SF

映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」感想・評価:あまりに美しい映像に酔いしれる。

サマリー

 


★★★★☆(見るべき名作)

2022年12月16日公開のSFアドベンチャー、アメリカ映画
原案・脚本・監督・製作 ジェームズ・キャメロン
出演 ●サム・ワーシントン
●ゾーイ・サルダナ
●シガニー・ウィーバー
●スティーヴン・ラング
●ケイト・ウィンスレット

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』本予告編【異次元の”没入型”映像体験】12月16日(金)劇場公開

 

本日3D吹き替えで見てまいりました。朝の第一回目で見たのでご年配の方が多く、客席はまばらだった。一作目が2009年12月だから実に13年ぶりの続編となる。物凄く待ち遠しかった。

前作をかなり忘れてしまっているので、つながりを思い出しながらの鑑賞だ。3Dは久しぶりだから慣れるまで目と頭が痛く、苦労した。2Dと3Dとでは脳みそにかかるウエイトが違うのか?

前作は森の中だが、今作は水の中だ。地球の海のようでもある。海の中ではクラゲや魚、甲殻類、不思議な生物が所狭しと泳いでいる。サンゴや海藻がたなびく。海の中を主人公たちが優雅に泳ぎ回る。あまりの美しさと滑らかな躍動感にくぎ付けだ。映像をずうっと見ていたい衝動に駆られる。

物凄く心地いいのだ。僕のやや後方の席からジジイのいびきが聞こえてくる。この心地よさでは無理もない。でも3Dはシニアでも1500円もする。寝てはいられない。あまりの映像の美しさに帰りにパンフレットまで買ってしまった。これが1650円と映画料金より高いのだ。年金生活の僕としては思わぬ浪費をしてしまった。

美しい映像だけではない、ストーリーも実に素晴らしい。3時間12分の大作がそれほど長くは感じなかったのは映像美の中に家族愛・戦いのシーンがうまくブレンドされているからだ。しかし、頻尿に悩ませられる僕にとってはこれが限界だろう・・・終わりごろはちぴりそーになってトイレに駆け込んだ。映画の途中に老人たちが出たり入ったりとしているのは誠に微笑ましい。

お薦めだ。是非映画館に駆けつけ、3D眼鏡は貸してくれるから、椅子に座って至福の時間を過ごしてほしい。仕事や勉強疲れなんか吹き飛んでしまう。美しい映像と心地良い音楽に包まれ、眠ったっていい。もう一回見る価値はある。

ストーリーを少し紹介すると。舞台は前回と同じ神秘の星「パンドラ」だ。ジェイク(サム・ワーシントン)はネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ3人の子供と一人の養女キリ、亡くなったマイルズ(スティーヴン・ラング)の息子、地球人のスパイダーと幸せな家庭を築いていた。

しかし、この幸せな家族に不幸が降りかかる。地球から来た人類が再びこの地を征服しようとやってくる。そして死んだはずのマイルズがクローンとしてしかもナビィの体を持って生き返ってきたのだ。彼とその部下はジェイク達を抹殺しようと血眼で森を探し回る。

ジェイクはここにいては森の民たちに危害が及ぶと考え、家族を連れて森から海岸地帯に逃げる。海岸地帯には新たな部族がいる。果たして彼らは異部族に受け入れられることが出来るのか、そしてアバターとなったマイルズ大佐との対決に勝算はあるのか・・・。

アバターシリーズは全5作品が作られるとの情報が入っている。
1.アバター(2009年)
2.アバター:ウエイ・オブ・ウォーター(2022年)
3.アバター3(2024年)
4.アバター4(2026年)
5.アバター5(20028年)
ジェームズ・キャメロンとしては、生涯をかけた集大成シリーズとなる。そう思うと、今回の作品はこじんまりとまとまった感じがある。森と海が終わったので、次回作は空か地底になると僕は考えている。

映像技術の進歩は激しい。ひょっとしたらアバター5ぐらいの時期には、ゴーグルを装着して観客と対話が出来るような作品になるかもね。

 

TATSUTATSU

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