第87回アカデミー賞の受賞作品について・・・・・「バードマン」が9部門でノミネート、4部門受賞とのことである。はっきり言ってこんな作品全く知らなかった。
監督はメキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ・・・・・・・ほとんど知らない、主演はマイケル・キートン・・・・・・大昔バットマンをやってたことは知っている。(現在あまりパッとしない)
落ち目の俳優が、もう一度再起を図る為ブロードウェイ進出と言う、無謀な決断をするブラックコメディとのことである。
製作費も20億円弱、製作会社もあまり知らない、当然日本公開は無し・・・・・4月10日からロードショーを日本でやるらしい。・・・・・観に行きたい。
「セッション」が5部門でノミネート3部門で受賞したとのことである。・・・・・はっきり言ってこの作品も全く知らなかった。
監督はデミアン・チャゼル・・・・・・・はっきり言って知らない。また主演はマイルズ・テラー・・・・・あまりしらない(そういえば「ダイバージェント」に目立たない役で出ていたね。)
助演男優賞を取ったJ・K・シモンズは僕の大好きな「クローザー」に出ていたから良く知っている。(60才で受賞したとのことでおめでたいね。)
ジャズ・ドラマーと老指揮者との子弟の熾烈なやり取りを物語にしたものらしい。老指揮者の激しい指導とドラマーの死に物狂いの練習がウリとのことである。
製作費は3億円、製作会社もあまり知らない、当然日本公開は無し・・・・・4月17日からロードショーを日本でやるらしい。・・・・・・・絶対観に行く。
堤大介監督の「ダム・キーパー」は短編アニメ賞にノミネートされた・・・・・・・この作品も全く知らない。是非観てみたい。(残念ながら賞は逃した。)
18分の作品で、街を大気汚染から守る、身寄りのない豚の少年の物語である。2014年のベルリン国際映画祭で上映され、世界の映画祭を総なめしたとのことである。
何を言いたいかと言うと、我々の全く知らないところで世界で最も権威のあるアカデミー賞が決まっている。つまりアメリカの映画業界はマスコミに踊らされたり、お金のかかった大作に惑わされることなく、真に良いものは良いとして映画を選んでいる。
僕はアメリカ映画業界が膨大な金と大スターをかかえるビッグビジネスばかりだけだと思っていたが、本当は違うようである・・・アメリカンエンターテイメント業界の懐の深さを痛切に感じた次第である。
日本においては、いつも同じ俳優、同じ監督、同じ映画会社が脚光を浴びている。・・・・・・これではマンネリ化してしまうし、活力も無くなってしまう。
ここは是非、映画の原点に戻って・・・・何とか頑張ってほしい。日本にもいい作品がいっぱいあるから、それにスポットライトを是非当ててほしいね。
3億円の製作費で最高の映画が作れるんだから・・・・・つくづく映画はお金をかければいいってもんじゃないと思いますね・・・・・・。
辰々
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