SF

映画「猿の惑星:新世紀」感想・評価‐サルの視点で描かれたのはシリーズ初だ

サマリー


映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」予告編(100秒)

 

2014年公開のアメリカSF映画、監督はマット・リーヴス、主演はアンディ・サーキスが猿のリーダー「シーザー」をモーションキャプチャ(物体の動きをデジタル的に記録し、映画などのCGに活用する技術)で演じている。

その他ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセルなどが出演している。

僕は猿の惑星には強い思い入れがある。残念ながら1968年の第一作目「猿の惑星」は映画を見逃し、後でテレビで観たが結末のシーンが忘れられない。(サルの惑星とばかり思っていたこの地が、実は核戦争後に人類が壊滅した地球だったとは・・・・。)


また、1970年の「続・猿の惑星」は映画館に観に行った、当時僕は高校生でこの映画も強烈なインパクトが残っている。(核によって突然変異したミュータントが、金色に輝く核ミサイルをキリスト像のように拝むシーンが当時の核兵器万能世相を皮肉っている。)

何故これだけ「猿の惑星シリーズ」は人気があるのか・・・・自然界の頂点にある人間が少し下等なサルと立場が逆転するところが面白いのではないか。(最近では「進撃の巨人」にみられるように、人間はエサとして巨人に食べられる運命・・・これも一種の逆転か。)

原作者のピエール・ブールが「インドシナで有色人種を使用人として使っていたが、同じ東洋系の日本軍の捕虜となり収容所で働かされた、逆転現象がヒントになった。」と言う説もある。

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ミュータントが金色に輝く核ミサイルをキリスト像のように拝むシーン

話が脱線してしまったが、「猿の惑星:新世紀」はサルのシーザーが主役であり、今までと異なりサルの視点で映画が作られている。

サルたちの動きが非常になめらかで、本物のサルが動いているように見える・・・・映像技術も進歩したものだと思う。

「猿の惑星:創世記」の続編であり、アルツハイマー治療薬ALZ112を投与された猿「シーザー」が高度な知性を持つようになる。

シーザーは更に改良されたALZ113を仲間のサル達に噴霧し、高度な知能を得た彼らを率い、人間に敵対する。そしてゴールデンゲートブリッジを突破し国立公園の森に安住のすみかを求めて集結する。

しかし、サル達に効果のあったALZ113は人間に対しては、猿インフルエンザとして猛威を振るう・・・・これによって人間たちはほとんど死に絶える。

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今回の物語はこの出来事から10年後が舞台となっている。

サル達は平和に森の中で生活していたが、人間からの接触を機転として戦いが始まる。サルは自分たちの家族と縄張りを守る為、人間に対しても勇敢に向かってゆく。

追いつめられた人間たちはサルと戦うつもりはなかった。しかし地球の頂点には一種族しか立てないことをシーザーは知っていた。果たして猿か人間かどちらが生き残るのであろうか・・・・・。

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ストーリー

ストーリーを少し紹介すると、ある日人間たちがゴールデンゲートブリッジを渡ってサルの集落に侵入してくる。そして猿に発砲し怪我を負わせる事件が勃発する。

怒ったシーザーは人間たちの集落にサルの軍勢を率いておもむき、「二度と近づくな」と警告を発する。

しかし、人間の集落は化石燃料が底を尽きかけていた、森の中にある水力発電所が使えるようになればエネルギー問題は解決する。

マルコム(ジェイソン・クラーク)は、水力発電所のことでシーザーと話し合うため、単身で森に出かける。

シーザーの右腕コバの反対を押し切って、シーザーは人間に3日間の猶予を与える。

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水力発電所の修理は無事終了し、人間の集落に灯りが戻る。ところがコバは人間の銃を奪い、シーザーを撃ち殺してクーデターを起こす。

銃で武装したサルの軍隊を率いたコバは、人間の集落を襲う・・・・・そして人間を捕虜にする。

マルコムは銃で撃たれたシーザーを見つけ、息子とエリー(ケリー・ラッセル)でかくまい、治療をほどこす。回復したシーザーはコバと対決する。

さらにドレイファス(ゲーリー・オールドマン)が呼び寄せた人間の軍隊が接近している・・・・果たしてシーザーは復権出来るのか、また人間との戦いはどうなって行くのか・・・・・是非映画を観てほしい。

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映画において、サルたちは非常に好戦的に描かれている、サルにも人間と同じ残虐な遺伝子が受け継がれているのか。多数のサル軍団が人間の集落に向かって押し寄せてくるシーンは圧巻である。

人間に撃たれても撃たれても、押し寄せてくるサル達は、人間どうしの戦い以上に迫力がある。・・・・知性を持つと言うことは、戦いをすることなのか・・・・考えさせる場面である。

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また、コバは体力・知力・リーダーシップどれをとってもシーザーにはかなわない、しかし人間から奪った一丁の銃でクーデターを成功させる。・・・・銃とはなんと恐ろしい武器かが分かる。

ネタバレ

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シーザーが作った法律「サルはサルを殺さない」をコバは破ってしまう。・・・・・コバは恐怖政治を始める、言うことを聞かないサルを殺したり、オリに閉じ込めたりする。

サル達の強い結束力にヒビが入る・・・・このまま人間たちと戦えばサル達が負けるかもしれない。ところがキズが回復してきたシーザーがコバを倒す、そしてリーダーに戻る。

マルコムはシーザーにもうすぐ人間の軍隊が押し寄せてくる、逃げるよう促す。しかし、シーザーは逃げない人間と最後の決戦を覚悟する。・・・・・・また続編が出来そうだね。

ところで我が家では、カミさんの発言権が最近強くなっている・・・・これも一種の逆転現象なのかな。

TATSUTATSU

関連 :ゲーリー・オールドマン主演作品 裏切りのサーカス

 

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アンディ・サーキス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2015-02-04

 

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