はじめに
映画音楽は映像を頭に浮かべながら聞けるから最高だ。映画のヒットはそこに使われる音楽がヒットするかどうかにかかっている。アニメ映画「アナと雪の女王」なんかは、ミュージックの方が先行したように感じる。
僕は映画音楽をピアノで弾くのが夢だ。でもなかなか忙しくて実現させるのは先延ばしだ。別にプロのミュージシャンになるわけでもないから、数曲弾ければオーケーだ。
映画音楽には色々なパターンがあって、映画のためだけに作られた曲が大ヒットしたり、逆にヒット曲を映画に使う場合も多い。曲のイメージが映像と重なる。アップテンポの力強い曲もあれば、静かなバラードもある・・・映画の雰囲気を決めてしまうから重要だ。
疲れた時には、映画音楽を聞きながらリフレッシュすることをお薦めする。ここでは40本以上の音楽を載せておくからこの中に好きな曲があったらうれしいネ。一応、順位はつけているけど、順位にはあんまり関係ないかも。
細田守監督の最新作「未来のミライ」が近日封切られる。主題歌を山下達郎が久々に担当していて、実に爽やかなタツロウ節がきけるのも待ち遠しい。追伸、映画観に行ったよ、詳しくは「未来のミライ」を見てね。
劇場版「コード・ブルー」の主題歌はミスターチルドレン「HANABI」だ。彼らのサウンドは実にいいね。
ミスチルの人気は衰えない、どうしたらこんな凄いサウンドを途切れなく作ることが出来るのか。彼らの才能の豊かさには驚かされる。
ミュージカル映画音楽については「心に残るミュージカル映画ベストテン:往年の名作から最新作まですべて網羅」をご参考に。
フランシス・レイ映画音楽については「フランシス・レイ映画音楽ベストテン」にまとめてあるから参考にしてね。
「歌手が主人公の音楽映画ベストテン」もアップしました、楽しんでね。
第30位 ボス・ベイビー
2018年3月日本公開のアメリカ製作アニメ・コメディ映画
監督 トム・マクグラス
声の出演 ●ムロツヨシ
●芳根京子
あかちゃんなんだけど中身は「おっさん」がティムの家にやってくる。このボス・ベイビーが家庭をかき回す。でも彼には秘密のミッションがあった。それは何か?世界中で大ヒットのアニメだ。この映画の中で使われるバート・バカラックの「世界は愛を求めている」がなんとも清々しくって最高だ。
https://youtu.be/HNs644XzPpw
映画の詳細なレビューは「ボス・ベイビー」をご参考に。
第29位 リメンバー・ミー
2013年3月日本公開のアメリカ製作ファンタジーアニメ映画
監督 リー・アンクリッチ
声の出演 ●石橋陽彩(ミゲル・リビエラ)
●藤木直人(ヘクター)
●橋本さとし(エルネスト・デラクルス)
●松雪泰子(イメルダひいひいおばあちゃん)
https://youtu.be/6Zn1bCMdepc
このアニメに出て来る12歳のミゲルがもの凄く可愛い。彼はギターの天才なんだけど、何故か彼の家では「音楽禁止」だ。それは、ひいひいおじいちゃんが家族を捨ててミュージシャンに走ったからだ。
後に残されたのが妻のイメルダと幼い娘ココだ。原題の「ココ」とは今では100才近くになるひいおばあちゃんのことだ。彼女は日々、記憶が薄れてゆくがミゲルが歌う「リメンバー・ミー」を聞いて、昔の記憶が甦ったのか口ずさむ。
ミゲルはひょんなことから「死者の世界」に紛れ込んでしまう。そこで不思議な体験や、ひいひいおじいちゃんに会う。果たしてミゲルは現世に戻ってこられるか。詳しいレビューは「リメンバー・ミー」を参考に。
第28位 ONCE ダブリンの街角で
2007年日本公開のアイルランド製作ラブストーリー
監督 ジョン・カーニー
出演 ●グレン・ハンサード
●マルケタ・イルグロヴァ
製作費はたかだか15万ドルしかかかっていない。美男美女が出てるわけでもなく、有名人が出てるわけでもない。映画は全米2館からスタートしたが口コミで広がり140館まで拡大した。サウンドトラックが全米2位になるなど派手さはないがお薦め映画だ。
ストリートミュージシャンの男がチェコ移民の女と知り合う。二人はお互いに惹かれあうが女には娘がいた。そして男は女にデモテープ作り手伝ってもらいミュージシャンの夢を叶えるべくロンドンに向かう。グレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァの歌声が響く。
心に響く音楽が頭から離れない。別バージョンで。
https://youtu.be/VFkfhbQsXiA
詳しいレビューは「ONCE ダブリンの街角で」を参考に。
第27位 最後のマイ・ウェイ
2013年日本公開のフランス・ベルギー合作のヒューマンドラマ
監督 フローラン・エミリオ・シリ
出演 ●ジェレミー・レニエ
●ブノワ・マジメル
●ジョセフィーヌ・ジャピ
フランク・シナトラの代表曲「マイ・ウェイ」の作曲者クロード・フランソワ(作詞はポール・アンカ)の伝記映画だ。彼は傲慢で女好きの男だが1960年代からの10年間フランスのポップス界で絶大な人気を誇った歌手だ。残念ながら39歳の若さで亡くなっている。是非彼の歌声を聴いてほしい。
フランク・シナトラ バージョンだ。
詳しいレビューは「最後のマイ・ウェイ」を参考に。
第26位 ミスター・アーサー
1981年日本公開のアメリカ製作 恋愛コメディ映画
監督 スティーヴ・ゴードン
出演 ●ダドリー・ムーア
●ライザ・ミネリ
アカデミー賞に4部門ノミネートされ助演男優賞と歌曲賞を受賞した名作だ。ニューヨークの大富豪の御曹司アーサー(ダドリー・ムーア)は父から政略結婚を命じられる。ところが町であったリンダ(ライザ・ミネリ)に恋をしてしまう。父の言う事を聞かないと遺産はもらえない、さてアーサーはどちらを選択するか。
この映画のテーマ曲「アーサーのテーマ」はバート・バカラックの作曲、キャロル・ベイヤー・セイガー作詞だ。高音の甘い歌声でクリストフアー・クロスが歌う。今でも透明感のある歌声が心に沁みる。
今ではスタンドナンバーになっているね。
第25位 卒業
1968年日本公開のアメリカ製作ラブストーリー
監督 マイク・ニコルズ
出演 ●ダスティン・ホフマン
●キャサリン・ロス
●アン・バンクロフト
将来を嘱望され大学を卒業したベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は父親の仕事上のパートナー、ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)と不倫してしまう。ところが彼は彼女の娘エレーン(キャサリン・ロス)を好きになる。エレーンに母親との情事を打ち明けたベンジャミン、しかしエレーンへの愛はつのるばかりだ。そして・・・。
この映画では、サイモン&ガーファンクルが音楽を担当し、彼らの美しいサウンドが映画を盛り上げる。その中から「スカボロ・フェアー」をピックアップしてみた。
映画とともに音楽も大ヒットだ。
第24位 風立ちぬ
2013年公開の宮崎アニメ
監督 宮崎駿
声の出演 ●庵野秀明
●瀧本美織
●西島秀俊
零戦の設計者 堀越二郎(庵野秀明)を主人公に関東大震災の時に知り合った里見菜穂子との恋愛・結婚を描いたラブストーリーだ。この映画のテーマ曲は荒井由実のデビュー作「ひこうき雲」が使われている。この曲は1973年にリリースされているが今だに輝きを失わない。詳細は「風立ちぬ」を参考に。
第23位 世界残酷物語
1962年日本公開のイタリア製作セミドキュメンタリー映画
監督 グァルティエロ・ヤコペッティ
世界の奇習や風俗を描いて、世界中で大ヒットしたがやらせも多かったらしい。残酷な映像とは似つかわしくない、心が洗われるような主題歌「モア」が有名だ。今回は、アンディ・ウィリアムズによるバージョンを選んでみた。
第22位 追憶(1973年)
1974年日本公開のアメリカ製作ラブロマンスドラマ
監督 シドニー・ポラック
出演 ●バーブラ・ストライサンド
●ロバート・レッドフォード
左翼主義のケイティ(バーブラ・ストライサンド)と政治的には中立的なハベル(ロバート・レッドフォード)は大学で出会いお互いに惹かれる。卒業後ハベルは軍人となり、第二次世界大戦後に偶然ケイティとめぐり合い結婚する。
ハベルは脚本家の道を歩み、徐々にハリウッドで認められるようになる。ところがハリウッドでも赤狩りが始まる。左翼思想のケイティとハベルは考え方が合わなくなってくる。そして・・・。バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードの絶頂期の時の映画だ。今見ると二人ともカッコよかったね。
バーブラ・ストライサンドの歌声が心に響く。
第21位 戦場のメリークリスマス
1983年公開の日本・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド合作の戦争映画
監督 大島渚
出演 ●デヴィッド・ボウイ
●坂本龍一
●ビートたけし
●トム・コンティ
1942年日本統治下のジャワ島 日本軍捕虜収容所での出来事を通して日本兵と英国軍・オランダ軍捕虜との間に芽生える友情に近い関係と葛藤を描く。
暗い内容だが、それを洗い流すような坂本龍一の美しいミュージックが頭から離れない。デヴィッド・ボウイ(亡くなっちゃね)と坂本龍一の演技が見ものだ。
https://youtu.be/hDaQF-LNrug
第20位 男と女
1966年日本公開のフランス製作ラブロマンス映画
監督 クロード・ルルーシュ
出演 ●アヌーク・エーメ
●ジャン=ルイ・トランティニャン
フラシス・レイの美しいミュージックが哀愁を誘う。夫を亡くした女と妻を自殺で失った男とのラブロマンス。アヌーク・エーメのフランス女性らしいセクシーさ光る。また、ジャン=ルイ・トランティニャンの知的風貌もぴったりだ。彼はレーサーでもあった。
ピアノ演奏もなかなかいいね。
第19位 グッバイガール
1978年日本公開のアメリカ製作ラブロマンス映画
監督 ハーバート・ロス
出演 ●リチャード・ドレイファス
●マーシャ・メイソン
この映画の主題歌を書いているデビット・ゲイツは僕が好きな歌手の一人だ。彼の甘ったれたソングをたまに聞くのも面白い。リチャード・ドレイファスがアカデミー賞 主演男優賞を獲得している。
30代半ばの子持ちダンサー ポーラ(マーシャ・メイソン)のもとに役者志望のエリオット(リチャード・ドレイファス)が転がり込んでくる。3人の奇妙な生活が始まるが、彼女はエリオットに好意を抱いてゆく・・・。
https://youtu.be/flwfFNsr_Zs
第18位 エンジェル 僕の歌は君の歌
1992年公開の日本のロマンスSFドラマ
監督 渡邊孝好
出演 ●織田裕二
●和久井映見
●大地真央
もう26年も前の映画なんだけど、エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌 YOUR SONG」が使われててこの曲を聴くだけでも見る価値がある。織田裕二も和久井映見も若くて懐かしいね。
大川竜彦(織田裕二)は恋人の天野香織(和久井映見)と別れる。ところが大川は不思議な体験をする。彼は神係爽子(大地真央)と知り合い、香織があと一週間しか生きられないことを知る。実は神係爽子は人の命をつかさどる天使だった。
竜彦は慌てて香織とあと一週間を有意義に過ごそうと考えるのだが・・・。
第17位 マンマ・ミーア!
2009年日本公開のイギリス・アメリカ合作ロマンテック・コメディ・ミュージカル
監督 フィリダ・ロイド
出演 ●メリル・ストリープ
●ピアース・ブロスナン
●コリン・ファース
●ステラン・スカルスガルド
ギリシャ エーゲ海のホテル、オーナーのドナ・シェリダン(メリル・ストリープ)と娘ソフィはここで楽しく暮らしていた。ソフィの結婚式が近づき、父親を呼びたいと考える。
ところが母の日記を盗み見ると、3人の父親の候補がいるらしい。ソフィは母親に内緒で3人を呼んでしまおうと考える。さてどうなるのか・・・。ABBAの音楽が映画を盛り上げる。そのなかから「ダンシング・クイーン」を。
第16位 風の谷のナウシカ
1984年公開の宮崎アニメSFファンタジー
監督 宮崎駿
声の出演 ●島本須美
●松田洋治
●榊原良子
●家弓家正
千年前「火の七日間」の最終戦争が終わり、「風の谷」では族長とその娘ナウシカを中心に穏やかな日々を送っていた。ところが、大国トルメキアの巨大空中戦艦が落ちて来る。そしてそこには「巨神兵の胚」が積まれていた。
トルメキアと敵対するペテジ市は王蟲と呼ばれる巨大な蟲を使って「風の谷」とトルメキア軍を滅ぼそうとしていた。ナウシカは必死に「風の谷」を守ろうとするのだが・・・。久石譲のテーマ音楽が心に響く。
久石譲とフルオーケストラ。
ナウシカ歌舞伎
https://youtu.be/g5lLbDpns-8
第15位 レディ・プレイヤー1
2018年日本公開のアメリカ製作SFバーチャルリアリティ映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ●タイ・シェリダン
●オリヴィア・クック
●ベン・メンデルソーン
●T・J・ミラー
環境汚染や気候変動、政治の腐敗等で2045年の世界は荒廃していた。この世界では現実から逃避するため人々は「オアシス」と呼ばれる「仮想現実世界」に逃げ込む。
この世界の創始者ジェームズ・ハリデーが亡くなり、彼の遺言が全世界に流される。彼は「オアシス」の中に隠されている3コのカギを使ってイースターエッグを見つけた者に「オアシス」の後継者の地位を与えると言うものだった。世界中のプレイヤーはこのゲームに参加する。果たして誰が宝を見つけるのか・・・・。
https://youtu.be/0Zl3A1oLT8Q
テーマ曲はロック・バンド ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」だ。軽快な音楽が脳細胞をくすぐる。映画の詳細は「レディ・プレイヤー1」をご参考に。
第14位 イノセンス
2004年公開の日本アニメ サイバーパンクドラマ
監督 押井守
声の出演 ●大塚明夫
●山寺宏一
●田中敦子
●大木民夫
少女型愛玩用のガイノイド(女性型ロボット)が暴走し、所有者を惨殺する事件が起こる。公安9課のバトーとトグサは原因究明の為、製造元のロクス・ソルス社を調査する。
ところが、バトーの電脳は何者かにハッキングされる。そして新たな事実が判明する。その事実とは・・・・。詳しいレビューは「イノセンス」をご参考に。川井憲次のテーマ曲が映像を盛り上げる。
第13位 サタデー・ナイト・フィーバー
1978年日本公開のアメリカ製作ディスコ フィーバー映画
監督 ジョン・バダム
出演 ●ジョン・トラボルタ
●カレン・リン・ゴーニイ
ブルックリンに住むペンキ職人のトニー(ジョン・トラボルタ)は仕事にも毎日の生活にも飽き飽きしていた。かれは土曜日の夜ディスコで踊り明かすことが生きがいだ。年上のステファニー(カレン・リン・ゴーニイ)を知り、自分が彼女に感化されてゆく。
トニーは自分の考えを持って自立してゆく。ビージーズのアルバム「サタデー・ナイト・フィーバー」は大ヒット、世界的な人気を得る。現在では二人の弟が亡くなってバリー・ギブだけになってしまった。さみしいね。
第12位 アナと雪の女王
2014年日本公開のアメリカ製作ミュージカル・ファンタジー・アニメ
監督 クリス・バックとジェニファー・リー
声の出演 ●神田佐也加
●松たか子
●原慎一郎
●ピエール瀧
アレンデール王国の王女エルサ(松たか子)は雪や氷を作る魔法を持って生まれた。間違って妹のアナ(神田佐也加)に魔法をかけ命の危険にさらしてしまう。王女エルサは成長するにしたがって魔法が強くなる。
そんな時に両親が海難事故で亡くなってしまう。エルサは女王として即位しなければならない。ところが彼女の魔法の力が暴走し、王国を氷らせる。周りから怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げ出す。さてどうなるか・・・。
テーマ音楽は大ヒット1,200億円以上興行収入を上げる。ミュージカル映画の復活だね。詳しいレビューは「アナと雪の女王」を参考に。
第11位 ボディガード
1993年日本公開のアメリカ製作サスペンス映画
監督 ミック・ジャクソン
出演 ●ケビン・コスナー
●ホイットニー・ヒューストン
ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンのカップルで大ヒットしたサスペンス映画だ。ケビン・コスナー演じるフランクが人気歌手のレイチェル(ホイットニー・ヒューストン)を警護するのだが・・・。彼女が歌う「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が世界中で大ヒットした。
第10位 シン・ゴジラ
2016年公開の日本ゴジラ映画
監督 庵野秀明、樋口真嗣
出演 ●長谷川博己
●竹野内豊
●石原さとみ
●高良健吾
●市川実日子
東京湾から「巨大不明生物」が上陸してくる。自衛隊は害獣駆除を目的に出動するがまた海に消えてしまう。当初はエラを持ち地面を這いずりまわっていたが二足歩行に形態変化し、さらに次々と変化、巨大して強力になってくる。
この海洋生物を「ゴジラ」と名付ける。アメリカから核攻撃の要請があったが、ゴジラ体内の生体原子炉を停止させる「ヤシオリ作戦」を優先させる。果たしてゴジラの侵攻を止めることが出来るのか。
映画音楽には伊福部昭のゴジラ音楽も使われている。この音楽を聴くとゴジラを思い出す。
詳細なレビューは「シン・ゴジラ」を参考に。
第9位 007ロシアより愛を込めて
1964年日本公開のイギリス・アメリカ合作007シリーズ
監督 テレンス・ヤング
出演 ●ショーン・コネリー
●ダニエラ・ビアンキ
●ロバート・ショー
犯罪組織スペクターは前作(007ドクター・ノオ)の復讐の為、ジェームス・ボンドに美人女性情報員タチアナ(ダニエラ・ビアンキ)と暗号解読機「レクター」をエサにおびき寄せ殺害する計画を立てる。
タチアナは「レクター」を持ってイギリスに亡命することをジェームス・ボンド話す。ボンドはワナだと気付きながら彼女に同行するのだが・・・。タチアナ役のダニエラ・ビアンキが美しい。そしてライオネル・バートの曲をマット・モンローが甘く歌い上げる。
この曲は大ヒットでスタンドナンバーになっているね。
第8位 M★A★S★Hマッシュ
1970年日本公開のアメリカ製作ブラック・コメディ
監督 ロバート・アルトマン
出演 ●ドナルド・サザーランド
●トム・スケリット
●エリオット・グールド
●ロバート・デュヴァル
●サリー・ケラーマン
朝鮮戦争を舞台に3人の軍医がMASH(陸軍移動外科病院)内で巻き起こすドタバタ劇。恐ろしいことにこのブラック・コメディが反戦映画とは。しかもアカデミー賞までとっている芸術作品である。詳しいレビューは「MASHマッシュ」を参照してね。
この映画はドナルド・サザーランド、トム・スケリット、エリオット・グールドの出世作だ。しかしテーマ音楽は実に清らかなフォークソングのようだ。ジョニー・マンデル作曲、作詞は監督の14歳の息子マイケルが担当、歌は4人のセッション・シンガーが歌っている。
第7位 めぞん一刻(アニメ)
1986年~1988年まで96回の30分フジテレビ・アニメ
監督 やまざきかずお
原作 高橋留美子
声の出演 ●二又一成
●島本須美
●千葉繁
●神谷明
●三田ゆう子
高橋留美子 原作のラブコメディアニメだ。「一刻館」と言うアパートの管理人で未亡人の音無響子とそこの住人 五代裕作たちとの恋愛をコミカルに描く。高橋留美子さんと言えば「うる星やつら」も代表作だ。
面白いことに24作目にギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」が使われているんだ、びっくりだ。彼が1972年にリリースして世界中で大ヒットさせたのがこの曲だ、この曲を聞くと昔を思い出して懐かしいね。
歌詞の中味はもの凄くシリアス、彼女に捨てられて、自殺も考える男の物語だ。
第6位 愛と青春の旅立ち
1982年日本公開のアメリカ製作 青春・友情・ラブストーリードラマ
監督 テイラー・ハックフォード
出演 ●リチャード・ギア
●デブラ・ウィンガー
●デヴィッド・キース
●ルイス・ゴセット・ジュニア
ザック(リチャード・ギア)は海軍士官養成学校の飛行士過程に志願する。そこでは鬼軍曹フォーリー(ルイス・ゴセット・ジュニア)のしごきが待っていた。脱落者が次々と出て来る中で、全面的に支えてくれるポーラ(デブラ・ウィンガー)や仲間たちの友情に助けられる。
リチャード・ギアの出世作の一つ、この映画の主題歌はアカデミー賞を獲得している。ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズのデェエットだね。
第5位 タイタニック
1997年日本公開のアメリカ製作サスペンス・ロマンス映画
監督 ジェームズ・キャメロン
出演 ●レオナルド・ディカプリオ
●ケイト・ウィンスレット
1912年世界最大の豪華客船タイタニック号はイギリスのサウサンプトンから処女航海に向けて出発する。上流階級のローズ(ケイト・ウィンスレット)は貧しい青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)とめぐり合う。
ところが航海の半ばに巨大な氷山に激突し、徐々に船体が傾き沈んでゆく。ローズとジャックは辛うじて生き残りお互い励ましあって救助を待つのだが・・・。
この映画は「アバター」に抜かれるまで世界最大の興行収入18億3500万ドルをはじき出した。映画の中でセリーヌ・ディオンが歌う「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が懐かしい。
第4位 ロッキー
1977年日本公開のアメリカ製作ボクサードラマ
監督 ジョン・G・アヴィルドセン
出演 ●シルヴェスター・スタローン
●タリア・シャイア
●バート・ヤング
●バージェス・メレディス
●カール・ウェザース
https://youtu.be/3ajRd56jnLo
この映画のロッキーのテーマ「Gonna Fly Now」はビル・コンティの名作だ。色々な場面で使われ、スタンダードナンバーになっている。
才能があるのに努力もせず高利貸しの取立人をやっているボクサー ロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)は世界チャンピョン アポロ・クリードの挑戦者に指名される。
アポロは挑戦者ロッキーのニックネームが「イタリアの種馬」と面白いので選んだだけに過ぎない。実力差が大きいことからロッキーは試合を固辞するが、決定してしまう。ロッキーはミッキーをトレーナーにして、地獄のトレーニングをやり遂げる。さあ、試合が始まったロッキーは死に物狂いでアポロに向かってゆく。
トレーニングのシーンが記憶に残るね。
第3位 太陽がいっぱい
1960年日本公開のフランス・イタリア合作サスペンス映画
監督 ルネ・クレマン
出演 ●アラン・ドロン
●マリー・ラフォレ
●モーリス・ロネ
日本で絶大な人気を誇ったアラン・ドロン、彼の代表作だ。ニーノ・ロータの物悲しいテーマ音楽が世界中で大ヒットした。
大富豪の息子フィリップ(モーリス・ロネ)をアメリカに連れ戻すようにローマに現れたトム(アラン・ドロン)。ところがフィリップは帰らないと言う。彼には恋人のマルジュ(マリー・ラフォレ)がいた。
フィリップの蔑む態度にトムがキレる。そして惨劇が起こる・・・。最後のシーン、アラン・ドロンが「太陽がいっぱいだ」と呟くシーンが忘れられない。
アラン・ドロンは82才で健在、映画界を引退している。
第2位 はじまりのうた
2015年日本公開のアメリカ製作 音楽ヒューマンドラマ
監督 ジョン・カーニー
出演 ●キーラ・ナイトレイ
●マーク・ラファエロ
●アダム・レヴィーン
「ONCEダブリンの街角で」の監督ジョン・カーニーの作品だ。この映画も低予算だが口コミで広がり大ヒットした。主演のキーラ・ナイトレイが歌を歌っている。
恋人のデイヴ(アダム・レヴィーン)と同じシンガー・ソング・ライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は成功を夢見てイギリスからアメリカにやってくる。デイヴは着実に成功の階段を上って行くのに自分だけ取り残された彼女は寂しい思いをする。
暫くしてデイヴの浮気が発覚し、彼女は別れる決心をする。そんな時に音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファエロ)と知り合う。彼は一緒にアルバムを作ろうと提案してくるのだが・・・。
デイヴ役のアダム・レヴィーンは「マルーン5」のボーカリストだ。映画初出演の彼が歌う「ロスト・スターズ」は心に染み入る。
「ロスト・スターズ」は87回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされている。
第1位 ニュー・シネマ・パラダイス
1989年日本公開のイタリア・フランス合作ヒューマンドラマ
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演 ●フィリップ・ノワレ
●ジャック・ペラン
●サルヴァトーレ・カシオ
イタリアの巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の名作だ。もう30年も前の作品だけど映画ファンなら一度は見ていると思う。何回観ても結末が涙を誘う。そしてこの映画を包み込むようなエンニオ・モリコーネの優しく美しい旋律、ぴったりだね。
ローマで成功した映画監督サルヴァトーレ(ジャック・ペラン)のところに母から電話がかかってくる。アルフレード(フィリップ・ノワレ)が亡くなったと言う知らせだ。
サルヴァトーレは昔を回想する。彼は少年時代「トト」と呼ばれ、シチリア島で母と妹と暮らしていた。島での唯一の娯楽と言えば映画だ。トトは映画館ばかりでなく映写室にもしょっちゅう入り込む。
映写技師のアルフレードは怒って、トトをつまみ出す。が、そのうちに仲良くなって映写機の操作を教えるてくれるようになる。ある日映写室が火事になり、アルフレードは視力を失う。
新しく建った「新パラダイス座」でトトは映写技師として働く。青年になったトトはムービーカメラで映画を撮影するようになる。そして美しいエレナとの初恋を経験する。トトは徴兵されて島から離れるが、島に帰ってきたときには映写室には知らない男が座り、エレナの消息も不明だった・・・トトは落ち込む。
アルフレードに会いにゆくと、彼は「この村にいてはいけない、若いのだから外へ出て道を探せ」と勇気づけてくれる。トトは一大決心をしてローマに向かう・・・。
おわりにと追加
どうですか、気に入った曲はありましたか?まだまだ載せきれない名曲が多い。古い映画が主体になっちゃったけど、新しい映画にもいい曲は多い。是非また紹介しようと思っている。
その時はまた。
韓流ブームを作った名曲だ。
日本語バージョンだ。
高校生の時に観に行ったソフィア・ローレンの「ひまわり」この映画のテーマ音楽も忘れられない。
ジョバンナ(ソフィア・ローレン)は戦場(ソ連)に恋人アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を探しに行くが彼女を待っていた過酷な運命を知る。
とりあえず、フランシス・レイの「白い恋人たち」も載せておきますか。サウンド・トラックです。
ピアノ演奏。
https://youtu.be/AwVDlOD6Ylg
この映画も僕が高校生の時だ。あまりに綺麗なミュージックで今でも忘れられないね。
クリント・イーストウッドの出世作「夕陽のガンマン」のテーマ曲だ、エンニオ・モリコーネは凄い才能を持っている。
「禁じられた遊び」この映画は1953年に日本で公開され、リバイバルを小さい時両親と見に行った記憶がある。
この曲によって日本ではギターブームが起きる。実は僕も引けたんだね、ヘタだけど。
「第三の男」も名作だ、テーマ曲が懐かしい。
最後のシーンが忘れられない。
この映画は口コミで大ヒットした。RUI役で柴咲コウが主題歌を歌っている。この曲も大ヒットだ。「oboro」
「月のしずく」
https://youtu.be/v0sq1GhMaDQ
新海誠監督の5作目「言の葉の庭」だ。男女の淡い恋を題材にしている。
「言の葉の庭」の主題歌Rainを秦基博が歌っている。梅雨の日の雨が楽しくなる曲だ。この曲はずいぶん昔に作られた大江千里のカバーだ。
この曲も新海誠監督のアニメ「秒速5センチメートル」の主題歌。One more time One more chance山崎まさよしだ。
新海監督作品集
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌「打上花火」DAOKO X 米津玄師 だね。
https://youtu.be/oiWsYPx29iQ
2003年に放映されたテレビドラマ「GOOD LUCK!!」、木村拓哉・柴咲コウ主演で大ヒットした。パイロットと整備士の恋愛物語だ。この主題歌に山下達郎の「RIDE ON TIME」が使われている。
https://youtu.be/1rdlHKioR6A
この曲がリリースされたのは1980年だ。いい曲だ、23年後にテレビドラマの主題歌に使われるとは・・・何が起こるか分からないね。
薬師丸ひろ子主演の大ヒット映画だ。また、この映画で彼女は歌手としてもデビューし主題歌「セーラー服と機関銃」も売れに売れた。彼女の歌う曲が映画をヒットさせたと言われている。
作曲者の来生たかお「夢の途中」バージョンだ。
織田裕二と鈴木保奈美 主演のラブストーリー テレビドラマ。小田正和の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」が大ヒットした。カバー・バージョン
何故か玉置浩二。
「ティファニーで朝食を」ではオードリー・ヘプバーンが「ムーン・リバー」を歌っているんだ。決してうまくないけどいい味出しているね。
当時からニューヨーク5番街の「ティファニー」は女性のあこがれの場所だ。金持ちの男と結婚して、こんな場所で朝食が食べれたら最高だと世の中の女性たちは思っていたんだろうね。
1989年に放映された中山美穂主演のテレビドラマの題名に使われたディスコのスタンダードナンバー「君の瞳に恋してる!」。中山美穂は18才、菊池桃子は20才・・・若いねー。
「君の瞳に恋してる!」も聞いてみて、どっかで聞いたことあると思うね。
ダメ男が自分を変える旅に出るドラマだ。ここで使われる曲はテレビでも良く流れる。
「レオン」の主題歌だ。ナタリー・ポートマンが可愛いね。スティングの「シェープ・オブ・マイ・ハート」が心に響く。
TATSUTATSU
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