SF

映画「ザ・プレデター」感想・評価:最強の進化型プレデター出現、人類は勝てるのか

サマリー


★★★☆☆(お薦め)

2018年9月日本公開のアメリカ製作SFホラー
監督・脚本 シェーン・ブラック(アイアンマン3、ザ・プレデター
出演 ●ボイド・ホルブルック(誘拐のおきてLOGAN/ローガンザ・プレデター
●トレヴァンテ・ローズ(ムーンライト、ザ・プレデター
●ジェイコブ・トレンブレイ(ザ・プレデター)
●オリヴィア・マン(ザ・プレデター)
●スターリング・K・ブラウン(THIS IS US 36才 これから、ザ・プレデター)

映画『ザ・プレデター』予告 戦闘開始編

 

このプレデターシリーズは当たり外れの少ないシリーズもの(AVP2を除いて)だ。今回も僕らファンの希望に充分こたえてくれたように思う。お薦め映画だ。

1987年シュワちゃん主演の第一作目には及ばないもののアクションシーンが半端なく凄い。そして今作は第一作目の続編だと言う設定だ。一作目、二作目のオマージュが満載でオールドファンを楽しませてくれる。それもそのはず、監督のシェーン・ブラックが一作目に俳優として出演している。(すぐに殺されてしまう役)

今回の目玉は進化した最強のプレデター(アルティメット)が現われる。そんな相手にならず者軍団「ルーニーズ」が立ち向かうのだが・・・。果たして倒すことが出来るのかがこのドラマのキモだ。

話のスジを少し紹介すると。元特殊部隊の大尉クイン・マッケンナ(ボイド・ホルブルック)はメキシコで偶然プレデターが操縦するUFOに遭遇する。UFOは何者かに追われた形跡があり地上に激突していた(プレデター同士の仲間割れか?)。

クインは宇宙船の残骸からガントレットを見つけ装着し、これによってプレデターを戦闘不能にさせる。そしてプレデターのヘルメットとガントレットを持ち帰る。

彼はヘルメットとガントレットを自分の私書箱に送るが物が大きすぎたために自宅に送られてしまう。自宅ではクインの息子ローリーが荷物を開封して中の装備品を取り出してしまう。

ローリーは発達障害であったが天才的な頭脳を持っていた。彼は父親クインから送られてきた装備品をテレビゲームだと勘違いして起動させてしまう。ところがこの電波は別のプレデター(アルティメット)を呼び寄せてしまうことになる。

プレデターはかなり以前から地球上に現れていた。そして彼らを研究する「スターゲイザー」と言う秘密の機関まで作られていた。クインはこの機関に拘束される。

ーゲイザー」の責任者ウィル・トレーガー(スターリング・K・ブラウン)は生態学者であるケイシー・ブラケット博士(オリヴィア・マン)を基地に招き入れる。

彼女は眠らされているプレデター(普通タイプ)を見て驚く。そして彼の血液から人間のDNAを見つけ、彼らが色々なDNAを融合させ進化して来たことを知る。

目覚めたプレデターは鎖を引きちぎり研究員たちを殺害しながら暴れ回り基地の外へ逃げる。クインはならず者達の集団ルーニーズのバスに乗せられ留置場に向かう途中であったがこの混乱を利用しバスを乗っ取って逃げる。

プレデターは息子ローリーが持っている装備品を取り返そうとしているらしい、慌てたクインはルーニーズ達を引き連れ自宅に向かう。ところがローリーは家にはいない、今日はハロウィンだったのだ。

ヘルメットとガントレットで仮装したローリーは果たしてプレデターの標的になってしまうのか?そしてガントレットの信号をキャッチした別のプレデターが迫る、その最強のプレデターとは・・・。

 

その後のストーリーとネタバレ

身長は3mのあろうかと思われる最強のプレデターが地球に到達する。そして2頭の猛獣を離し、もう一体のプレデターを探させる。

ヘルメットとガントレットで仮装したローリーを見つけたクインは装備品を外させる。そこに二頭の猛獣が現われるが一頭は退治し、もう一頭は車に閉じ込める。そんな時にプレデターが現われクインを襲うが装備品を返すと引き下がって行く・・・プレデターは重要なものを宇宙船に積んでいるようだ。

ところが最強のプレデターが普通のプレデターの前に現れこれを一撃で殺してしまう。ガントレットを奪った最強のプレデターはーゲイザー」に保管してあった宇宙船の残骸を破壊する・・・なにやら重要なものが船内にあったようだ。

アルティメットプレデターのもう一つの目的はマッケンナを捕獲することだった。ーゲイザー」の軍隊を蹴散らし、クインとルーニーズに襲いかかる。彼らは森に逃げ込み、最強のアルティメットを倒すためにワナを仕掛ける。

ところがこれらのワナはことごとく破られ、仲間は殺されてゆく。全滅を覚悟したクインは俺を連れてゆけとアルティメットに迫るが、奴の目的はクインではなく息子のローリーだった。

アルティメットは天才的な頭脳を持つローリーのDNAが欲しかったのだ。ローリーを捕え宇宙船で地球を飛び立とうとした時、クインと二名のルーニーズ ネブラスカ、アウグストが宇宙船に飛びつく。

ネブラスカは自分を犠牲にして推進装置に飛び込んでゆく、ネブラスカは振り落とされる。宇宙船は推進力を失って地球に激突する。宇宙船から出てゆくアルティメットを見計らって墜落の衝撃で自由になったローリーがゲートを閉じる。その時アルティメットの腕が切断される。

ガントレットが装着された腕がクインのところに飛んでくる。とっさにその腕を掴んでガントレットの武器をアルティメットに向ける。武器から鋭い槍が発射されアルティメットの足を切断する。

動けなくなったアルティメットの頭部にクインは銃弾を浴びせとどめを刺す。危機一髪だった結局生き残ったのはクインとローリー、ケイシーだけだった。

暫くして、クインは「スターゲイザー」の責任者になっていた。息子のローリーは天才的な頭脳を生かし、プレデターが残した装備品の技術データー解析を行っていた。

地球に逃げてきた普通タイプのプレデターが大切に積んできた荷物が運よく破壊から免れていた。その箱を開けてみるとそこには究極の武器「プレデター・キラー」が収められていた。アルティメットはこれを破壊したかったようだ。

人間がこのガントレット「プレデター・キラー」を装着すれば、最強のスーツが体を覆い無敵になる。これを使えばプレデターをもう恐れることは無い・・・。

レビュー

プレデターの仲間割れで普通タイプのプレデターが究極の武器「プレデター・キラー」を積んで地球に逃れてきたようだ。そしてそのあとを最強のDNAを持ったアルティメットが追ってくる。

アルティメットは人間の武器では倒す事が出来ない。やはりプレデターが持っている武器で応戦するしかない・・・これは第二作目のオマージュだ。

そして人間の手に「プレデター・キラー」が渡る。これを使えばプレデターと対等以上の戦いが期待できる。さらに続編が続きそうだね。「プレデター・キラー」を装備したクイン対最強のプレデターとの闘いが見られるかもしれない・・・楽しみだね。

 

TATSUTATSU

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