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映画「マジック・イン・ムーンライト」感想・評価‐少し退屈なハッピイエンドコメディだ

サマリー


映画『マジック・イン・ムーンライト』予告編

2015年日本公開のイギリス・アメリカ合作のハッピーエンド コメディ映画で、監督・脚本はおなじみのウディ・アレン(監督:ブルージャスミン、ミッドナイト・イン・パリ、俳優:ジゴロ・イン・ニューヨーク)、主演はコリン・ファース(英国王のスピーチ、裏切りのサーカスリピーテッドキングスマン)、エマ・ストーン(スパイダーマンシリーズ、バードマンラ・ラ・ランド)である。

ウディ・アレンらしくほのぼのとした映画で、脂っこい映画(エロ・グロ系)を見た後なんかの、箸休めとして観ることをお勧めする。少し物足りないが(コメディにやや切れ味が無い)、平和的な映画で最後まで安心して見て居られる。

ナニ!ジジイ(失礼)が作ったホンワカ映画じゃないかと、若い方から厳しい指摘を受けるかもしれないが、僕の様に老い先短い人間にとっては、こんな夢物語もタマにはいいのかな。

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ウディ・アレン(79才)

世界的なマジシャン スタンリー(コリン・ファース)が旧友のマジシャンに誘われて、フランス南部のコート・ダジュールを訪れる。

旧友の話では、アメリカの大富豪がソフィー(エマ・ストーン)と呼ばれる霊能力者に夢中になっている。そして何でも感でも彼女のお告げを信じて相談しているらしい。

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コリン・ファース

さらに大富豪の御曹司はソフィーにぞっこんで、今にもプロポーズしそうだと。旧友はソフィーの霊能力をインチキだと思い見破ろうとしたが、見破れなかったと完敗宣言する。

そしてスタンリーに彼女のトリックを見破って欲しいと依頼する。ところが彼は彼女のトリックが見破られず、ひょっとしたら彼女は本物かと思い始める。

彼はソフィーに興味を持ち始める、そして彼女もまんざらではない・・・・・2人の関係は恋愛に発展するのか、また、彼女は本当に霊能力者なのか観てのお楽しみだね。

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「リピーテッド」でみせたDV男から一転して、恋愛おくての中年男役をコリンが演じるのが面白い。また、「バードマン」の飛んでるお姉ちゃんから田舎のお嬢さん役ソフィーを演じるエマ・ストーンも見逃せないね。

エマ・ストーンはこの映画では、大変可愛らしい演技をする。コリンとエマとでは年齢差が倍半分違い、役柄の設定にやや難はあるが、まあ彼女の美しさに免じて許してあげよう。

彼女のファンには是非観てもらいたいと思うね。あっと、コリン ファンもどうぞ。

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エマ・ストーン

ストーリー

ストーリーを紹介すると、世界的に有名なマジシャン ウェイ・リング・ソーはゾウを消したり、美女を真っ二つにしたり、人間を瞬間移動させたりと、この業界では技巧派として人気がある。

でも外見は中国人を装っているが実はスタンリー・クロフォード(コリン・ファース)と言うイギリス人である。彼はスタッフには当り散らし、ファンに対しても無愛想で性格のよろしくない偏屈男である。

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楽屋に旧友のマジシャン ハワード(サイモン・マクバーニー:博士と彼女のセオリーミッション:インポッシブル)が現れ、コート・ダジュールに遊びに行かないかと誘われる。

彼がスタンリーを誘った理由は、ソフィー・ベイカー(エマ・ストーン)と言う霊能力者がアメリカの大富豪キャトリッジ家に取り入り御曹司やその母親をたぶらかしている。是非彼女の霊能力が嘘かどうか見破って欲しいとのことであった。

彼はさっそくハワードと出かけ、ソフィーに会う。初対面なのに彼女は彼の個人的
なことをズバズバと当てる。スタンリーはびっくりするとともに、彼女の美しさに惹かれる。

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キャットリッジ家の未亡人グレース(ジャッキー・ウィーヴァー)は霊界の存在を信じており、近々亡くなった夫との交霊会を楽しみにしている。また息子のブライス(ハミッシュ・リンクレイター)はソフィーに夢中になっている。

交霊会が始まった、丸いテーブルの真ん中にろうそくを立て、テーブルを囲んだ人たちが手を握り合う。もちろん
スタンリーやハワードも第三者として立ち会う。

ソフィーがトランス状態になるとグレースの亡き夫ハリーの霊が交信して来る。そしてグレースは亡き夫と交信を始める。その時突然ろうそくが宙に舞う。ハワードはろうそくを手に取り調べるがトリックは見当たらない。

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スタンリーはその夜眠れない、現実主義の彼は霊の世界が本当にあるのかと悩む。次の朝彼はソフィーにプロヴァンスのおばの所へ行かないかと誘う。彼は何としてでも彼女が本物かどうか確かめたいようだ。

ソフィーはヴァネッサ(アイリーン・アトキンス)おばさんの秘密まで暴いてしまう、もうこうなるとスタンリーは彼女を信じるしかない。帰り道、車が故障し雨が降ってくる、二人とも天文台で雨宿りする。

天文台から空を見上げている時、彼女はスタンリーに何かを感じているようだ。

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スタンリーはソフィーと一緒に海水浴やダンスやドライブに行く、彼は彼女に少しずつ恋心を抱くようになる。そして彼女の霊能力を信じるようになって行く。

しかし、彼は彼女に大富豪の御曹司のプロポーズを受けるべきだ、田舎娘にこんなチャンスは二度とないと心にもないことを言う。彼女も彼の煮え切らない態度に腹を立ててしまう。

ついに彼女はブライスから求婚される。そして、その申し入れを受けてしまう。果たしてスタンリーはソフィーの恋を諦めきれるのか、また彼女は本当に霊能力者なのか、この先は映画を観て頂きたい。

ネタバレ

<ここから先はネタバレするから映画を観てから読んでね>

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おばのヴァネッサが車の事故で危篤状態におちいる、スタンリーは手術が成功するように必死に神に祈る。ところが彼はふと考える・・・・・・ソフィーが霊能力者であれば、このことは予見できたはずだと。

そして彼は彼女がペテン師ではないかとの疑念が湧き上がってくる。そこで彼はソフィーとハワードの会話を自分が居なくなったふりをして得意の瞬間移動マジックを使って盗み聞きする。

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案の定、ソフィーとハワードは結託して、スタンリーを欺いていたことが知られてしまう。ハワードは幼なじみのスタンリーにいつもマジックで負けているお返しに、一泡吹かせたかったらしい。

全てを知ったスタンリーは二人を責める。しかし彼女は、今までしてきたことで被害を被った人はいない、あなた(スタンリー)も幸せを感じていたんじゃないかと反論する。

彼は君らとは付き合いきれないとその場を立ち去り、手術が成功したおばに付き添うことにした。

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ソフィーのことが忘れられないスタンリーはおばに自分の心に素直に従いなさいと焚きつけられる。つまりソフィーを愛しているなら彼女にその思いを伝えるべきだと。

彼は急ぎソフィーの所に行き、ぎこちなく結婚の申し入れをする。でも彼女の答えはかんばしくない・・・・・・スタンリーは落ち込む。

スタンリーはハワードと仲直りする。ハワードは「君はソフィーと出会ってから変わった」と言う。そしてスタンリーは婚約者のオリヴィアを愛していないことが分かり、婚約を解消したとのことである。彼の胸の中はソフィーで一杯だ。

彼はおばの所にソフィーに振られたと報告に行く、ところが完璧に断られたと思っていた彼女がそこで待っていてくれた。彼は彼女を抱きしめキスをする。

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レビュー

物語の舞台は1920~1930年代とオールド・ファッションだね、現代劇にしなかったのは心霊術なんかがまだ一部の人に信じられていた時代背景の方が好都合なのかな。

ここに出てくる無神論者で偏屈・嫌われ者のスタンリーはウディ・アレンそのものかも知んない。でも今回のドラマは前回の「ブルージャスミン」と比較して、残念ながらジョークの切れ味が落ちたね・・・・彼もそろそろもうろくしてきたのかな。

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コリン・ファースとエマ・ストーンがこの映画を救っている。コリンはベテラン俳優らしく難しい人物設定を無難にこなしてるし、それに若くて美人のエマを起用した点は映画が明るくなって楽しくグッドだね。

彼女はウディ・アレンに気に入られたらしい、次回作の「Irrational Man(分別の無い男)」にもヒロインで出ている。

彼女の瞳は大きくて魅力的だね、でも風の強い日なんかはゴミが目に入って大変かな、さらに花粉症にでもなったらゴーグルでもつけないと目が開けられないね・・・・・・・余計なお世話か。

ウディ・アレンは凄い才能を持った爺さんだが、笑い転げるような作品を次回は必ずお願いしますよ。

辰々

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