海外ドラマ

「エクソシスト(テレビドラマ)」感想・評価:あれ!ありきたりで全然怖くないぞ


サマリー

2017年から放映されたアメリカ海外ホラードラマ
製作総指揮 ジェレミー・スレイター
原作 ウィリアム・ピーター・ブラッティ「エクソシスト」
出演 ●アルフォンソ・ヘレラ(センス8、ハウス・オブ・カード)
●ベン・ダニエルズ(ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー)
●ジーナ・デイヴィス(偶然の旅行者、テルマ&ルイーズ)
●ブリアンヌ・ハウイー(ヴァイラル)
●ハンナ・カルスカ(TVドラマ エクソシスト)

https://youtu.be/dKB5jp5iug0

1974年に日本で公開された映画「エクソシスト」のTVバージョンだ。映画版では「悪霊パズズ」が少女に憑りつき壮絶な「悪魔祓い」が描かれる。僕は大学生だったと思うが、映画館で観たこのホラーの恐怖は今でも覚えている。(「あまりにもグロいエクソシスト映画ベストテン」を参考に)

あまりの怖さにのけぞってしまった、たぶんちびっていたと思う。いまだにこの映画をしのぐホラーは出ていない。14才の少年が悪魔に憑りつかれた「メリーランド悪魔憑依事件(1971年)」がモデルになっているとも言われている。

実際に今でも「悪魔祓い」は行われており、最近封切られたドキユメンタリー映画「悪魔祓い、聖なる儀式」を参考にしてほしい。

また、音楽もマイク・オールドフィールドのアルバム「チューブラー・ベルズ」が効果的に使われており映画のヒットに貢献した。この映画音楽にはブタのトサツ場の悲鳴が録音されているとの「都市伝説」がある。また映画の撮影中の事故や、上映後に色々な事件が発生したとの未確認情報もある・・・とにかく恐ろしい映画だ。

これがテレビドラマ化され、じっくり見たところ、あまりに怖くないのにガッカリ。スジガキも女の子が悪霊に憑依され二人の神父が悪魔祓いを行うような感じで、映画版とあまり変わらないではないか。

映画版の40年後が舞台となっているが、美女に悪魔が乗り移るだけでは単調でこの先続けられるのかな。(シーズン2は作られるようだ。)

また゛第4話までしか見ていないが、この先見続けるべきか評価が分かれるところだね。確かに首が回転したり、スパイダーウォークが出てきたり、音楽も「チューブラー・ベルズ」が流れたりと懐かしさはあるのだが・・・。

ストーリー

聖アンソニー教会のトマス神父(アルフォンソ・ヘレラ)は教区の有力者アンジェラ(ジーナ・デイヴィス)から娘キャサリン(ブリアンヌ・ハウイー)が悪霊に憑りつかれようとしていると相談を持ちかけられる。

トマス神父は不思議な夢を見る。ある神父(マーカス)が悪魔に乗り移られた少年の「悪魔祓い」を必死で行っている光景だ。しかしその少年は首を捻じ曲げられて死んでしまう。そしてマーカス神父はその責任を取らされる。

実は悪霊に憑りつかれているのはキャサリンの妹ケイシー(ハンナ・カルスカ)であることが判明する。トマス神父は彼女の「悪魔祓い」の了解をイーガン補佐司教に申請したところ、却下されてしまう。彼は悩み夢に出てきた神父を探したり、「悪魔祓い」を行っている修道院のバナーデット院長を訪ねる。

トマス神父は夢に出てきた男、つまりマーカス神父(ベン・ダニエルズ)を知ることとなる。そしてケイシーの「悪魔祓い」への協力を要請する。二人は力を合わせて彼女から悪霊を追い出そうと試みるがうまくゆかない。

ケイシーはどんどん衰弱してゆく、果たして二人は悪霊に打ち勝つことが出来るのか、そしてその悪霊の正体とは・・・。

TATSUTATSU

ミステリー小説「悪魔祓いの真実」海外においてはエクソシスト(祈祷師)は超多忙だ

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