サマリー
★★★☆☆(お薦め)
2018年8月日本公開のアメリカ製作スパイアクション映画
監督 クリストファー・マッカリー(アウトロー、ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
出演 ●トム・クルーズ(ジャック・リーチャー、ミッション:インポッシブル、マイノリティ・リポート、オール・ユー・ニード・イズ・キル、オブリビオン 、インタビュー・ウィズ・バンパイア、ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
●ヘンリー・カヴィル(マン・オブ・スティール、コードネームU.N.C.L.E、ジャスティス・リーグ、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
●ヴィング・レイムス(ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
●サイモン・ペッグ(レディ・プレイヤー1)
●レベッカ・ファーガソン(ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ガール・オン・ザ・トレイン)
●ショーン・ハリス(プロメテウス、ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
●アンジェラ・バセット(ブラックパンサー、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
●ミシェル・モナハン(パトリオット・デイ、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
●アレック・ボールドウィン(ブルージャスミン、アリスのままで、ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション、ミッション:インポッシブル/フォールアウト)
夏の暑さを吹き飛ばすような豪華なアクションドラマだ。車、バイク、ヘリコプターによるチェイスが息をつかせない。トム・クルーズがビルに飛び移るスタントで足を骨折して、やや公開が遅れた。
彼自身がスタントに挑戦しているからこそこれだけのリアルアクションが楽しめる。盛りだくさんでどんでん返しの連続だ。このためストーリーが複雑になった欠点はあるが十分楽しめるお薦め映画だ。
このシリーズも6作目だ、今回のクリストファー・マッカリー監督は前作を引き継いでの再登板だ。製作のトム・クルーズとしては同じ監督を今まで続投させていなかったことを考えると最も信頼のおける監督の一人かも知れない。
それからもう一つの楽しみは世界各地の美しい場所に連れてってくれることだ。特に今回はパリでの撮影とニュージーランドでの撮影が目が覚めるほど美しかった。映画を見ながら名所・旧跡も訪ねられる。
トム・クルーズは「ミッション:インポッシブル/フォールアウトはこのシリーズの集大成だ」と言っている。これでこのシリーズは終わってしまうのではないかと錯覚させるがドル箱映画だからまだまだ続くと思う。
トム・クルーズもはや56才だ、次回作があるとすると3、4年先になる・・・トムも60才だ。だからアクション路線から別の路線へと転換するのか?どんな次回作になるのか楽しみだ。
彼が集大成と言うのも分かる。スーパーマンのヘンリー・カヴィルをトムのカタキ役として出演させている。そしてなんと美女4人レベッカ・ファーガソン、ミシェル・モナハン、アンジェラ・バセット、ヴァネッサ・カービーを揃えている。これ以上豪華な作品はない。
フォールアウトとは死の灰(放射性降下物)を意味する。話のスジを少し紹介すると。盗まれた3コのプルトニウムの奪回に失敗したイーサン・ハント(トム・クルーズ)とIMF(Impossible Mission Force)チームは再び核テロの未然防止のため任務を遂行する。
情報は正体不明のジョン・ラークと言う男がホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)と言う女に会うと言うものだ。イーサンはジョン・ラークに成りすましホワイト・ウィドウに会う。CIAはイーサンの監視役としてオーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)を同行させる。
彼女から3コのプルトニウムの内1コを受け取ったがあと二つはソロモン・レーン(ショーン・ハリス)と引き換えだと言われる。
イーサンは一度捕まえた(前作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を参照)ソロモン・レーンを脱獄させることに手をかす。ソロモン・レーンを脱獄させプルトニウムとの交換を目論んだがオーガストが裏切る。
オーガストはIMF長官のアラン(アレック・ボールドウィン)を殺害し2つのプルトニウムを持って逃走する。ソロモン・レーンも一緒にいることを考えると核爆弾テロをたくらんでいるに違いない。
果たしてイーサンはテロを未然に食い止めることが出来るのか・・・。二つの核爆弾はいったい何処に仕掛けられているのか・・・。
その後のストーリーとネタバレ
IMFのルーサー(ヴィング・レイムス)はソロモン・レーンの首筋に発信機を埋め込んでいた。これを追跡してゆくと核爆弾の設置場所は意外なところだった。
パキスタンの北の高地付近だ・・・何故ここなのか?イーサンは次のように推測する。この地はインド、中国、東南アジアへの水の供給源だ。世界人口の3分の1がこの水源を頼っている。
ここで核版弾が破裂すれば水源が汚染され多くの人々が影響を受けてしまう。この地に急いだIMFチームは必死で核爆弾を探す。オーガストは手元の発信機で核爆弾を起動させヘリコプター2基で逃げようとしていた。
イーサン・ハントは一機のヘリコプターを乗っ取るとオーガストの乗ったヘリを追跡する。爆発まであと15分も無い。核爆弾の起動を停止させるためには次の操作が必要だ。
まず、2つの核爆弾を見つけ配線を切断しなければならない。その時までにオーガストが持っている核爆弾を起動させた発信機からある部品を外しておかなければならない。
幸い、2つの核爆弾は見つかった。この爆弾の解除にルーサーとベンジー(サイモン・ペッグ)、イルサ(レベッカ・ファーガソン)があたる。
核爆弾を解体し配線を切断しなければならないがイーサンがオーガストの持っている発信機を奪ってそこから部品を外しておかなければならない。
イーサンはオーガストが乗ったヘリに体当たりするつもりで追いかけ、岩場にヘリを追い込み不時着させる。ヘリは大破し外に投げ出されたオーガストとイーサンは闘う。
核爆弾を解体していたメンバーはもうイーサンの連絡を待てない。爆発1秒前に配線を切断する。幸運にも爆発は阻止できた。イーサンはオーガストを倒し、発信機から部品を外していたのだ・・・間一髪のタイミングだった。
IMFのメンバーは世界を救ったのだ。CIA長官のエリカ・スローン(アンジェラ・バセット)はヘリで応援に駆け付け、岩場でケガを負ったイーサンを救出する。
レビュー
それにしても正義の味方スーパーマン役のヘンリー・カヴィルが悪役をやるとは思わなかった。彼もイメージチェンジをする時期なのかな?残念ながら今回はいいところが無かった。
それにIMF長官役のアレック・ボールドウィンが劇中で亡くなってしまう。次のIMF長官役はアンジェラ・バセットになるのか?
役者交代と監督を交代させることによって新鮮味を維持してきたが、そろそろマンネリ化は避けられない。次回作が正念場だと思うね。
TATSUTATSU
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