サマリー
2018年日本公開のイギリス製作スパイ アクション コメディ
監督 マシュー・ヴォーン(キック・アス、X-MEN:ファースト・ジェネレーション、キングスマン、キングスマン:ゴールデン・サークル)
原作 マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズのコミック「キングスマン:シークレット・サービス」
出演 ●タロン・エガートン(キングスマン、キングスマン:ゴールデン・サークル)
●コリン・ファース(裏切りのサーカス、マジック・イン・ムーンライト、リピーテッド、キングスマン)
●ジュリアン・ムーア(トゥモロー・ワールド、フライト・ゲーム、アリスのままで)
●マーク・ストロング(サンシャイン2057、シャーロック・ホームズ、裏切りのサーカス、ゼロ・ダーク・サーティ、リピーテッド、イミテーション・ゲーム、キングスマン)
●ハル・ベリー(チョコレート、007ダイ・アナザー・デイ、X-MENシリーズ、ソードフィッシュ、クラウドアトラス、キングスマン:ゴールデン・サークル)
●チャニング・テイタム(ジュピター、ヘイトフル・エイト、ローガン・ラッキー、キングスマン:ゴールデン・サークル)
●ジェフ・ブリッジス(クレイジー・ハート、トロン:レガシー、キングスマン:ゴールデン・サークル、トゥルー・グリット、ギヴァー記憶を注ぐ者、リトルプリンス 星の王子様)
●ペドロ・パスカル(グレートウォール、キングスマン:ゴールデン・サークル)
https://youtu.be/TdLOKuVaznY
待望の「キングスマン」の続編だ。今回の目玉は何と言ってもハリー・ハート(コリン・ファース)の復活だね。前回、頭を撃たれて死んでしまった彼がどうやって復活するのか?
当初、僕は「ハリーの双子の弟ですよ」なんて出て来るかと思ったけど、特殊な治療で彼の脳みそが再生されるとはビックリだ。まあ奇想天外なストーリーだからいちいち気にしてては先に進めない。
全体的に詰め込み過ぎの感はあるけどアクション映画としては一級品だ。イギリスMI6の諜報員007のパロディ&コメディ感覚を如何なく発揮している。前半のアクションとか色々な小道具(エグジーが身に着ける特殊装備)なんかは初期の007を彷彿とさせて楽しい。
後半、やや間延びしちゃったけど、エロい場面や、残酷な場面もあったりしてお薦めだね。イギリス・アメリカで昨年一足先に公開されてて大ヒットだ。たぶんまた、3作目が作られると思う(ドウェイン・ジョンソンが悪役として出て来るらしい)。
今回の強敵はジュリアン・ムーア扮するポピー・アダムスと言う冷酷なおばさんだ。彼女はカンボジアの奥地に故郷をしのんでアメリカナイズされた大豪邸ポピー・ランドに住んでいる麻薬王だ。このおばさんが異常なほど冷酷で任務を遂行できなかった部下をミンチにしてその肉でハンバーガーを作ってしまう。
彼女は日ごろから仕事を妨害される「キングスマン」を憎んでおり、彼らの拠点にミサイルをブチ込んで皆殺しにしてしまう。ところが運のいいことにスウェーデンのティルダ王女(ハンナ・アルストロム)とデート中だったエグジーと重要人物とみなされなかったマーリン(マーク・ストロング)の2人だけが生き残る。
二人はこの時の為に「審判の日作戦を発動する」・・・ところが金庫を開けると中にはバーボンウイスキーが一本入っているだけだった。何か、重要な書類か武器でも入っているかと思っていたのに・・・二人はウイスキーを飲んで途方に暮れる。
そのボトルにはアメリカのケンタッキー州の蒸留所が記されていた。二人はそこに飛ぶ、「ステイツマン」と呼ばれる蒸留所に潜入すると。そこにはテキーラ(チャニング・テイタム)と言うショットガンを持った若者がいた。
テキーラに捕まり連れて行かれた先に、何と記憶を失ったハリー(コリン・ファース)がいた。実は「キングスマン」と「ステイツマン」は同盟を結んでいた。頭を撃たれ死にかけていたハリーを救ったのはジンジャー(ハル・ベリー)と言う女性エージェントだった。
記憶を失ったハリーをなんとか元に戻そうと奮闘するエグジーだが、何をやっても彼の記憶は戻ってこない。諦めかけた時、エグジーはハリーの愛犬と同じ犬種の仔犬を見つけてきて彼に抱かせる。その時奇跡が起こる、ハリーの記憶が甦ったのだ。
「ステイツマン」のボス シャンパン(ジェフ・ブリッジス)の支援を仰ぎ、エグジー、ハリー、マーリン、ウィスキー(ペドロ・パスカル)はポピー・アダムスと対決すべく行動を起こす。
ポピー・アダムスは麻薬にウィルスを仕込み、彼女の麻薬を使った多くの人々は死に至る病に侵される。彼女はアメリカの大統領あてにウィルスの解毒剤と引き換えに「ドラッグの合法化」と「ポピーの組織(ゴールデン・サークル)を正当な企業として認めろ」と要求をつきつける。
果たしてアメリカ大統領の決断は、そしてエグジー達はポピーを倒し解毒剤を奪うことが出来るのか・・・。ああ、そうそう本物の「エルトン・ジョン」が出て来るから、これもお楽しみだ。(なに、「エルトン・ジョン」を知らない、そんな人はググってね。)
その後のストーリーとネタバレ
カンボジアの奥地にあるポピー・ランドに向かうエグジー、ハリー、マーリンは地雷が埋まっているジャングルをかき分けて進んでゆく。ところが運悪くエグジーが地雷の上にのってしまう。足を離せば3人とも一巻の終わりだ。
その時マーリンは手持ちの冷凍スプレーを地雷に吹きかけ一時的に作動を停止させエグジーの足をどけさせる。しかしマーリンは再度その地雷に自分の足を乗せる。彼は自分が犠牲になって敵の警備兵を引きつけ自爆するつもりだ。
そんなマーリンに涙しながらエグジーとハリーはポピーのいる本部へと侵入する。振り返ると歌を歌いながら敵を引きつけたマーリンは集まってきた警備兵もろとも自爆する。
本部の警備兵を蹴散らしながら彼女の所に侵入した二人は今度は二匹のロボット犬に攻撃される。このロボット犬は手ごわいが何とかやっつける。さらに女性ロボットにも襲われるが二人の連携で乗り切る。
ポピーはおびただしい数のドローンに解毒剤をぶら下げて全米各地に配送する手はずを整えていた。しかし、その前には大統領が条件をのむ決断を下さなければならない。
エグジーとハリーはポピーを捕まえ彼女に強力な麻薬を注射する。解毒剤のコードを吐かないと死ぬぞと脅かすが、彼女はコードらしきものをしゃべりながら死んでしまう。エグジーの持ってきた薬が強すぎたようだ。
二人がポピーのパソコンにコードを入力すると、全米各地にあるドローンが動きはじめ解毒剤が配られる。ウイルスによって死にかかった人々は一命を取り留める。さあこれでめでたし、めでたしだ。
後で分かったことだが大統領はドラッグ使用者はみんな死ねばいいと考えていたようだ。そしてポピーとの取引をするつもりが無いことが側近によってバラされた。国民の命軽視が問題となり、大統領は失脚する。
ロンドンの「キングスマン」は壊滅してしまったが、シャンパンの援助によって組織が再結成される。そのメンバーはエグジーとハリー、そして「ステイツマン」のジンジャーとテキーラが加わる・・・最強のチームだ。
次回はどんな強敵が待っているのかな・・・。
レビュー
今回で分かったことは「キングスマン」にはハリー・ハート(コリン・ファース)が必要だってことだ。エグジーとハリーのコンビは当分続きそうだね。
残念ながらマーリン(マーク・ストロング)はジンジャー(ハル・ベリー)と交代だ、それにテキーラ(チャニング・テイタム)が加わるような感じだ。
本物の「エルトン・ジョン」が出て来るとは思っていなかったが監督が大ファンらしい(僕もファン)。表の007と同じように裏007の何でもありコメディ版として長続きしてほしいね。
ああ、そうそうこの映画に出て来る女性ロボットは某大統領の奥さんにどこか似てないかい。
TATSUTATSU
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