邦画

映画「ゴジラ-1.0」感想・評価:戦後の何もない時代最強の怪獣ゴジラが現れる民間人はどう立ち向かうのか

サマリー


★★★★☆(見るべき名作)

2023年11月3日 ゴジラと民間人との戦い
監督・脚本・VFX 山崎貴
出演●神木隆之介
●浜辺美波
●山田裕貴
●青木崇高
●吉岡秀隆
●安藤サクラ
●佐々木蔵之介

【予告】映画『ゴジラ-1.0』《大ヒット上映中》

テーマ曲

Godzilla -1.0 Extended Theme – Godzilla Minus One Trailer Theme NO SFX – ゴジラ -1.0 エクステンデッド トレーラーテーマ

 

シン・ゴジラ」もよかったが今回の「ゴジラ-1.0」も素晴らしい・・・お薦めだ。この両映画は対極にある。どちらがいいとは言い難い。「シン・ゴジラ」ではあらゆる兵器を使ってゴジラを倒そうとする。自衛隊・米軍・世界が協力した物量作戦だ。

ところが「ゴジラ-1.0」は戦後の何もない焼け野原の時代。日本軍は解体され、自衛隊もない。あるのは民間の木造船やアメリカから許可された重巡洋艦「高雄」と2隻の駆逐艦。

米軍をはじめとする駐留軍はソ連を刺激したくないと全く協力しない。こんな状況下、民間人だけでゴジラに立ち向かう。弓矢で戦闘機に向かうようなものだ。

ゴジラに立ち向かうには「人間の知恵」しかない。全長50mと巨大化したゴジラをどうやって止めるのか。全編にわたり荒唐無稽のドラマだがこれを迫力あるものにしているのはVFXだ。

山崎貴監督の手腕とこのVFXがドラマに真実味をもたらす。ゴジラを作り出したのは「人間たち」だ。そうであれば「人間たち」が後始末をしなければならない。

民間人たちは一発勝負の「海神作戦(わだつみさくせん)」を決行する。「海神作戦」の発想が面白い。さらにプロペラが胴体の真後ろについた幻の戦闘機「震電」が長い間格納庫に眠っていた。これに爆弾を積んで飛び立てるようにしなければならない。

第一作目の「ゴジラ」では、最終兵器「オキシジェン・デストロイヤー」が使われる。この究極の兵器が知れ渡ったら世界が滅ぶ。開発者の博士はこの兵器とともに海に沈んでゆく。

では今回の「海神作戦」では何を使うのか、ゴジラを深い海溝に沈め、さらに急激に浮上させその圧力差で怪獣の固い外皮を破壊させる。ところがこの作戦だけではうまく行かない・・・ゴジラは必死に抵抗する。

是非、ハンカチを持って劇場に駆けつけてほしい。1954年に公開された第一作目「ゴジラ」と背景がよく似ている。この映画よりも時代は1945年と10年近く古い設定になっている。

この映画のキモは、力の無い民間人たちが協力して、ゴジラに立ち向かってゆく・・・胸が熱くなる。これが日本人を描いた映画だと思ってしまう。迫力ある音楽と一緒に楽しんでほしい。

ストーリーを少し紹介すると。第二次世界大戦の末期1945年(昭和20年)の大戸島の基地に敷島少尉(神木隆之介)のゼロ戦が着陸する。敷島は特攻の途中に引き返してきたのだ。機体には異常が無いと整備兵 橘(青木崇高)は彼に告げる・・・敷島は怖気づいたのか。

その夜、全長15mほどの恐竜に似た「呉爾羅(ゴジラ)」が島を襲う。この生き物はここでは伝説の怪獣として語り継がれていた。島の兵隊は「呉爾羅(ゴジラ)」に襲われ敷島と橘を残して全員殺されてしまう。敷島はゼロ戦の20ミリ砲を撃つことが出来なかった。

焼け野原の東京に戻ってきた敷島は両親が亡くなったことを隣の太田澄子(安藤サクラ)に知らされる。敷島のもとに赤子を抱いた大石典子(浜辺美波)が転がり込む。

敷島は危険だが給料のいい、港に浮かぶ沢山の機雷の除去を行う仕事を得る。機雷除去の木造船「新生丸」には艇長の秋津(佐々木蔵之介)、元技術士官の野田(吉岡秀隆)、乗組員の水島(山田裕貴)がいた。

1946年に米軍はビキニ環礁で水爆実験を行った。これによって「呉爾羅(ゴジラ)」も巻き込まれ、全長50mの巨大「ゴジラ」へと変貌する。

そしてこの「ゴジラ」が東京に上陸し、焼け野原の東京をさらに破壊する。人々は絶望の淵に再度転げ落とされる。しかし、このままでは日本は滅んでしまう。

駆逐艦・雪風の元艦長 堀田(田中美央)をリーダーとする「巨大生物對策説明会」が開催される。そして民間の力だけで「ゴジラ」を倒す「海神作戦」の概要が元技術士官の野田によってなされる。

これは死をかけた戦いになる。従って志願者だけで遂行せざるを得ない。果たしてこの「海神作戦」で「ゴジラ」を倒すことは出来るのか・・・。

 

TATSUTATSU

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