海外ドラマ

海外ドラマ「APBハイテク捜査網」感想・評価:人畜無害 面白くない優等生ドラマだ


サマリー

2017年12月からレンタルが始まったアメリカ警察ドラマ
製作総指揮 レン・ワイズマン(ダイ・ハード4.0)
出演 ●ジャスティン・カーク(Weeds~ママの秘密)
●ナタリー・マルティネス(ファッション・ハウス、アンダー・ザ・ドーム)
●ケイトリン・ステイシー(トゥモロー僕たちの国が侵略されたら)
●テイラー・ハンドリー(VEGAS/ベガス)
●タンベルラ・ペリー(BOSS/ボス 権力の代償)
●アーニー・ハドソン(ゴーストバスターズ、OZ/オズ)
●ネスター・セルラーノ(マネー・ピット、デイ・アフター・トゥモロー)

https://youtu.be/VC3yilxlg1c

 

はっきり言って面白くない(シーズン1で既に打ち切られる情報が入ってきている)。発想は確かにユニークだけどSF路線なのか現実路線なのかあいまいだ、それに文部省が喜びそうな勧善懲悪・優等生ドラマときている。日本の警察なんかも推薦するかも知れないが、先が見えてしまって退屈だ。

APBとは「All-point-bulletin(全国指名手配)」と言う意味なんだけど。頭文字を取ってAPBと略し、平たく言えば犯罪捜査専用アプリのことだ。

このAPBをスマホに入力し、いざと言う時に画面をタッチするだけで通報・位置情報・画像を警察に送信できる。そして警察がその場所に瞬時に駆け付ける。

2015年にニューオリンズの大富豪が自費で民間ハイテク警察を作り、APBと同様なものを開発し成果を上げた。この事実がドラマのヒントになっている。

ドラマとしては申し分のない正統派で家族と見ても安心だ。エログロは一切なく優等生ドラマなんだけど先が見えてしまって退屈。ハイテク機器が色々と出て来るからひょっとしたら小中学生は喜ぶかもしれない。やはり人間同士の葛藤や裏切りなどのドロドロしたものも必要だね。

でもハイテク機器と言ったってドローン(多機能高速ドローン)だ、ロボコップが出て来る時代にドローンではあまりにも寂しい。しかも大富豪のオーナーがドローンを修理したり操縦したり、現場に警官と同行したりと、社長業をほったらかしていいのかと心配になる。

物語のスジを少し説明すると、ハイテク企業オーナーの億万長者ギデオン(ジャスティン・カーク)は親友を目の前で強盗に殺害された。しかし犯人の捜査はなかなか進展せず、警察に不信感を持つ。彼は財力に物を言わせて13分署を買収し、APBアプリの導入をはじめハイテク機器で警官を武装させ犯罪を減らそうと動き出す。

ギデオンは警察機構への強引な介入で一部の警察官幹部や市長から恨みを買う。また、ハイテク機器に慣れない現場たたき上げの刑事や警官もよく思っていない。

しかし、警察署内部の賛同者に助けられ、徐々に成果を上げ、市民にも好評を得るのだが・・・。

ドラマのイントロ

「リーヴス・インダストリー」の創業者で大富豪のギデオン・リーヴス(ジャスティン・カーク)は運転手つきの車から降り、コンビニでたばこを買おうとしたところ、強盗に遭遇してしまう。

ギデオンの異変に気付いた親友が駆け付け強盗ともみ合い、強盗は発砲して現場から逃走する。彼は危機一髪助かったものの親友は亡くなってしまう。

警察は強盗の逮捕どころか手がかりさえつかめない。ギデオンは古い体質で機動力のない警察に愛想を尽かす。彼はマイケル市長(ネスター・セルラーノ)に圧力をかけシカゴ市警13分署を100憶円の大金で買収してしまう。

彼はさらに大金をかけ13分署の警官にハイテク装備を施す。その装備は①ハイテク装備付きパトカー②非致死性テーザーガン③強化防弾スーツ④警察官を支援する多機能高速ドローンなど時代の最先端をゆくアイテムばかりだ。

そして市民にはAPBアプリをスマホにダウンロードさせる。このAPBアプリに触れれば、瞬時に警官が駆け付ける仕組みになっている。

ギデオンは旧態依然のやる気のない13分署を変革してゆくが、これに異議を唱える警官もいた。しかし新しく署長に就任したネッド(アーニー・ハドソン)、美人刑事のテレサ(ナタリー・マルティネス)、警官のニコラス(テイラー・ハンドリー)とターシャ(タンベルラ・ペリー)は協力してゆく。

ギデオンは「リーヴス・インダストリー」の技術者エイダ(ケイトリン・ステイシー)を13分署に派遣し、自分の右腕として補佐させる。体制は整った後は事件を待つばかりだ。

ギデオンはテレサの協力を得て親友を殺害した悪党を捕まえるのに成功する。そして次々と困難な捜査に立ち向かってゆく・・・。

TATSUTATSU

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