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映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」感想・評価‐インドスパイスを使った天才シェフの物語

サマリー


2014年公開のアメリカンコメディ映画、監督はラッセ・ハルストレム、主演はヘレン・ミレン、原作はリチャード・C・モライスの同名小説である。

映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』予告編

料理映画は観ていて楽しいし、出てくる料理がどれもこれも美味しそうで、お腹がグウッと鳴ってしまう。この映画もまさにそうで、従来のフランス料理にインドのスパイスを加えて、新しいフランス料理を作り上げる天才シェフの物語である。

インドのスパイスと言えば、クミン、コリアンダー、シナモン、カルダモンが有名でこれに牛乳やヨーグルト、フレッシュチーズ、澄ましバターなどを混ぜてあの独特な風味を作る。

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食事ほど人間の五感を揺さぶるものは無いし、料理を食べることは味覚だけでなく、臭覚、視覚、歯応え、その場の雰囲気など全てを体で感じることが出来る、食事中は脳がフル回転しているとも言われている。

また料理を一人で食べるより、大勢で食べるほうが美味しいし、お酒や飲み物を添えることでも美味しさがさらに引き出される。

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この映画ではフランスの一つ星レストランの目の前にインド料理店が開店する。そしてこの両者は通りをはさんで熾烈なお客さん獲得競争をしてゆく。

インド料理店には店主の次男が料理長を務めており、彼はフランス料理を極めたいと、目の前のフレンチレストランに弟子入りする。

彼の味のセンスは抜群で、フランス料理にインドのスパイスをからめ、独特の料理を創作してゆく。さらにこのレストランの副料理長とのロマンスがあったり、時々ほろりとさせるエピソードもある、是非美味しそうな料理を見ながらドラマを堪能してほしい。

ストーリー

ストーリーを少し紹介すると、故郷のインドを追われヨーロッパにやってきたカダム一家は車の故障でたまたま南フランス山間部の町を訪れる。

車が立ち往生して困ったところに、マルグリット(シャルロット・ルボン)が現れ、何かと助けてくれる。彼女の家でふるまわれた料理は何を食べても美味しく、一家の心を癒す。

彼女は老舗フレンチレストラン「ル・ソール・プリョルール」につとめる副料理長で、この店は30年間ミシュランの一つ星を守り続けていた。

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そしてこの店の女主人マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)は夫の死後一人でこの店を切り盛りしていた。

この場所を気に入ったカダム一家の父親パパ(オム・プリ)は、ちょうど空き家になっているフレンチレストランの目の前の屋敷を借り、インド料理店を開くことを決心する。

このカダム一家(父親、息子2人、娘2人)の次男ハッサン(マニシュ・ダヤル)は母親から直接、料理の秘伝を受け継いでおり、彼の味覚と料理の腕前は天才的と言えるものであった。ただ彼らの母親はインドでの暴動に巻き込まれ亡くなっていた。

 

インド料理店は大繁盛する、しかし店に流す大音量のインド音楽とスパイスの匂いに、マダム・マロリーは文句を付け訴える、そして両店の関係は最悪となってゆく。

さらに、マダムのシェフの幾人かがインド料理店の壁に落書きしたり、隠れて放火までする、ハッサンは火を消そうと両手に火傷を負う。

さすがのマダム・マロリーも首謀者のシェフを首にしてしまう、そしてパパに詫びを入れこれを機会に反目し合っていた両店はうちとけてゆく。

ハッサンはマルグリットからマダム・マロリーがシェフを雇うときに必ずオムレツを作らせ、その味によって採用を決めている事を知る。

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彼はマダム・マロリーを自分のお店に招待し、オムレツを振る舞おうとする。両手が使えないためマダム・マロリーに手伝ってもらいながら、彼独特の料理法でスパイスを隠し味に使いながら料理を完成させる。

彼女はハッサン独特の今まで目にしたことの無い料理法を体験することになる、そしてそのオムレツの味に酔いしれるとともに、ハッサンの非凡な才能を見抜く。

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そして、ハッサンを自分のレストランに引き抜くことを決心する、父親のパパもハッサンの将来のことを考え自慢の息子を修行に出す。

ハッサンがマダムのお店に来てから、お店はさらに評判を呼び客が押し寄せる。マルグリットは彼の才能を目の当たりにして、嫉妬さえ感じるようになる。

ネタバレ

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ミシュランの星が決まる日が来た、その結果は予想もしなかった2つ星であった、マダムは空にも上るような気持ちでパパとシャンパンで乾杯する。

そして、ハッサンはフランスでもトップクラスのレストランに引き抜かれてゆく、彼の才能はどんどん開花してゆき料理雑誌の表紙を飾るようにもなる、飛ぶ鳥を落とす勢いである。

彼はあっと言う間にフランス料理界の寵児となる、しかしトップを極めるに従って寂しさも感じる。ある日インド人の見習いシェフの妻が作った手料理を食べる機会があった。

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ハッサンが母親から受け継いだスパイス。

ハッサンはそのスパイスの味に、母親に似た懐かしさを感じ涙ぐむ、そしてマルグリットと自分の家族のもとに帰る決心をする。

マルグリットは彼を待っていてくれた、そしてマダム・マロリーも彼を暖かく迎え入れる。

そんな時サプライズがおきる、マダム・マロリーが自分の店の経営権をハッサンとマルグリットに譲ると宣言する、そして二人の前途をみんなで祝う・・・・・ハッサンの夢のような新しい門出である。

レビュー

今世界中で日本料理が脚光を浴びている、日本料理は素材を生かすことと、昆布だし、かつおだしなどのうま味成分を使い脂をあまり使わない料理である、したがって美味しくてヘルシーである。

でも時々は辛くて美味しいカレーが食べたくなることがある、インド独特のスパイスの味もやめられない。

ハッサンは小さい時から母親につれられて食材探しに毎日市場に出かける。そして初めて「ウニ」を食べた時そのなんとも言えない不思議な味に魅了される、そして母親は「ウニ」をスープの隠し味に使う。

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小さい時から「ウニ」の独特の味が分かるとはさすがだね、母親はこれを見て息子が一流の料理人になることを確信したようだ、小さいお子さんがいたら是非試してみてはどうだろうか。

僕は、小さい時「ウニ」をあまりうまいとは思わなかったね・・・・・やっぱり料理の才能が無いのかな。

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