サスペンス

映画「めまい」ヒッチコック 感想・評価‐改めてノバァクの魅力にはまる

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【サマリー】
 
1958年のヒッチコック監督の名作である。今から56年も前の作品だが今観ても充分楽しめる。ヒロインのキム・ノバァクが妖艶な女性を演じており、映画の成功は彼女の魅力によるところが大きいと思われる。

相手役はヒッチコックお気に入りのジェームズ・ステュアートである。映画公開当時の年齢はジェームズ・ステュアートが50歳、キム・ノバァクは25歳と倍半分も離れている。

キム・ノバァクが美しさの絶頂期にある作品の1つである。

【ストーリー】

ストーリーを紹介すると、スコティ(ステュアート)はある事が原因で高所恐怖症によるめまいに悩まされる。学生時代の友人エルスターから妻のマデリン(ノバァク)が亡霊に取り憑れている、尾行して様子を見てほしいと依頼される。

マデリンは不思議な行動を取り、突然海に飛び込み自殺を図る。スコティは彼女を助け、顔見知りとなる。そして二人は愛するようになる。

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しかし、マデリンは亡霊に取り憑かれたように、教会の高い塔の階段を上ってゆく。後を追いかけたスコティは階段を上るがめまいに襲われ追いつけない。マデリンは塔の頂上から身を投げ自殺してしまう。

ところが真相は、エルスターの妻の替玉殺人である。

偽のマデリン(ノバァク)は妻を偽装し、塔の頂上で既に殺されたエルスターの妻のマデリンと入れ替わり、エルスターは本当の妻を塔から落とす。スコティは目撃者とされ、殺人は事故死に偽装されてしまう。

スコティはこのことが原因で精神を病んでしまう。もとカノのミッジ(バーバラ・ベル・ゲデス)は懸命な介護を行い
スコティは快方に向かう。

ある日偶然にも街角でマデリンに瓜二つの女性ジュディと出会う。

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スコティは彼女を強引に誘い付き合い始めるが、次第にジュディをマデリンに姿・形をそっくりに変えてゆく。栗色の髪をブロンドに染めさせ、服もマデリンが着ていたものと同じものを要求しどんどんエスカレートしてゆく。

付き合ってゆくうちにひょんなきっかけから、ジュディが偽のマデリンを演じていたことがバレてしまう。スコティはジュディを狂気がかったように追求し、最悪の結末を迎える。

【レビュー】

2時間ちょっとの長めの作品だが、後半のジュディと付き合い始めたスコティがストーカーのようにどんどん変貌してゆくのが怖い。ただ単にサスペンス映画だけではなく、この後半のストーリーが映画を成功に導いたものと思われる。

当初ヒッチコックはキム・ノバァクではなくもっと清純派女優(グレース・ケリーのことか?)を起用する予定でいた。でも真面目なジェームズ・ステュアートとの組み合わせでは、やはり妖艶なノバァクがぴったりと思う。

さらに、真面目俳優のステュアートがストーカーに変貌してゆくところがなにより面白い。

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僕が大昔、若い時代にこの映画を観たときには、すっかりノバァクの魅力にはまってしまった。しかし最近映画を見直してみると、ノバァクはもちろんいいが、スコティに恋心を抱き献身的にささえる地味なミッジ(メガネをかけた女性)も魅力的に映っている。

時の流れは好みも変えるものかなあと、つくづく感じている。なお、ノバァクは今も81才でご健在である。

 
                           辰々

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