サマリー
★★★☆☆(お薦め)
2021年1月1日日本公開の韓国製作パンデミック・アクション・サスペンス
監督・脚本 ヨン・サンホ(新感染 ファイナル・エクスプレス、新感染半島 ファイナル・ステージ)
出演●カン・ドンウォン(隠された時間、デュエリスト、超能力者、群盗、プリースト 悪魔を葬る者、新感染半島 ファイナル・ステージ)
●イ・ジョンヒョン(新感染半島 ファイナル・ステージ)
2016年に公開され大ヒットを飛ばした「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編。謎のウイルスに感染した人々がゾンビのように狂暴化するパンデミック・アクションだ。この大事件から4年後の世界を描いており、前作を見ていなくても全く問題ない。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と「ワールド・ウォーZ」「バイオハザード」を足したようなB級アクション映画だがこれが意外に面白い。最後まで息もつかせず見てしまう。アクションシーンが凄いのと胸を打つシーンも用意されている。
僕は主演のカン・ドンウォンが好きだから劇場に見に行ったが正解だった。ストーリーも極めて単純、パンデミックに襲われた朝鮮半島から2000万ドルの札束がのったトラックを回収する任務を与えられた男たちの物語だ。勧善懲悪、善人と悪人が完全に分かれている。ゾンビと悪人を徹底的にやっつける爽快感がある。
このコロナ禍において気分転換としてお薦めしたい。映画館も最近空いている、僕がこの映画を見た時には3人しかいなかった。感染に注意を払って出かければ問題ないと思う。映画館は結構安全な場所だと思うがこればかりは自己責任で行動するしかない。楽しみにしてきた「シン・エヴァンゲリオン」も延期されてしまったのは残念だが。
話のスジを少し紹介すると。朝鮮半島から脱出する船の中で感染が発生し姉と甥を亡くしてしまった軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は義理の兄チョルミン(キム・ドゥユン)とともに香港に亡命する。
それから4年の月日が経つ。すさんだ日々を送る二人だがある男からの依頼が舞い込む。その依頼とは「3日以内にソウルに乗り捨てられた2000万ドルの札束をつんだトラックを回収すること」だった。
報酬は半分の1000万ドル、仲間はジョンソクとチョルミンそしてあと男と女の4名だ。4人は裏ルートで半島に上陸する。そして捨てられた車をうまく動かし、トラックを探し回る。目的のトラックはすぐに見つかり荷物室に積まれている大金も確認した。さあ、30分程度で港に向かい、衛星電話を使って救助をしてもらえればミッション終了だ。
帰りかけようとした時、謎の民兵集団に襲われる。ゾンビは光と音に敏感だ。照明弾と銃声によってゾンビの大群が押し寄せてくる。しかも、荷台にチョルミンを載せたままトラックが奪われる。ジョンソクは仲間と逃げるがゾンビに二人は殺される。残ったのはジョンソクただ一人。
彼は機関銃を連射し、ゾンビを撃ち殺して逃げ回るが行く手を阻まれる。ジョンソクは逃げ場を失い覚悟を決める。果たして彼は生き残ることが出来るのか・・・。
TATSUTATSU
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