サマリー
007 スペクター(ジェームズ・ボンド24作目)観てまいりました。脚本に1年、撮影に8ヵ月、製作費360億円以上と金と時間を湯水の様にかけて作られたらしい。上映時間も二時間半と言うことで、途中でおしっこに行く人もいたね。
でもジジイ(僕のこと)にとってはストーリーの展開がメキシコ⇒ローマ⇒オーストリア⇒モロッコ⇒イギリスなどなど早すぎてついて行けない。
そして大作にありがちなエピソードの詰め込み過ぎ、さらに大どんでん返しの連続・・・・若い人には動体視力の良さと頭の回転の早さでついてゆけるだろうけど、僕は疲れた。
全編過去のオマージュ(尊敬する作品に影響を受け、似たような作品を作る事)ばかりか?カーチェイス、ヘリコプターでのアクション、超人悪役との死闘、建物の爆破など・・・・またかいなと飽きてくる。
前作「スカイフォール」は当然見てますねと言わんばかりのストーリー展開・・・・・僕には良く分かりませんでした。
主演のダニエル・クレイグは体を毎日鍛えてるそうで、スーツがぴちぴちではち切れそうだ。また演技が渋くて硬派的なジェームズ・ボンドを演じているね、でもショーン・コネリーのようなスケベそうなところも見せていいんじゃないかと思うね。
まあ文句を言ったが、僕としては007大ファンと言うことでご勘弁願いたい。全体としては大変面白く見せてもらったが「もう一回見る?」と言われてもお腹いっぱいで、消化するまで少し時間がかかりそうだ。
2015年12月日本公開のイギリス スパイアクション映画、監督はサム・メンデス(アメリカン・ビューティー、007スカイフォール)、主演はダニエル・クレイグ(007シリーズ、ドラゴン・タトゥーの女)である。
主なスタッフとキャストは
監督 サム・メンデス
脚本 ジョン・ローガン
MI6(Military Intelligence Section 6 : 英国情報局秘密情報部=対外担当 CIAやKGBと同業)
ジェームズ・ボンド ⇒ ダニエル・クレイグ
M ⇒ レイ・ファインズ(レッド・ドラゴン、グランド・ブダペスト・ホテル、007スカイフォール)
Q ⇒ ベン・ウィショー(パフューム、007スカイフォール、クラウド・アトラス)
ミス・マネーペニー ⇒ ナオミ・ハリス(007スカイフォール)
ビル・タナー ⇒ ロリー・キニア(イミテーション・ゲーム、007スカイフォール)
MI5(Military Intelligence Section 5 : 英国情報局保安部=国内担当 英国版FBI)
C ⇒ アンドリュー・スコット(シャーロック) ⇒ スペクターの手先
マドレーヌ・スワン ⇒ レア・セドゥ(グランド・ブダペスト・ホテル、美女と野獣)
ルチア・スキアラ ⇒ モニカ・ベルッチ(マレーナ、ジェヴォーダンの獣、マトリックスシリーズ、)
スペクター(SPECTRE,SPecial Executive for Counter-intelligence,Terrorism,Revenge and Extortion : 対敵情報、テロ、復讐、強要のための特別機関)
フランツ・オーベルハウザー ⇒ クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ、ジャンゴ、ビッグ・アイズ)
ミスター・ヒンクス ⇒ デビッド・バウティスタ
ミスター・ホワイト ⇒ イェスパー・クリステンセン(007シリーズ)
ストーリー
ジェームズ・ボンドはメキシコのお祭り「死者の日」にて、マルコ・スキアラを尾行していた、そして死闘の末彼を倒し、不思議な紋章の入った指輪を奪い取る。(後でこの指輪はスペクターの幹部が着けている物であることが分かる。)
ボンドはローマに飛ぶ、そしてスキアラ未亡人のルチアに会い、世界的犯罪組織スペクターの秘密会議があることを知る。
彼はこの秘密会議に潜入し、組織の首領がフランツ・オーベルハウザーであることを知る。しかし潜入がバレ、愛車アストンマーチン・DB10で逃走するが、ミスター・ヒンクスのスーパーカー(ジャガーCX‐75)に追いつめられ、からくも脱出する。
ボンドはミス・マネーペニーからの連絡によってミスター・ホワイト(007慰めの報酬における悪の首領)がこの巨大組織の存在場所のカギを握っていることを知る。
ボンドはやっとのことでミスター・ホワイトを見つけるが、彼は既にオーベルハウザーから毒を盛られ瀕死状態であった。
彼は娘のマドレーヌ・スワンをボンドにスペクターから守ってもらうことを条件に、スペクターの存在場所の情報を漏らす。
ボンドは直ぐにマドレーヌが医師として勤めているオーストリアの病院に飛ぶ、既に彼女の身辺にはスペクターの暗殺者が近づき彼女の身柄を拘束しようとしていた。
マドレーヌを救出し、ボンドはついにスペクターが存在する場所を見つける。それはモロッコの砂漠にある巨大施設であった。
彼はマドレーヌとモロッコにある巨大施設に向かう、しかしここでボンドはフランツ・オーベルハウザーに捕えられてしまう。
このスペクターの心臓部とも言える巨大施設の中には、世界各地から送られてくる極秘情報が数えきれない程多くのモニターに映し出されていた。
さらにMI5の潜入スパイCが、主要国情報が共有されたトップシークレットシステム(ナイン・アイズ)をこの施設に接続しようとしていた。(世界中枢の情報がスペクターに握られてしまえば世の終わりである。)
ボンドは拷問機械に縛り付けられ、細いドリルが脳をえぐろうとしていた。それと同時にフランツ・オーベルハウザーの驚愕の正体が明らかになってゆく。
果たしてボンドはこの窮地をどの様にして乗り越えるのか、また彼にも関係する驚愕の事実とは何なのか、是非映画を観てね。
ネタバレ
フランツ・オーベルハウザーは自分がボンドの義理の兄であることを話す。そして実の父親を雪崩事故を装って殺害していた。同時に彼自身も雪崩に巻き込まれたと、死を偽装し闇の世界に身を隠したとのことであった。
ボンドは腕時計をはずし、近く寄ってきたマドレーヌに「一分後に爆発する」とささやき、そっと渡す。彼女は時計をフランツ・オーベルハウザーに向かって投げつけ爆発させる。
フランツは大ケガを負うと同時に、ボンドは拷問機械から離脱する。そして近くにいた警備兵から機関銃を奪うと建物から外に脱出する。
彼は機関銃によって燃料パイプを破壊し、火を放つ・・・・・・・あっと言う間に建物は火の海に包まれ、施設は大爆発によって飛び散リ破壊される。
ボンドはM、Q、マネーペニー、タナーと合流しスペクターの仲間と思われるCの確保に向かう。MはCとの格闘の末、Cはビルから転落死する。
ところがマドレーヌがオーベルハウザーにさらわれ、旧MI6の建物に閉じ込められる。今にもビルが爆破されようとしていた。
ボンドは危機一髪でマドレーヌを救出する。そしてヘリコプターで逃げるオーベルハウザーに向かって拳銃を発砲する。
弾はヘリコプターに命中し、炎上しながらハイウェイに激突する。ボンドはヘリコプターから這い出てきたオーベルハウザーを拳銃で撃ち殺そうとするも、思いとどまる。
近寄ってきたMによってオーベルハウザーは逮捕される。
事件が一件落着したボンドはMI6を辞職する。そして彼はアストンマーチン・DB5の助手席にマドレーヌを乗せ何処へともなく去って行く。
レビュー
それにしてもボンドカーは凄いね、アストンマーチン・DB10だ何千万円もするんだろーね、これを追っかけるのがジャガーCX‐75これも高いんだろーね・・・・・まるでイギリス車の展示会だ。
アストンマーチン・DB10は最後には川に落ちちゃうんだけど、もったいないね・・・・・壊すならタダで欲しいよね。
ヘリコプターを破壊したり、小型飛行機も壊してしまう、さらに砂漠に作られたスペクターの巨大施設やイギリスのMI6が入っていたビルなんかも爆破しちゃうみたいだね・・・・・・これでは予算がいくらあっても足りない。
こんな爆破シーンはCGで安くあげて、対スペクター用のモビルスーツでも作ったらどうかい・・・。
今回のボンドガール、もう少しエロチックな場面があってもいいんじゃない、硬すぎるような気がする。予算がいっぱいあるようなら子供から老婦人まで10人くらいのボンドガールを揃えてもいいじゃないの。
ところでモニカ・ベルッチとダニエル・クレイグの絡みのシーンは、少し遠目から撮影していたね、近づくとモニカのしわが目立っちゃうからなのかな・・・・・やっぱり配慮してあげないといけないね。
驚愕の事実についてスペクターの首領フランツ・オーベルハウザーは実はボンドの義理の兄らしい、また、MI5のトップCはスペクターの息がかかっている・・・・・・あまりにどんでん返しだね。
絶体絶命のピンチを救うのは、お決まり通りのQから支給されるアイテムだ。今回は爆薬を仕掛けた「オメガの時計」だね・・・・・・やっぱり予想が当たった。
結局フランツ・オーベルハウザーは「エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド」と同一人物であり、Mによって拘束される。そしてスペクターとの戦いが終了したことによって、ボンドはMI6を辞職する。
お金をかけないと安っぽい映画になってしまうし、お金と時間をかけても盛り込み過ぎの余裕のない映画になっちゃう、本当に映画は難しい。
ショーン・コネリー(「007ドクター・ノオ」見てね)の時も次回作になるに従って映画の予算がうなぎ上りになり、金ばっかかけた駄作とコケ降ろされた時期があったね・・・・・・でも興行的には大成功してドル箱映画と言われ続けた。
僕はスカイフォールまでのM(ジュディ・デンチ:あなたを抱きしめる日まで)がジェームズ・ボンドのお袋さんみたいで大好きだったのに、レイ・ファインズに代わってしまった。しかも部下は彼の言うことを全く聞かない、上司として問題ありじゃないの・・・・。
ダニエル・クレイグはあと一作007の契約が残っているらしい、次回も彼でゆくのかな・・・・・そろそろイメージ・チェンジの時期かも知れないね。(彼も最初の作品よりも顔が丸くなってきちゃってるね。)
今イギリス俳優でのりに乗っている、ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック、イミテーション・ゲーム)なんかどうだろーか・・・・・なよなよしすぎるって、ボディビルで鍛えるしかないよね。
次回作はいつになるのかな、どんな内容になるのか楽しみだね。また、映画を観に行ってマドレーヌでも食べながら文句垂れようかな・・・・。
辰々
追伸:ダニエル・クレイグがこっそりと「スターウォーズ/フォースの覚醒」にストームトルーパー役として出ている。正義のの味方が悪役になっている・・・・・おかしいよねー。
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