SF

映画「スパイダーマン:ホームカミング」感想・評価:強敵バードマンとは何者なのかそして彼を打ち負かすことが出来るのか


サマリー

2017年8月日本公開のアメリカ製作スーパーヒーロー映画
監督 ジョン・ワッツ(COP CAR/コップ・カー、スパイダーマン:ホームカミング)
出演 ●トム・ホランド(白鯨との闘い、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ、スパイダーマン:ホームカミング)
●マイケル・キートン(バットマン、ロボコップバードマン
●ジョン・ファヴロー(スパイダーマンシリーズ、シェフ 三ツ星フードトラック始めました、ジャングル・ブック)
●ゼンデイヤ(スパイダーマン:ホームカミング)
●マリサ・トメイ(マネー・ショート、スパイダーマン:ホームカミング)
●ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマンシリーズ、シャーロック・ホームズシリーズ
●ジェイコブ・バタロン(スパイダーマン:ホームカミング)
●ローラ・ハリアー(スパイダーマン:ホームカミング)

映画『スパイダーマン:ホームカミング』日本版予告編3

スパイダーマンの楽しいコメディ・学園ドラマだ。アクションも一級品だ、アイアンマンに助けられるけど大事故を防いだり、世の中を転覆させようとする極悪人たちをやっつける。子どもから大人まで十分楽しめる映画で、お薦めだ。家族や恋人と見に行ったら最高だと思う。

スパイダーマンに変身するピーター・パーカー(トム・ホランド)は15才の高校生だ。学園生活とスパイダーマンを両立させなくっちゃならないから大変だ。この映画は彼の成長物語だ(トム・ホランドが実に可愛い)。

親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)は唯一、ピーターの正体を知ってて、常に協力してくれる。それにピーターは学園一の美人リズ(ローラ・ハリアー)に一目ぼれだ。

彼女もピーターに気があるみたいだけど、ホームカミングパーティーの最中に仕事が入り彼女との約束をすっぽかしてしまう。スーパー・ヒーローは涙が出るほど辛い、私生活を犠牲にしなくちゃならない・・・僕ならデート優先なんだけど。

それに、いつもアイアンマンのトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)から怒られる。早くアベンジャーズの一員になりたくて修行中だ。スタークからもらった高性能スパイダーマン・スーツは凄いけど、機能制限プログラム「補助輪モード」になっていて、ここでも子供扱いだ。

このハイテクスーツが優れものだ人工知能(インタラクティブUI)が搭載されていて、スーツの機能や使い方を音声で教えてくれる。スーツにはクモ型ドローンが搭載されている。さらにウェブ(人工クモ糸)・シューターやウェブ・ウイング(空を滑空できる)なんかも付いている。ピーターは人工知能に「カレン」と名前を付け頼りにしている。

彼はおばあちゃんに道を教えたり、自転車ドロを捕まえたりと町の警察官顔負けの働きをする。でも早くもっと大きな仕事ががやりたいと悩む日々だ。ある日銀行のATMを破壊して金を盗む泥棒たちを撃退するが、彼らはコソ泥にもかかわらず恐ろしい強力な武器を持っていた。

この武器はアベンジャーズとチタウリ(宇宙人種族)の戦いにおいて発生した武器の破片が使われている。がれきの中から廃品回収会社を営むエイドリアン(マイケル・キートン)が密かに強力なエネルギーを蓄えた破片を回収して武器に転用していた。

また、エイドリアンは破片を使ってウィング・スーツを作り強力なパワーで空が飛び、足のカギづめが獲物を引き裂く・・・その姿はハゲタカに似ていることからバルチャーと呼ばれる。

スパイダーマンのピーターは宿敵としてバルチャーと対決する。ある日ピーターはホームカミングパーティーのエスコートとしてリズを自宅に迎えに行ったとき、玄関から出てきたのはエイドリアンだった。

大好きな彼女の父親が悪人バルチャーだったとは・・・思い悩むピーターはこの問題にどう立ち向かってゆくのか。

ストーリー

「アベンジャーズ」と「チタウリ軍」(宇宙人種族)との闘いで発生したがれきの撤去作業をエイドリアン(マイケル・キートン)の会社が請け負っていた。ところが、がれきの中に危険な高エネルギーの破片が含まれていることから新しく組織された「ダメージ・コントロール局」に仕事を横取りされてしまう。

怒ったエイドリアンは危険な破片を隠してしまう。それから数年後、町を警備していたスパイダーマン(ピーター:トム・ホランド)は銀行のATMでびっくりするような強力な武器を持っているコソ泥たちに遭遇する。

ピーターは早く「アベンジャーズ」の一員になりたいのだが、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)からは子供扱いされて、まるっきり連絡がない。おかげで学業も手につかない、大好きなリズ(ローラ・ハリアー)がまとめ役の全米学力コンテストも欠席してしまう。

コソ泥たちが持っていた強力な武器の話をスタークにしてみるが素っ気ない態度を取られる。ピーターは独自に調査をし、強力な武器はエイドリアンが「チタウリ軍」の武器の破片から作っていることが分かる。ピーターはエイドリアンと対決するが、彼はウィング・スーツを装着しその足の爪でスパイダーマンを掴み大空から落下させる。

スパイダーマンは地面に叩き付けられようとしたとき、アイアンマンに助けられる。おかげでスタークからは散々怒られる始末だった。さらに親友のネッドに預けておいた、高エネルギーの武器の破片がワシントン記念塔見学時に爆発し、ネッドやリズ達を危険にさらしてしまった。

それらを挽回しようとピーターはエイドリアン一味の武器の取引場所である大型クルーズ船へと向かう。ところがここでもスパイダーマンは大失態を犯し、一味の武器によって船が真っ二つになってしまう。沈没しそうな船をウェブ(人工クモ糸)・シューターから発射したクモ糸によって支える。この窮地にアイアンマンが現われまたしても救われる。

スタークに散々叱られ、ハイテクスーツを取り上げられてしまう。ピーターは反省し、学園生活に戻り、リズに思いを告げて一緒にホームカミング・パーティに出る約束を取り付ける。当日、彼は正装してリズを迎えに行ったところ、ドアを開けて出てきたのはエイドリアンだった。

ネタバレとレビュー

エイドリアンは悪い計画を練っていた、ちょうど「ダメージ・コントロール局」が引っ越しの準備をしており、「チタウリ軍」の高エネルギー破片を大型無人輸送機によって運ぶこととなった。

エイドリアンはウィング・スーツを装着し鳥人バルチャーになる。空を飛び輸送機を頂こうと言う計画だ。ピーターはホームカミング・パーティの最中に抜け出し、バルチャーを追う。

輸送機にとり付いたスパイダーマンはバルチャーを迎え撃つ、戦いの最中に輸送機のエンジンが破壊され、地上に真っ逆さまだ。彼はクモの糸を使って輸送機を制御し、地上へと着陸させる。その弾みでバルチャーのウィング・スーツは破壊され、そのままではエイドリアンは爆発で死んでしまう。

何とかピーターはエイドリアンを助け出す。そして彼をクモの糸でぐるぐると逃げられないように飛行機の破片に括り付け家へと帰る。

今回の件でスタークはピーターを見直す。彼はスパイダーマンを「アベンジャーズ」の一員に加えるとの記者会見を開く。ところがピーターはまだ早いと辞退してしまう。

困ったスタークは集まった報道陣をなだめなければならない。ちょうどペッパー(グウィネス・パルトロー)もいることだしスタークとペッパーの婚約発表会に変更だ・・・。

今回スパイダーマンがハイテクスーツを着こんでアイアンマンのようになっているのが面白いね。彼の後見人はスタークで文句は言うけど結構 親身になって裏で支えている。スパイダーマンとアイアンマンがダブルで楽しめるね。それにキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)もちょろちょろ出て来るよ。

結局エイドリアンはブタ箱行だ、かわいそうなのはリズで転校して行ってしまう。スーパーヒーローはつらいね恋している場合じゃないのかな。

ところで映画の中でスパイダーマンがワシントン記念塔をよじ登っている。凄い撮影で僕も思わず足がすくみそうになった。高所恐怖症じゃあスパイダーマンは務まらないね・・・。

ポップミュージックを聞いてるみたいで、今までにない明るく楽しいスパイダーマン映画だ、こんなコメディっぽいスーパーヒーローもありだ。

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