サマリー
★★★☆☆(お薦め)
2019年12月日本公開のアメリカ製作ファンタジー冒険コメディ
監督・脚本・製作 ジェイク・カスダン(ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル、ジュマンジ/ネクスト・レベル)
出演 ●ドウェイン・ジョンソン(ワイルド・スピードシリーズ、ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル、スカイスクレイパー、ジュマンジ/ネクスト・レベル)
●ジャック・ブラック(キング・コング、ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル、ルイスと不思議の時計)
●ケヴィン・ハート(ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル、ジュマンジ/ネクスト・レベル)
●カレン・ギラン(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス、ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル、ジュマンジ/ネクスト・レベル)
●ニック・ジョナス(ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル、ジュマンジ/ネクスト・レベル)
●オークワフィナ(ジュマンジ/ネクスト・レベル)
「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編だけど、今回も非常に面白くて楽しい。「ドラクエ」や「ファイナル・ファンタジー」などのロールプレイング・ゲームにはまった世代にはたまらない。
今回はじじいたちが筋肉ムキムキマンや若者になったり、ニンジャや博士、男が女になるなどキャラが豊富だ。動物キャラもあるみたいだ。それに途中でキャラが入れ替わったりする。ステージは3つあって、1.砂漠、2.オアシスの街、3.雪山の城塞だ。
凶暴なダチョウやマンドリル大群に追われ、ラスボスも最強だ。なんとも人を食ったコメディだけど一人でもカップルでも、ファミリーでも喜ばれること間違いない、お薦めだ。
前作は1000億円近く稼いだけど今回ももっと稼ぐかもしれない。これも当たれば、たぶん更なる続編が作られるだろーね。なんせ、ドル箱は簡単にはやめられない。
例によってハゲのドウェイン・ジョンソンが大活躍だ。しかし、彼にも弱点はある。さて、その弱点とは。そして旅の目的は、クリアの条件は・・・。
話のスジを少し紹介すると。前作のゲームをクリアしてから2年が経過する。当時、高校生だったスペンサー(アレックス・ウルフ)、マーサ(モーガン・ターナー)、フリッジ(サーダリウス・ブレイン)、ベサニー(マディソン・アイスマン)は大学生になっている。
スペンサーは壊したジュマンジを修理中にまたゲームの世界に吸い込まれてしまう。そして残された3人とスペンサーのお爺ちゃんエディ(ダニー・デヴィート)、その友人のマイロ(ダニー・グローヴァー)が何故か救出に行くはめになってしまう。
ところがジュマンジはバグっており、ステージはジャングルのほかに砂漠、オアシスの街、氷山などが追加され、難易度も格段に上がっている。
彼らはいったいゲームの中でどんなキャラになっているのか。そしてスペンサーを見つけステージを全部クリアして現実世界に戻れるのか、ああ、そうそうあのシープレーン(ニック・ジョナス)も再登場だ。
その後のストーリーとネタバレ
お爺ちゃんエディは最強の男スモルダー・ブレイブストーン博士(ドウェイン・ジョンソン)になっていた。普段は歩くのもやっとだが、腰も足も軽い・・・大喜びだ。マイロは武器係で動物と話が出来るムース・フィンバー(ケヴィン・ハート)に変身していた。
フリッジはデブおやじで地図の専門家シェリー・オベロン教授、マーサはセクシーな美女戦士(ヌンチャクが得意)のルビー・ランドハウス(カレン・ギラン)になっていた。
ライフは3回だ。ジャングルで油断したシェリーは大蛇に食われてライフが2回になってしまう。みんな砂漠に向かって行進だ。ところがダチョウが一羽いる。スモルダーが近寄るとダチョウの攻撃で倒されてしまう。ここにいるダチョウは物凄く獰猛だ。
無数のダチョウが砂漠から現れる。みんなはバギーに乗って逃げ、かろうじて崖を飛び越える。遠くにはオアシスが見える。案内役のナイジェル(リス・ダービー)が言うにはゲームの中は平和な世界だったがバグったおかげでエヴィアンの長老から「ファルコンの宝石」が取られてしまう。
取ったのは最強で邪悪な大男ユルゲン(ロリー・マッキャン)だ。ゲームをクリアするにはこの「ファルコンの宝石」を奪い取らなければならない。オアシスの街はにぎやかだ。酒場に行くとユルゲンたちがいた。そして彼の宝石箱から「ファルコンの宝石」を盗んだ奴がいた。
そいつはミン・フリートフット(オークワフィナ)と呼ばれるすばしこい盗人ニンジャだ。スモルダーはそいつをとらえる。そしてミンはユルゲンたちによって処刑される。
ところがミンはスペンサーだったのだ。簡単にゲームがクリア出来るところを間が悪いことにスモルダーが阻止してしまったことになる。ミンは天から降ってくる・・・ライフがあと2回だ。
このオアシスではアイテム:ジュマンジ・ベリーを取らなければならない。ジュマンジ・ベリーは泉の上の棚に実っている。シェリーとルビーで取に行く。ところが誤ってルビーが泉に落ちてしまう。手を差し伸べたシェリーはルビーの手が触れ、キャラが入れ替わってしまう。
このゲームでは水の中に落ちるとキャラが入れ替わってしまうようだ。中身はデブおやじのルビーはもう一度、泉に落ち、キャラがもとに戻る。
スモルダーは街の女に色目をつかったことから女の亭主スイッチブレイドの恨みを買う。彼はスモルダーたちにミサイルをぶち込む。スモルダーの唯一の弱点は女の亭主スイッチブレイドだったのだ。
仲間たちはまた、空から降ってくる。スモルダーはライフがあと1回になってしまう。みんな次のステージに向かう、雪山の城塞が最終ステージだ。そこに行くにはつり橋を伝わってゆかなければならない。ベサニーは現実世界でジェファーソン(ニック・ジョナス)に助けを求めていた。
ベサニーは馬に変身し、ジェファーソンはシープレーンになって仲間と合流する。ところが川を超える時、一部のキャラが入れ替わる。馬はマイロ、スモルダーはスペンサーになっていた。
凶暴なマンドリルに追われやっとのことで城塞に到着する。あとはユルゲンの首から「ファルコンの宝石」を奪うことだけだ。城の中で戦いが始まる。ユルゲンは飛行船に乗って逃げようとする。後をスモルダーが追っかける。
飛行船の中で両者の戦いが始まるがラスボスは強い、スモルダーは苦戦する。彼は思い出したようにポケットの中からジュマンジ・ベリーを取り出し奴に投げつける。奴の弱点はこれだったのだ。
スモルダーは「ファルコンの宝石」を奪い取る。これを太陽にかざさなければならない。その時、馬が飛んでくる。馬は羽を持ったペガサスに変身したのだ。ペガサスに乗ったスモルダーは分厚い雲を突き抜け太陽へと向かう。そして「ジュマンジ」と唱える、これでゲームはクリアだ。
さあ、みんなで現実世界に戻ろう。ところが馬になったじじいのマイロはここに残ると言う。現実世界では彼は不治の病に侵されていた。このゲームの世界でゆっくりしたいようだ。
現実世界に戻って彼らは仲良く楽しく夕食をレストランで食べる。そんな時、エディの家に、暖房修理の男がやってくる。暖房設備は地下室だ。そこに彼は入ってゆくとレアモノの「ジュマンジ」ゲームが置いてある。それを触ろうとする・・・。
スペンサーたちはレストランの窓越しにダチョウの群れがすごい勢いで走るのを見て唖然とする。
レビュー
とにかくふざけた映画だ。ギャグ満載で、最後のオチも強烈だ。現在、世界中で大ヒットしているらしいから間違いなく続編は作られると思うね。次はどんな展開になるやら・・・。
今回、キャラが選べないのがつらい。おじいさんのエディが最強の男スモルダーに変身してミスを繰り返す。それぞれのキャラが特技と弱点をもっている。ゲームの中で地図が読めたり、動物と話せたりと・・・そしてついに動物キャラまで出て来るとは。でもやはり、ドウェイン・ジョンソンの存在感はハンパないね。
今回、キャラの中で盗人ニンジャのミン(オークワフィナ)が出色の出来だ。彼女は東洋系だが動作と体形がなんとなく可愛い。それに個性的な仲間たちに溶け込んでおかしく盛り上げる。
監督のジェイク・カスダンのコメディセンスが実にいい。彼は今後ますます活躍すると思う。コメディが撮れるということはホラーもいけるかもしれない。アメリカでは有能な監督が次から次へと出てくる。ハリウッドは世界中から優秀な人材が集まる場所だね。
TATSUTATSU
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