邦画

映画「ゴールデンカムイ」北海道・小樽を舞台にしたアイヌ秘蔵の金塊争奪劇

サマリー

 


★★★☆☆(お薦め)

2024年1月19日 公開の日本製作  冒険アクションドラマ
原作 野田サトル 漫画「ゴールデンカムイ」
監督 久保茂昭
脚本 黒岩勉
出演●山崎賢人
●山田杏奈
●眞栄田郷敦
●矢本悠馬
●玉木宏
●舘ひろし

映画『ゴールデンカムイ』予告①【2024年1月19日(金)公開ッ‼】

 

何の予備知識もなく見に行ってしまった。単なる北海道を舞台にした冒険活劇映画だと思っていた。ところが見てゆくうちに登場人物がいっぱい出てきて覚えきれない。けっこう大掛かりな冒険アクション映画だったことが分かった時には後の祭りだった。

一言でゆうと北海道を舞台とした日本版「X-MEN」だ。不死身の杉元を始め、アイヌの超能力少女アシリパ、脱獄王 白石、山猫スナイパー尾形、反逆の情報将校 鶴見中佐、不敗の柔道王 牛山、死んだと思われていた新選組副長 土方歳三、・・・・きりがない。

一癖も二癖もある異常人たちが金塊をめぐってバトルをする。人食いヒグマや白い狼、これらも参戦する。血なまぐさい、男くさいドラマであるが「紅一点」山田杏奈 扮するアシリパが実にいい、映画に安らぎを与えてくれる。

野田サトルの漫画「ゴールデンカムイ」の実写化だから、ストーリーも登場人物もまさに「マンガ」だ。次から次へと場面展開が早く飽きさせない、重厚で退屈なドラマより、気楽に見れるのでお薦めだ。

時代は1907年、日露戦争の帰還兵 杉元佐一(山崎賢人)は戦死した親友の妻、梅子(高畑充希)の眼病を治すお金を稼ごうと北海道で砂金取りをしていた。

ここで、後藤竹千代(マキタスポーツ)から不思議な話を聞く。その話とはアイヌが密かに貯めた20貫の金塊(現代の日本円にすると約80億円)がある。ところが一人の男がアイヌたちを皆殺しにして金塊を全部強奪してしまった。

その男は捕まり、網走刑務所に収監された。金塊の隠し場所は誰にも伝えていない。彼は隠し場所の地図を24人の囚人の体に刺青として残し、彼らを脱走させる。

24人の刺青を継ぎ合わせれば金塊の隠し場所が分かる。この金塊を狙って、北海道中の荒くれ者たちのバトルが始まる。囚人たちを早く見つけ背中の刺青をはぎ取るか、写し取ったものが勝ちだ。

後藤竹千代はうっかりしゃべったことを秘密にしようと杉元佐一を殺そうとするが逆に返り討ちに会う。逃げた竹千代は巨大なヒグマに殺されてしまう。杉元も危うくやられそうになったところをアイヌの少女アシリパに助けられる。

杉元佐一はアシリパと協力し金塊を見つけようとする。そして次々と現れる悪党たちとのバトルが始まる。ところで悪党たちは何故これほどまで血眼になるのか。実は金塊は20貫ではなかった、その100倍(現代の日本円にすると約8000億円)もあるのだ。

これだけの金があれば、北海道を独立させて一つの国にすることも可能だ。さて、誰が勝者となるのか、そして網走刑務所に収監されている金塊を強奪した男の正体は・・・。

ところで、今回は第一部で終了してしまう。そうなると第二部を見ないといけなくなる。罪な映画だね。

TATSUTATSU

「作成中」

ミステリー小説「細胞に刻まれた海の記憶」浜辺から見るオレンジ色の夕日・朝日、何故か心が奪われる前のページ

ミステリー小説「守護霊と旅する男」彼は何処に向かって旅をするのか、旅はいつ終わるのか次のページ

関連記事

  1. 邦画

    「火花」映画の感想と解説:プロ芸人の厳しい世界が垣間見えたリアルドラマ

    サマリー2017年11月公開の日本映画 芸人ヒュー…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気記事

アーカイブ

最近の記事

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
  1. ホラー

    映画「ヘレディタリー/継承」感想・評価:誰に何を継承させるのか、結末まで続く恐怖…
  2. SF

    映画「トランス・ワールド」感想・評価:自分の人生を変えることが出来れば幸せになれ…
  3. サスペンス

    映画「ヴィドック」感想・評価:鏡の顔を持つ連続殺人鬼とは誰なのか実在のヴィドック…
  4. SF

    映画「ダークタワー」感想・評価:スティーヴン・キングの名作が平凡な映画になってし…
  5. 海外ドラマ

    海外ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」感想・評価‐視聴者もダマすつか…
PAGE TOP