ミステリー小説

ミステリー小説「四畳半の押し入れに現れるUFO」我々は知らないうちに多くの宇宙人に遭遇している

ストーリー


皆さんは介良事件(けらじけん)をご存じか。1972年9月 高知県高知市の介良地区で数人の中学生が両手に乗る大きさのUFOを捕まえた事件だ。

介良事件の概要をどうぞ。

日本のUFO事件 ~介良小型UFO事件とは?~

 

UFOの外観は山高帽のようで幅18cm、高さ7cm、重さ1.3~1.5Kgとのことだ。水田の上を発行しながら飛び回り、着陸したところを少年たちが捕獲し、家に持ち帰ったとのことだ。

ところがこの物体は捕獲後に消えてはまた現れ、これを繰り返して最後は完全に消えてしまった。確実な証拠がないため、でっちあげ事件として幕を閉じたが本当にこんなものがいたかどうか興味深い。

実は僕も同様な経験がある。小学校5年生ごろの出来事だ。幼なじみで親友のK君が僕にこっそりと次のことを打ち明ける。「実は僕の勉強部屋の押し入れにUFOが現れる」と言う。彼は秀才で嘘をつく人間ではない。僕はUFO見たさに彼の部屋に遊びに行った。

彼の部屋の押し入れを開けて中を覗いてみた。残念ながらUFOらしきものはなかったが、布団の中央が少しくぼんでおり、何らかの物体があった形跡は残っている。その物体は金属製の洗面器を二つ組み合わせたような形状をしているとのことだ。

彼はこの現象が起こったのは2週間ほど前だと言う。そして彼らは僕の頭に直接、言葉を投げかけて来る。それによると宇宙人たちは針の先でつついたほど微細なワームホールを通って宇宙を旅している。さらに、地球におけるワームホールの一つがここにあると言う。

彼らはK君に一緒に旅しないかと誘ってくる。彼らの技術は我々の文明よりはるかに進んでいて出来ないことは無い。K君のDNAなどの情報は簡単に解析できるから、3Dプリンターのようにアバターを作れる。そのアバターが彼らと旅をする。

しかし、意識は共有しているから僕はこの部屋にいながらにして宇宙を旅することが出来るんだ。でもやはり恐いからオーケーは出していない。そしてUFOのことは誰も信じないと思うから君にしか話していないよとK君は僕の顔を覗き込む。

二つ証拠を見せてあげるといって彼は机の中から小型の機械を取り出した。これはガイガーカウンターと言って、放射線を測定できる。今ではアマゾンなんかで安く入手できるよ。

この機器を押入れの布団の窪みにあてると確かに音がして微量の放射線を検知した。そしてもう一つの証拠として、彼はアルミ製の箱を開けて中を見せてくれた。そこには色とりどりの丸い直径2cmくらいの球がぎっしり詰め込まれていた。

宇宙人たちは結構義理堅い、押入れの使用料として時々これらを残してくれるんだよ。彼らは僕に何が欲しいと聞いてくるから、金・銀・プラチナ・ダイヤモンド・ルビー・・・と色々な要求を出した。それがこれだよと笑った。

僕はその日、彼の部屋に泊めてもらった。残念ながらUFOは出てこなかったが不思議な夢を見た。僕の頭の中を極彩色の火花が暫く続く、その後恒星間の旅をしているような映像が現れた。そして多くの惑星の1つに降りるとそこを歩いている夢だ。空には2つの太陽が輝いているのがまぶしかった。

その後何回かK君の部屋に泊まったがUFOは現れなかった。K君は中学生になったころに転校して行ってしまった。父親の仕事の都合らしい。僕は高校、大学を卒業し社会人になっていた。そしてこんな過去の出来事はとっくに忘れてしまった。

ところが偶然にもK君に町でばったり会った。彼は僕のことをよく覚えてくれていて大喜びで接してくれた。僕は仕事の途中で長居は出来なかったが30分程ファミレスで積もる話に花が咲いた。

話し込んで暫くすると、K君に説明のつかないような違和感を感じた。彼の外見・話しぶり・記憶・しぐさはすべて彼だが・・・何故なのか、かつて幼なじみで親友だった僕には分かる。

K君の瞳をのぞいた時、「ひやり」としたものを感じた・・・「暗闇」だ。上手く言い表せないがK君の中には何かが巣くっている。僕はK君の皮を被った何かと対峙していたのだ。そう気づいた僕は仕事を理由に足早にそこを離れた。

一週間後、僕の通勤路で待ち伏せるK君を見つけ、とっさに近くの建物に隠れた。彼は偶然を装って僕に近づいてきたのだ。その日を境に嫌な夢を見るようになった。

例の、頭の中に火花が飛び散り、その後宇宙を旅している夢だ。あまりにリアルで惑星表面の砂粒まで認知できる。そして空には2つの太陽・・・。起きた時には寝汗で体中がびっしょりだ。

僕はすでに何らかの宇宙人に洗脳させられてしまったような気がする。そう考えると押入れが怖くて開けられない。万一にそこにUFOがいたらパニック発作を起こしそうだ。

宇宙人はこんな方法で地球を乗っ取ろうとしているのか・・・サイレント・インベーションだ。僕が僕であるのはいつまでか・・・・そんなことを考える日々が続く。

あなたも気を付けよう、押入れの奥には何かがうごめいていることを・・・。そこにUFOがいたら即、引っ越すことだ。僕のように手遅れにならないうちに・・・。

TATSUTATSU

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