女は助かったものの取り込んだエネルギーを制御できない体となってしまう。そして心の奥底に閉じ込められていたトラウマ「ダーク・フェニックス」が覚醒する。
もうこうなってしまうとプロフェッサーX、マグニートーでさえも彼女を止めることが出来ない。彼女の力は暴走し人類でさえ滅ぼしかねない状況になってくる。彼女の力を必死に止めようとしたミスティーク(ジェニファー・ローレンス)は命を落とす。
今まで味方だった人間が「X-MEN」を拘束しようと軍隊を送ってくる。そこに謎の女(ジェシカ・チャステイン)が現われ、ジーンを誘惑し、その膨大な力を何かに利用しようと企む。果たしてジーンは人類を滅ぼしてしまうのか?そして謎の女の正体とは・・・。
その後のストーリーとネタバレ
ジーンも含めた「X-MEN」達は超能力を封印され、軍隊に拘束されてしまう。そして列車に乗せられ収容所に向かう途中、何者かの攻撃にあう。
その者達は軍隊を難なく倒して行く。彼らの目的はジーンを奪う事だ。プロフェッサーXは司令官に拘束を解かせ追ってくる「何者か」を迎え撃つ。「何者か」は実は他の星から来たエイリアンだ。ジーンの力を使って地球を乗っ取ろうとしている。
「X-MEN」とエイリアンの壮絶な戦いが始まる。ところがそこに「謎の女」が現われる、彼女もエイリアンだがジーンから宇宙に漂うエネルギーを吸収したことによって最強になっていた。
「X-MEN」でさえ「謎の女」には太刀打ちできない。プロフェッサーXは別室で拘束されているジーンの心の中に呼びかける。ジーンは決して悪魔ではない、心の優しい女性であると・・・。
ジーンは目覚める、迎え来る「謎の女」と一緒に宇宙に舞い上がる。そして「謎の女」を倒し、自らも大爆発によって消滅してゆく。後には大空を舞うフェニックスが現われる。
暫くして、世界は落ち着きを取り戻す。プロフェッサーXとマグニートーが仲良くチェス盤を囲む姿がそこにはあった。
レビュー
この映画の結末は「キャプテン・マーベル」と被ったようだ。そのため撮り直し公開が遅れた。しかし「X-MEN」ファンとしてはジーンがあまりにも強すぎる。過去のプロフェッサーXやマグニートー達の強さは何処に行ってしまったんだろうか。「X-MEN」ファンが怒るのも当然かもしれない。
「キャプテン・マーベル」
映画のアクションは確かに見応えがあった。ブルースクリーンばかり使わないで、本物のヘリや列車を使っての超能力戦はリアルだ。特に最後の方にある列車での攻防戦は手に汗を握る。
また、困った時には他の敵を出すパターンには飽き飽きしてくる(エイリアンが最終の敵)、これなんか改善してほしいね。「X-MEN」と言えばウルヴァリンだ。彼(ヒュー・ジャックマン)が出て来ないのに終わってしまうのも寂しい。
「LOGAN/ローガン」
ウルヴァリンは「LOGAN/ローガン」でプロフェッサーXと一緒に死んでしまう。「X-MEN」も歳をとれば認知症になったり、傷の治りが遅くなる・・・一般人と一緒だ。ところで本当に終わってしまうのかな?
TATSUTATSU
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