邦画

映画「シン・ウルトラマン」感想・評価:彼は何のために地球に残るのか

サマリー


★★★☆☆(お薦め)

2022年5月13日公開 日本製作 SF特撮映画
監督 樋口真嗣
脚本 庵野秀明
出演 ●斎藤工
●長澤まさみ
●西島秀俊
●山本耕史
●有岡大貴

映画『シン・ウルトラマン』予告【2022年5月13日(金)公開】

 

ウルトラマンの前段階として1966年1月に始まった「ウルトラQ」。当時、僕は中学生で完全にこれにはまってしまった。「ウルトラQ」は27話作られ、あっという間に終わった印象がある(1話当たりの予算がけっこうかかったのが問題だったのでは?)。最高視聴率は37%だ・・・もったいない。

第一話「ゴメスを倒せ!」で度肝を抜かれた。30分足らずの番組で怪獣が2体も出てくるのだ。こんなに出しちゃってもったいないなーと思った。ナメゴンが出てきたり、マンモスフラワーも出た。僕が怖いと思ったのはケムール人と蜘蛛男爵のタランチュラだ。今見るとチャチだが、手作りで味がある。

「ウルトラQ」の後継として1966年7月から「ウルトラマン」がスタートした。これが大ヒット最高視聴率43%だ。そしてこの「ウルトラシリーズ」は次から次へと続いてゆく。

「ウルトラマン」はぬいぐるみなんだけど、その風貌が宇宙的で洗練されていた。ただ一つ気になるのは目の下の小さい穴は何なんだろーね。夏は汗だくで大変だったと聞いている。

そして今回は庵野秀明バージョンの「シン・ウルトラマン」だ。さらに洗練されている。CG画像でかつてのぬいぐるみから滑らかな動きになった。そして「ウルトラマン」の巨大さも誇張されている。

ストーリーを少し紹介すると。日本に正体不明の巨大「禍威獣(カイジュウ)」が現れる。政府は防災庁・禍威獣特設対策室(略称:禍特対 カトクタイ)を設立し対策に当たらせる。

禍威獣ネロンガが出現する。逃げ遅れた子供を保護するために、禍特対 神永新二(斎藤工)が現場に駆け付ける。ところが激しい衝撃から子供を守ったことによって神永は死んでしまう。

そんな時に空から巨人が現れ、ネロンガを倒す。巨人は神永の自己犠牲を目の当たりにして人間に興味を持つ。そして、死んだ神永と一体化する。神永は生き返ったように見え、「ベーターシステム」を使えば元の巨人に戻ることが出来る。

巨大人型生物は「ウルトラマン」と命名される。地球に既にやって来ていた外星人(宇宙人)ザラブ、メフィラス(山本耕史)は地球を乗っ取ろうと画策していた。

「ウルトラマン」は果たして外星人から地球を守ることが出来るのか・・・。

僕たちジジイとしては物凄く懐かしい。こんな形で「ウルトラマン」が蘇るとは思っていなかった。しかも「ウルトラマン」を倒した唯一の怪人「ゼットン」も出てくる。さらに「ゾフィー」もおまけだ。

昔を懐かしんでもう一回見よう。

TATSUTATSU

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