SF

映画「スティールワールド」評価・感想‐地球を征服したロボット軍団の真の目的とは何なのか

サマリー

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https://youtu.be/Fmki3jMru1k

2014年製作のイギリス地球侵略SF映画、監督はジョン・ライト、出演はカラン・マッコーリフ、ベン・キングズレー(エクソダス、ナイトミュージアム)、ジリアン・アンダーソン(Xファイル)である。

TSTAYAさん一押しのDVDで、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のスタッフが参加した作品とのことで借りて観てみた。

低予算、B級度を強く感じさせる作品で、テレビドラマでも良かったったんじゃないかと思ってしまう。この作品に何故ベン・キングズレーやジリアン・アンダーソンが出演しているのか不思議に感じる。

地球を簡単に征服してしまった宇宙から飛来したロボット軍団、彼らの目的は地球生命体の調査で、調査が終了すれば永遠に地球を去るとのことであった。

地球が征服されて3年が経過し、人々の耳の後ろにはセンサーが埋め込まれ外出禁止である、そしてこの禁を破れば抹殺されてしまう。

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町はロボットの意をくんだ人間の責任者が統治している。4名の少年が偶然にもセンサーの解除方法を見つけ、主人公達は行方不明の父親を捜しに行動を起こす。

最初は物語がどうなるのかと少し引き込まれたが、結末はあまりにもつまらない、ストーリーのひねりが欲しかった。

良く分からないのは、何故ロボット軍団が地球生命体の調査を行うのか、そして調査が終われば帰って行くのか。そうであれば食料の配給などもあることから、のんびりと家でテレビでも見て過ごせばいいんじゃないかと思ってしまうが、ロボット達の真の目的は違うようである。

しかも、主人公が偶然から、ロボット達をコントロールする能力を得てしまう。あまりにもチープなストーリーに金返せと思ってしまう。

従って、超ヒマな人にしかお薦めできない。

ストーリー

ストーリーを紹介すると、3年前地球にロボット軍団が襲来し、たった11日で地球を征服してしまった。彼らの目的は地球人を調査することであり、調査が終了すれば彼らは地球を去り永遠に戻ってこないとのことである。

彼らのおきてはただ一つ、地球人は家から外に出てはならない。外に出た場合耳の横に取り付けられたセンサーが作動し、駆け付けたロボットによって抹殺される。

空には巨大なキューブが浮かび、人々を監視していた。ロボットから委託され町を統括するロビン(ベン・キングズレー)はケイト(ジリアン・アンダーソン)に好意を寄せていた。

しかし、ケイトの息子ショーン(カラン・マッコーリフ)たちは、ロボットの内通者であるロビンを嫌っていた。ショーンは行方不明になっている父ダニーを探そうとしていた。

ある日、ショーン達は偶然にセンサーの解除方法を知る。それはバッテリーに触れた仲間が感電し、その拍子に耳の横にあるセンサーが停止したのである。しかしこの方法は13時間しか持続性が無い、時間がたてばまた元に戻ってしまう。

ショーン達はこの方法を使ってセンサーを停止させ、父ダニーの行方を探そうと行動を始める。果たして彼らはダニーを見つけることが出来るのか、そしてロボット軍団を壊滅させることが出来るのか観てのお楽しみである。

ネタバレ

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ショーン達は内通者のアジトから、父の情報を掴む。それによると父はロボットによって抹殺されたのではなく、どこかで生きていることが推測された。

アジトの中には変な機械が備え付けられていた、この機械は反逆者を抹殺させるための機械であることが分る。運悪くショーン達はロビンにつかまり、機械にかけられてしまう。

機械にかけられたショーンは危うく難を逃れる。その時センサーに変化が起こる。何とショーンはロボットをコントロールする能力を手に入れたのであった。

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そして父がいるであろうコロニー目指して車を走らせる。やっとのことでコローをみつけ、何とそこには父が居た。このコロニーにはロボットのレーダーが届かないようであった。

そしてロボットの真の目的とは、人類全員の脳をスキャンし、情報を取る事であった。脳をスキャンされた人間は数日のうちに死んでしまう。ロボットは嘘をつかないと言っていたが、本当は嘘をついていたことが判明する。

ところがこのコロニーもロボットに見つかり、沢山のロボットが押し寄せる。

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ショーンはロボットと対決する決心をする。一台の飛行ロボットを呼び寄せ、これをコントロールし、大空に飛び立つ。そして大型の飛行艇に飛び乗り、これをコントロールする。

この大型の飛行艇をキューブに衝突させ、キューブを破壊する。ショーンは飛行艇から飛び降り、小型の飛行艇を呼び寄せ、それに飛び移り地上に戻る。破壊したキューブは母船であり、すべてのロボットは攻撃を停止してしまう。

ショーンは大型飛行艇から落下したメディエイターと呼ばれる子供の姿をしたロボットのネットワークを介して、全世界にあるキューブを破壊し、世界を救う。

レビュー

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飛行艇のデザインとか、ロボットのデザインは残念ながら少しダサい・・・・・これも低予算映画だから仕方がないのかな。

空に浮かんだキューブはロケット噴射をして、空中に浮遊する。そしてコロニーの人々を抹殺する方法がさらにダサい。空から爆弾とか殺人ビームによって攻撃するかと思えば、キューブからドリルを出しこのドリルを回転させ地表を溶岩に変えて攻撃するとのことである・・・・そんな悠長な暇あるの。

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また、時々出てくるロボットたちの親玉メディエイター、これが子供の姿をしたロボットであり、あまりにも弱弱しい。この親玉だったら、棒でなぐれば簡単にやっつけられそうな気がする。

まあとにかく少年たちによってやっつけられてしまうロボット軍団なんて、本当に強いのと疑問になってしまう。それに人間の脳をスキャンして何の得があるのか・・・・・本当に分らない映画だ。

まあ、この映画を観てる僕なんか、超暇人かもしれないね。

辰々

 

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カラン・マッコーリフ

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2015-08-21

 

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