作品賞
アメリカ映画だけど、2016年の10月に本国では公開されているんだね。一人の黒人青年シャロン(アレックス・ヒバート)の子ども時代からの半生が描かれる。
彼は小さいときから周りにいじめられて育つ、母親は麻薬中毒で頼るものが誰もいない。そんな彼は自分が同性愛者と気付いてゆく。
黒人・麻薬・同性愛・・・なかなか難しい社会派テーマだね。この作品が作品賞を取るとはアメリカの映画業界は懐が深い、でも興行的にはどうだろーかねー。
良い映画だと思うけど、僕なんかは小遣いが少ないからDVDで見ることになるかも知れないね。助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚色賞も獲得している。
監督賞
こんな楽しいミュージカルは久しぶりだ、お薦め映画だね。ミュージック・ダンス・結末がほろっとするドラマで3倍楽しめる。
監督のデイミアン・チャゼルが32才の史上最年少で受賞している・・・彼は天才かな?「セッション」も素晴らしかったが、「ラ・ラ・ランド」もまたまた素晴らしい。
次回作が楽しみな監督だね。物語は男女の出会いと別れを瑞々しく描いている。ジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)は自分のジャズバーを持ちたい夢を持っている。
女優志望のミア(エマ・ストーン)はスターを夢見て、オーディションを受け続けている。二人は愛し合い、同棲するが、夢が現実に近づくにつれて二人は別々の道を歩み始める。
エマ・ストーンが主演女優賞を獲得している。彼女は今のりに乗っている女優の一人だね・・・色んな映画に引っ張りだこだ。
その他にも美術賞、撮影賞、作曲賞、主題歌賞と計6部門で受賞している。
主演男優賞
この映画でケイシー・アフレックが主演男優賞を獲得している。彼の兄はベン・アフレックなんだね。
故郷を捨てた男が突然の兄の死で、家に呼び戻される。そして兄の息子の後見人になる。彼は自分にこの大役が務まるのかと悩みながら人間的に成長してゆく。
映画の内容はよく分からないが、是非観てみたい作品だね。製作の一人にマット・デイモンがいる。脚本賞も獲得している。レビュー「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を見てね。
長編アニメーション賞
ディズニーが5連覇だね、あまりにも強すぎる。でもこの映画見たけど、もの凄く面白かったお薦めだね。
残念ながら「レッドタートル ある島の物語」は落選してしまったね。この映画はセリフが全くない斬新なアニメだけど興行的には低迷したみたいだ。「思い出のマーニー」「かぐや姫の物語」「風立ちぬ」とジブリは連敗続きだね。
https://youtu.be/0T3soLrQLfc
でも実際自分で見てみないと判断できないからDVDが出たらじっくり見てみよう・・・感想は後ほどブログでの報告となるね。
気になる作品
この映画もの凄く気になるね。世界各地に謎の物体が現われる。どうも宇宙船のようだ・・・彼らの目的は一体何なのか。
言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)、数学者のイアン・ドネリー(ジェレミー・レナー)が召集されアメリカ軍大佐のウェーバー大佐(フォレスト・ウィテカー)の指揮のもと調査を始める。
いったい彼らは敵なのか味方なのか・・・。レビュー「メッセージ」を見てね。
2017年5月に日本公開されるので是非映画館に駆け付けたいね。音響編集賞を獲得している。
メル・ギブソン監督の戦争映画「ハクソー・リッジ」だけど、これも気になる映画だね録音賞と編集賞を獲得している。
主演は「沈黙 サイレンス」のアンドリュー・ガーフィールドだね。日本とアメリカが戦った沖縄戦が舞台になっている。
彼は敬虔なキリスト教徒で、多くの人命を救ったことにより名誉勲章が与えられている。彼は人を殺すことは出来ないと武器を持たずに衛生兵として戦場に行く。
仲間たちからは白い眼で見られ、いじめられるが信念を貫き通す・・・感動映画だね。日本公開は6月予定らしい。
まとめ
アカデミー賞というと白人ばかりが取っていると昨年批判が出た。今年はさすが「ムーンライト」が作品賞を取っている。やはり賞は公平でないと意味がないね。
「ラ・ラ・ランド」は映画の楽しさ面白さ、ほろ苦さを再認識させてくれた作品だ・・・映画はこれだと思ったね。2時間「夢の世界」にどっぷり浸ることが出来る。
長編アニメはディズニーの5連勝だ。日本では社会現象にまでなった「君の名は。」がノミネートされて欲しかったね。こういう作品は玄人受けし難いかもしれないね。
まあ、色々言ったけど来年も楽しみだ。
去年の「第88回アカデミー賞について思うこと」も参考にしてね。
TATSUTATSU
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