サスペンス

映画「ジョン・ウィック:パラベラム」感想・評価:殺人アクションの頂点を極めた凄いドラマだ

サマリー


★★★☆☆(お薦め)

2019年10月4日日本公開のアメリカ制作アクション映画
監督 チャド・スタエルスキ
出演 ●キアヌ・リーヴス(ドラキュラスピード、マトリックスシリーズ、ジョン・ウィック
●ハルベリー(チョコレート、007ダイ・アナザー・デイ、X-MENシリーズ、ソードフィッシュ、クラウドアトラス)
●ローレンス・フィッシュバーン(シグナル、マトリックスシリーズ、ハンニバル
●マーク・ダカスコス(ジェヴォーダンの獣
●エイジア・ケイト・ディロン(ジョン・ウィック
●ランス・レディック(ジョン・ウィック
●アンジェリカ・ヒューストン(ジョン・ウィック
●イアン・マクシェーン(ドーバー海峡殺人事件、ヘラクレス、ジョン・ウィック、ジョン・ウィック:チャプター2)

ジョン・ウィックが最強の刺客・ニンジャとバトル/映画『ジョン・ウィック:パラベラム』日本版予告編

 

キアヌ・リーヴスは1994年の「スピード」の大ヒットでブレイクした。そして1999年の「マトリックス」で不動の地位を得る。それから少し低迷したが2014年の「ジョン・ウィック」で再び返り咲く。

この「ジョン・ウィック」は彼の新境地を開いた記念すべき作品だ。第一作目、キアヌは製作総指揮も担当している。監督のチャド・スタエルスキはスタントマン出身でアクション映画には定評がある。

第二作目、製作費が二倍の約40億円を注ぎ込み170億円以上の興行収入を稼いでいる。そして今回の第三作目は75億円をかけ実に320億円以上の利益をたたき出している。さらに第四作目の制作も決まっている。

ジョン・ウィック1

『ジョン・ウィック』予告

ジョン・ウィック2

今度は家かよ!『ジョン・ウィック:チャプター2』予告編

 

キアヌはもう55才になる。体の切れは30代のようだ・・・素晴らしい。それもそのはずこの映画のために4か月前から過酷なトレーニングを積んでいる。アクションシーンはほとんど自身でこなしたようだ。

このシリーズの面白さは「殺し屋」の裏社会をうまく描いている点にある。「ジョン・ウィック」はかつては裏社会ナンバー1の殺し屋であり引退していたがある事情で復帰した。「パラベラム」とはラテン語で「戦いに備えよ」と言う意味だ。誰との戦いに備えよ・・・なのかがこの映画テーマだ。

強力な殺し屋同士の戦いが今までにないガン、カンフー、ナイフ、剣術、馬、バイクアクション・・・で描かれ、迫力の頂点を極めている。おすすめ映画だ、何も考えずに「ジョン・ウィック」になりきって鑑賞してほしい。

第一作目はロシアンマフィアに大切な車を取られ、妻の形見の子犬も殺される。怒ったジョンは一人でマフィアを壊滅させてしまう。二作目はイタリアンマフィア幹部サンティーノから誓印の掟をたてに彼の姉ジアナ殺しを依頼され実行に移す。

ところがサンティーノは口封じにジョンまでをも殺そうとする。そしてジョンはサンティーノを追い詰めるが「殺し屋の聖域」コンチネンタル・ホテルに逃げ込む。ここで殺人を行うことは主席連合の厳格なルールを破ることになる。

しかし、ジョンはサンティーノを撃ち殺す。彼は世界中の殺し屋を敵に回してしまったのだ。彼の首には14億円の賞金がかけられジョンは夕暮れのニューヨークを愛犬とともに逃げることになる。

今回の第三作目のスジを少し紹介すると。コンチネンタル・ホテルの総支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)はジョンに一時間の猶予を与え逃がす。

その後世界中の殺人者がジョンをめがけて群がり始める。果たしてジョン・ウィックは主席連合配下の殺し屋に倒されてしまうのか・・・。

最強の殺し屋ニンジャ・ゼロが出てくる。そして馬、犬が大活躍するシーンも見逃せない。

その後のストーリーとネタバレ

ジョンはニューヨーク公立図書館に急ぐ。本の中に隠した誓印、十字架、金貨を回収し逃亡を続けようとする。ところが気の早い殺し屋が彼を襲う。ジョンは肩に深手を負うが何とか倒し、医者のもとに駆けつける。

医者で応急処置をしてもらうがちょうど一時間経過してしまう。外に出ると殺し屋どもがジョンに群がる。それらを蹴散らしてルスカ・ロマの拠点に逃げ込む。

ジョンの過去が明らかになる。彼はベラルーシ系の孤児だった。彼を拾い上げ育てたのはディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)と呼ばれる女性であり表向きはバレエ団の責任者だ。

ジョンはディレクターにカサブランカに行かせてほしいと頼み込む。彼女は彼の背中に焼き印を押すのと条件に願いを聞き入れる。

裏社会の支配者、主席連合は裁定人(エイジア・ケイト・ディロン)を送り込み。ジョンを助けた連中に厳罰を与え始める。彼女は現役最強の殺し屋ゼロ(マーク・ダカスコス)を雇い、彼によってバワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)は粛清される。

そして裁定人はコンチネンタル・ホテルのウィンストンに7日後、支配人交代を命令する。さらにディレクターにも両手を剣で突き刺し、罪を償いさせる。

カサブランカに飛んだジョンはモロッコ・コンチネンタル・ホテルの支配人ソフィア(ハル・ベリー)に会い協力を要請する。ジョンが誓印を持っているため嫌とは言えない。

ジョンは彼女の取次でベラーダ(ジェローム・フリン)のところに行く。彼に「主席連合の上にいる首長に会いたい」と告げると、砂漠に行けと言われる。

ところが些細なことから両者は闘争となり、ジョンとソフィアはベラーダの部下を皆殺しにしてしまう。砂漠を歩き続け倒れたジョンは首長(サイード・タグマウイ)のもとに運ばれる。

首長はウィンストンを殺せば助けてやると言い、ジョンは仕方なく従う。彼はニューヨークに戻り、約束を実行に移そうと考えるが世話になったウィンストンを殺せない。

ジョンはウィンストン、シャロン(ランス・レディック)の3人で主席連合の殺人部隊と戦うことを選択する。強固な防弾服に身を包んだ部隊がホテルを襲う。ジョンはシャロンと防弾服をも貫通する強力な武器で殺人部隊の侵入を防ぐ。

最後はジョンとゼロの一騎打ちだ。死闘の結果、かろうじてゼロを倒す。ところが裁定人が現れ、ジョンを殺せば支配人に戻すとウィンストンにいう。彼は現れたジョンに銃弾を浴びせる。

ジョンはホテルから道路に落ちるが道路に彼の姿はない。ジョンはバワリーの部下に助けられたのだ。そして粛清されたと思われていたバワリーは生きていた。

刀傷がひどい顔をみせたバワリーは「主席連合にひどい目にあわされた、復讐する」と言う。ジョンも「同感だ」と答える。

レビュー

このシリーズはさらに続くようだ、楽しみだね。このドラマが人気のある理由は殺人者集団の世界と現実の閉塞感に潰されそうな僕らの世界が似通っているからだと思う。

殺人者の世界も自由ではない。そんな世界をジョン・ウィックがぶち壊そうとする爽快さがある。第一作目はB級映画のようだったが製作費が倍々ゲームで増え第三作ではなんと75億円以上が投じられている。

第四作では150以上製作費が用意されているかもしれない。マトリックスの第二作、第三作レベル、ミッション:インポッシブルレベルだ。金をかければいいってもんじゃないが豪華俳優の総出演が期待できる。

第四作目はマトリックスのようにキアヌ・リーヴスとローレンス・フィッシュバーンがタッグを組んで主席連合に戦いを挑んでゆく。この主席連合の黒幕がいったい誰なのか、ここがポイントだと思う。あっと驚くような名優が出てくるかもしれない。こうご期待だね。

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