SF

映画「キングコング:髑髏島の巨神」感想・評価-巨大生物がいっぱい出てきて面白いね

サマリー


2017年日本公開のアメリカ キングコングSF映画
監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ(キングコング:髑髏島の巨神
出演 ●トム・ヒドルストン(マイティ・ソーシリーズ、クリムゾン・ピークキングコング:髑髏島の巨神
●サミュエル・L・ジャクソン(スター・ウォーズシリーズ、アベンジャーズシリーズ、キングスマンキングコング:髑髏島の巨神
●ジョン・グッドマン(アルゴ、ミケランジェロ・プロジェクト、キングコング:髑髏島の巨神10クローバーフィールド・レーン
●ブリー・ラーソン(ショート・ターム、ルーム、キングコング:髑髏島の巨神
●ジン・ティエン(グレートウォールキングコング:髑髏島の巨神
●トビー・ケベル(猿の惑星:新世紀ファンタスティック・フォー、ベン・ハー、キングコング:髑髏島の巨神

映画『キングコング: 髑髏島の巨神』日本版予告編2

キングコングは8回もリメイクされ映画のスタンダードナンバーとなってるね。日本ではゴジラと闘ったりもした。(2020年にゴジラvsキングコングとしてハリウッド映画になるらしい)

この映画ではキングコングの他にも色々な怪獣がいっぱい出て来るから、怪獣ファンは絶対に見逃せない。コングと軍隊、巨大生物と軍隊、そしてコングと巨大トカゲ・・・まるでバトルロイヤルだ。

頭を空にして誰が生き残るのかをじっくり堪能することをお薦めする、面白いよ。まあハッピイエンドだから気楽に見てね。

ああ、そうそう映画が終わってエンドロールが流れている途中に帰っちゃダメだよ。最後にちょっとしたシーンが待っている。みんなあせって帰っちゃってこれを見たのは劇場で僕だけだったからね。

今回のキングコングは髑髏島の守り神だ。ここでは生物が独自の進化を遂げていて皆サイズがデカい。

しかし地下の空洞に潜むスカル・クローラーと呼ばれる二足歩行の巨大なトカゲは別の生態系だ。何でも手当たりしだい食べてしまう。キングコングを絶滅に追いやった張本人だね。

実はキングコングは人間にも優しい巨神なんだけど、ヘリコプターに乗った軍隊が怒らせてしまった。そしてキングコングvs軍隊vsスカル・クローラーの三つ巴の闘いが展開される。

ゴジラ キング・オブ・モンスター

この映画の続編「ゴジラ キング・オブ・モンスター」も見てね。そして「キングコングvsゴジラ」が映画化される予定だ。

ストーリー

1944年太平洋戦争の末期、アメリカのハンク・マーロウ中尉(ジョン・C・ライリー)と日本兵のグンペイ・イカリ(MIYAVI)はそれぞれの戦闘機で戦いを交え、ある島にパラシュートで降下する。そこで二人は巨大な生物に遭遇する。

1973年、地球観測衛星ランドサットが上空から謎の島「髑髏島」をとらえる。巨大生物を調査研究している特殊機関「モナーク」の上級工作員ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)と地質学者ヒューストン・ブルックス(コリー・ホーキンズ)はウィリス上院議員の許可を得て島の調査に向かう。

ビルは元イギリス陸軍特殊空挺部隊の大尉ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)を破格の報酬で調査隊のリーダーとして雇い、記録係として戦場カメラマン メイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)も同行させる。

そして調査隊は、島の周辺が乱気流と雷を伴ったぶ厚い雲に覆われていることから、これを突破すべくプレストン大佐(サミュエル・L・ジャクソン)の第3攻撃ヘリ部隊に乗り込んで島への上陸を敢行する。

ヘリコプターから地質調査用のミサイルを投下する、そして爆破振動の広がり方から島の地下には巨大な空洞が存在することが確認できた。ビルの推測ではこの巨大な地下空洞に太古から生き続けている巨大生物がいると考えられる。

突然ヘリコプターが襲われる、巨大なキングコングが姿を現しすべてのヘリコプターが破壊され地面に叩き付けられる。辛うじて生き残った人々は離ればなれになり、合流地点の北に向かって行進を続ける。

ジェームズ・コンラッドの一行は道すがら巨大なスケル・バッファローに遭遇するが大人しいそうな生き物だ。そのうち彼らは島の先住民の村に突き当たる。

先住民は彼らを温かくもてなす、先住民の中にはハンク・マーロウ中尉が居て、ここで28年間世話になっていると言う。彼が言うにはキングコングは先住民の守り神で、邪悪な巨大トカゲ スカル・クローラーから守ってくれる。もしコングがいなければ先住民はすべてトカゲに食われていただろうと・・・。

ハンク・マーロウ中尉はエンジン駆動の小型船グレイ・フォックス号を作っていて、上手くゆけばこれに乗って北の合流地点を目指すことが出来ると言う。

コンラッド達はプレストン大佐と合流する。そしてこの島から退却しようと提案するがプレストン大佐は多くの部下を殺され、コングをナパーム弾で焼き尽くす事しか頭になかった。

合流した一行はナパーム弾を乗せたヘリの墜落した場所に向かって西に進む。しばらく進むと巨大なコングなどの骨が散乱する広大な「墓場」に到達する。ところがここで巨大なスカル・クローラーに遭遇する・・・絶体絶命だ果たして彼らは生き延びることが出来るのか・・・。

ネタバレとレビュー

合流した一行は巨大なスカル・クローラーから逃げ惑う。やっとのことで逃げ延びた連中は二手に分かれることにした。民間人たちはコンラッドをリーダーとして待機。プレストン大佐はナパーム弾を取りに西に向かう。

コンラッド達はコングに遭遇するが、この巨大な生物は威厳を持ち人々を襲うことはなかった。コンラッドとメイソンはコングは生かすべき生物だと再認識する。

ところが戻ってきたプレストン大佐はナパーム弾を使って火の海とし、止めに入ったコンラッド達と対立する。そんなところに再度スカル・クローラーが現われプレストン大佐は丸呑みにされてしまう。

キングコングとスカル・クローラーの一騎打ちだ。激しい互角の戦いだがコングは30メートルもあろうかと思われるクローラーを仕留める。

ほんの一握りになった調査隊は小型船グレイ・フォックス号で島から脱出する。

巨大生物の島は今まで色々なSF小説とか映画なんかに取り上げられている。今回もそうだね、それに過去のキングコングドラマへのオマージュも満載だ。

紹介しなかったけれど巨大蜘蛛バンブー・スパイダー、巨大ナナフシ スポア・マンティス、巨大翼竜サイコ・バルチャー、巨大タコ リバー・デビルなんかも出てきて観客を喜ばしてくれる。

映画のストーリーはシンプルだけど色々な怪獣が次から次へと出てきて観客を楽しませてくれる。まるでサファリパークの中を進んでいるようだね・・・臨場感も豊かだ。

今までのキングコング映画では美女とのやり取りが中心になっていた。今回その部分は控えめだね。映画のキモはやはりキングコングがヘリ部隊と戦うところと巨大トカゲとの死闘だね。これは見る価値がある。

人間の武器はほとんど怪獣たちには役立たずで、この島では人類は食物連鎖の下層に位置している逆転発想がスリリングな展開を見せる。

ああ、そうそうエンドロールのあと、コンラッドとメイソンが政府から尋問されるシーンが出て来る。彼らはキングコングのことを秘密にして何にもしゃべらない。そして壁にはゴジラとキングギドラのポスターがあって、これでホントのおしまいだね。

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