サマリー
一言で言うと「青春ホラー」だね。(大人は何もわかってくれない・・・みたいな。)
低予算だけど最後までみせる監督の才能を感じさせるドラマだ。
自分に取りついた悪霊をセックスした相手に乗り移らせることが出来る。しかし乗り移らせた相手が死ねば、悪霊はまた自分に戻ってくる。
悪霊は普通の人間には見えないが乗り移られたら見えるようになる。
その姿は全裸の女性、老婆、知り合い、肉親などに見える時がある、彼らの動きは鈍いが確実に後を追ってくる。
車で遠くに行けば時間は稼げるが、決して逃げることは出来ない。
エイミーと呼ばれる若い女性があるものから逃げ回る。そして海岸近くに追いつめられ、次の日変死体で発見される。
ジェイ(マイカ・モンロー)は最近付き合い始めたヒュー(ジェイク・ウィアリー)とセックスしたことから、得体のしれない物から付きまとわれる羽目になる。
彼は悪霊を彼女にうつすために付き合ったようだ、彼女をイスに縛り付け「何者か」が迫って来るのを見せる。
その後、彼女を家に送り届けるが、そこから彼女の悪夢は始まる。
彼女の友人達はジェイを守ろうとするのだが、残念ながら彼らには「何者か」は見えない。
彼女の元カレ グレッグ(ダニエル・ゾヴァット)は彼女の言うことを信用せず「何者か」を移されても良いとセックスする。
そして、ある夜グレッグは母親に化けた「何者か」によって殺される。その一部始終をジェイは眺めているしかなかった。
ジェイの友人たちは夜のプールに「何者か」を誘い出し、銃で撃ち殺そうと待ち構える。
そしてプールサイドに現れた「何者か」をプールの中心で水に浮かんでいるジェイが指さし、それに向かってポール(キア・ギルクリスト)は銃を乱射するが、「何者か」は倒れない。
彼女にどんどん迫ってくる「何者か」、必死に逃げる彼女・・・・果たして彼女は捕まってころされてしまうのか?
2016年日本公開のアメリカ 青春ホラー映画
監督 デビット・ロバート・ミッチェル
出演 マイカ・モンロー(ザ・ゲスト、インデペンデンス・ディ:リサージェンス)
キア・ギルクリスト
ダニエル・ゾヴァット
若手監督が作った青春ホラー映画だが、あまり怖くない。
通常なら、警察や大人が事件に介入して来るんだけど、大人はほとんど出てこない。
若者たちの友情と恋愛・セックス、そしてジェイを好きな内気な青年ポールを中心に彼ら4人でなんとか彼女を救おうとする。
そこには若者たちの大人が入り込めない世界がある。
「何者か」は若者の間で感染する悪霊と思われるが、その正体や、何が起因で始まった恐怖なのかは全く説明が無い。
それにジェイが逃げ回るだけではドラマに深みが無い「リング」「エルム街の悪夢」等の要素が盛り込まれているように感じるが、残念ながら斬新さが足りないね。
ただ、最後まで映画を見させる、監督の力量は感じられるので次回作に期待したいよね。
TATSUTATSU
「君の名は。」の記事もあるよ。
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