邦画

映画「さんかく窓の外側は夜」感想・評価:除霊コンビのシリーズ化を思わせるような内容に違和感

サマリー


★★☆☆(そこそこ面白い)

2021年1月公開のホラー・サスペンスドラマ
監督 森ガキ侑大
原作 ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」
出演 ●岡田将生(天然コケッコー、告白、悪人、秘密-トップ・シークレット-
●志尊淳
●平手友梨奈
●遠藤賢一

映画『さんかく窓の外側は夜』本予告(60秒)

 

僕はこのタイプのドラマが好きなんだけど、自分が思っていた内容とやや隔たりがあり違和感を感じた。霊が見える男と除霊師がコンビを組んで悪霊を祓ってゆくストーリーには魅力を感じる。でも今回、除霊師の過去を描くのに重点が置かれプロローグのような物語になってしまっている。彼らが強力な悪霊と力を合わせて戦うシーンが見たかったのだが・・・。

原作はヤマシタトモコさんの漫画「さんかく窓の外側は夜」だ、残念ながら僕は読んでいない。ボーイズ・ラブ的な漫画と見られている。漫画も映画もヒットしているようだ。主人公の冷川理人(岡田将生)は霊をはっきりと見ることは出来ないが除霊の能力は高い。逆に三角康介(志尊淳)は霊をはっきりと見ることが出来る。お互い二人で一人前、補い合うのが物語の肝だ。

僕の後輩に「霊」が見える男がいる。彼は常におどおどし何かに怯えているように見えた。きっと僕には見えないものを見ていたに違いない。彼はいつでも見えるわけではない、でも見える時には次から次へと目に入ってくると言う。

僕は彼に「僕に何か取りついているかい」と聞いたことがある。彼は「大丈夫ですよ、何も見えない」と言ってくれた。でも、ひょっとしたら彼は僕に気を使っていて、何かが取り憑いていても知らないふりをしていただけかもしれない。

人間誰しも自分に何かが取り憑いていると感じるような時がある。僕もしかりだ。僕は大量下血して倒れたことがある。たまたま倒れたところが病院の前で命が助かった。運がいいだけでは説明つかない、何かが僕を導いたのかもしれない。

また、仕事で活動していた場所が大震災に遭っている。驚くことに2回とも転勤した一年後に震災が起こっている。僕は土地勘があるので救援隊の一員として被災地を訪れた。その時、びっくりしたのは僕が毎日通勤していた道路や場所がひどくやられていた。ただ単に偶然かもしれないが一年違っていればどうなったか分からない。

また、夢の中に出てくる見覚えのない顔、彼の顔は何度思い返しても分からない。先祖代々僕に寄り添っている「霊」なのか?でも悪い気はしない、僕は自分自身に都合よく「守護霊」だと思い込むようにしている。

話のスジを少し紹介すると。本屋で働く三角康介は幼いころから「霊」が見える能力を有していた。そこに冷川理人が現れ、彼の体を後ろから抱き寄せ手を胸に当てると冷川にも「霊」がはっきり見える。そして近づいてくる「霊」を冷川は消し去る。

つまり、冷川は除霊師だったのだ。彼は三角を助手として除霊事務所にスカウトする。仕事はあまり多くはないが三角のバイト代は本屋の二倍だ。ある日、殺人事件の担当刑事、半澤日路輝(遠藤賢一)が事務所に訪ねてくる。

彼は一年前に起こった連続殺人事件の謎を解いてほしいと依頼する。殺人事件は解決しているが殺された被害者たちの体の一部が見つからないと言う。冷川と三角は殺人鬼の部屋で「霊」をみつけ死体の在りかを推察する。

2人の予測通り廃屋で死体は見つかった。死体は一体で、連続殺人事件で殺された被害者たちから切り取られた遺体の一部がつなぎ合わされていた。冷川はこの死体は呪いのエネルギーを閉じ込めている装置、つまり呪いの藁人形だ。この体にたまった怨念が誰かによって悪用されていると言う。

冷川と三角は死体のある所に不思議な女子高校生の幻影を見る。彼女は非浦英莉可(平手友梨奈)と言って、隠されたつぎはぎの遺体にたまった怨念を使った「呪い師」を行っていた。この遺体から怨念エネルギーを引き出し、その怨念を殺したい人物に吹き込む。吹き込まれた人間はアクシデントに巻き込まれ命を失う。

半澤刑事が現れ、半年前からある雑居ビルで失踪者が多発していると言う。そのビルを調べてほしいと言うものだった。そこに向かった三人はそこで信じられない体験をする。果たしてそれは何なのか、そして雑居ビルにには何が潜んでいるのか・・・。

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